格闘家
これは、当のモナカ本人から伝え聞いた逸話である。
舞台はまたもゲーセン、ゲーマーの聖地と言ってもいい所でそれは行われた。
目の前にそびえ立つは「パンチングマシーン」。
友達「じつはさ俺、200kg以上出せるんだぜ」
モナカ「ふーん、じゃあやってみろよ」
カンキュウワダイ
パンチングマシーンはどうやって衝撃力を測定しているかご存じだろうか?
今の筐体はいざ知らず、昔はクッションが倒れ込むところに感圧計(ストTの感圧計のすごい奴)
が埋め込まれておりそれが、クッションが倒れ込むときの衝撃を感知(計測)しているのだ。
友達「びびるなよ」
ちゃりん
友達「みてろよ」
ウィーン(クッションがせり上がってくる音)
モナカ「ん?」
よくみるとパンチングマシーンに対しての立ち位置が、かなり違う事に気が付いた。
そして
友達「どりゃ〜」
ガゴッ
パンチングマシーンの本来出すべき音ではない音が響く。
しかし、モナカはそれを見てしまった!
助走をしていない
パンチングマシーンに接近しすぎている
クッションが倒れていない
第一、クッションを殴っていない
そして、身体がわずかに沈んだだけだ。
ちゃららら〜
249Kg
モナカ「はっはっはっ、なんじゃそりゃ?」
みなは気づいただろうか?
奴は感圧計にヒジをくれていたのだ。
友達「どうだ!見たか。」
モナカ「負けたよ、ジュースを奢ってやるよ。」
数分後友達の手に握られていたのはドクターペッパーだったという。