モナカとの出会い
このモナカと言う人物は面白い奴で、数々の伝説(暴挙)を目撃している人物だ。
そして破天荒な登場で鮮烈なデビューを果たした人物である。
出会ったのは高校(ちなみに工業)に入ってからだった。
そのころはまだ入学したてでもあり、秩序だった行動が著しく制限されていた頃
私は廊下側の壁際の席でボーっしていた。
知り合いがいないのを見越しての選択に後悔し始めたとき、それはおこった。
私の隣にはO氏という男がおり、そのO氏とモナカがいつの間にかしゃべっていた。
GED「あぁ、あの二人知り合いかな?いいなー」などとそっぽを向いていたら、会話が聞こえてきたのだ。
O「・・・・いやーそれほどでもないでしょ」
モナカ「いや、だって『頭脳戦艦ガル』だし」
爆笑
しかしここで笑い声を押さえたのは奇跡だった。
ここで爆笑してしまっては「変な奴」のレッテルを張られて3年間を暮らさねばならない。
だが、顔が歪むのを押さえることが出来ないほどの衝撃だった。
そんな心臓部に致命傷を受けた私を素早くサーチしたか、モナカと私の視線が絡み合う。
きっとこの時の私はニヤけっぱなしだったであろうことは想像にかたくない。
そんな私を見て、なにを血迷ったか私を指さして
「君!、知ってるね!このクソゲー、知ってるでしょ『ガル』!、知ってるね!」
GED「いや、その・・・(何なんだ、こいつは!)」
「い〜や、知っている!ク〜ソ〜ゲ〜!」
GED「 (俺の話を聞け!) 」
と言いつつ指を指しながら近づいて来るでは無いか!
事の発端とそれに続く異常な光景が、目の前で展開された。
日常ではあり得ない。まさに常識外からの不意打ち!
この不意打ちに翻弄された私の理性の堤防は崩壊し、爆笑。
以後、クソゲー談議と化す。
これ以来、3年間をつつがなく勤め上げ(?)、無事出所出来た事は幸運であったろう。
しがない束縛から解放されるきっかけを与えてくれた我が母校に感謝。
そして、もう会うことがないであろう、モナカに。
さらに、もしかしたら会うことが出来るかもしれないO氏、両名に感謝。
まあなんだ、ダメ人間の巣窟だったなぁ、あそこは。
一言: 所詮(ダメ)ゲーマーか