〜レッスン2〜


風洞実験の様子。この
実験でマシンの空力
効果の向上を図る。


風洞実験の巨大なファン。

  ミナルディのマシンってどんなの?

F-1マシンは現代自動車技術の集大成です。自動車だけでなくいろいろな分野の

テクノロジーが組み込まれています。またカーレースでつちかったノウハウが

一般自動車の技術にも大きく反映されています。意外にも皆さんの周りに

カーレースの技術が取り込まれているものがあるんですよ。

もちろんミナルディも最新技術の導入には積極的です。トップチームと比べてしまうと

開発速度は劣るかもしれませんがマシンの随所に独自のアイディアが光ります。




各チームが注目する
チタニウムギヤボックス



全自動タイヤ洗浄機
性能のほどは?

  ミナルディのアイディアってどんなの?

例えば「チタニウムギヤボックス」。ギヤボックスをチタニウムという軽くて剛性が

良い金属を使用しています。チタンを持つとあまりの軽さに私も驚きました。

ひじょうに硬い物質であるため精度の高い加工は難しいのですがミナルディは

チタニウムギヤボックスを開発し、マシンの軽量化とギヤボックスの剛性アップ

に成功しました。

ほかには「タイヤ洗浄機」。走行後のタイヤは人間が手作業でブラシでゴシゴシと

洗います。近代的なF−1に、似合わない光景ですね。そこでタイヤ洗浄機を発明。

洗浄機にタイヤを入れ、スイッチをポンと押すだけで数分後にキレイになったタイヤの

出来あがり。性能はどうであれ、こうゆうアイディアこそF−1サバイバルに生き残る

ひけつでもあります。



マシンよりエンジンの
性能不足に悩まされて
いる。


毎年少ない資金で
マシンの開発を進める。


素人じゃさっぱりの
高次元CAD。

  マシンの実力は?

ミナルディは毎年かなりポテンシャルの高いマシンを送り出しています。

マシンの実力はあるのですが、エンジンの性能がおもわしくなかったり、資金不足の

ため開発ができない状態がつづいたりしているのがいまひとつ結果に結びつかない

状態なのです。少ない資金でトップチームにひけをとらないニューマシンを製作・開発

するのは我々素人ではわからないものすごい努力とアイディアが必要とされている

はずです。

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