1999.12.18 |
先週の土日は久しぶりに風呂敷残業で仕事を家に持ち帰ったのだが、今週はゲンナリしてしまって、そのゲンナリの理由があまりにもバカバカしいので、やっぱり朝から呑んだくれの土曜日である。ウイスキーにも飽きてきて焼酎に切り替えたところ、妙にアッパーになっている・・・。 オレの酒は概してダウナー系と言うか、とにかく少しでもアルコールが入るとズーンと海抜マイナス20000メートルくらいに落ち込んでしまうのが常である。目は据わってしまうし、口数も少なくなる。とにかく、暗い酒である。知り合いと外で呑むときなどは、それを無理矢理アッパーに修正しようとして失敗ばかりしているが、自宅で休日に呑むのなら問題はない(同居人がブツクサ言い、それに敏感に反応したオレがわめきだして大ガンカする程度)。 ところが、どういうわけか、今日の酒はアッパー系なのだ。別に人生に好ましい転機が訪れたわけではないし、一夜にして人格が変わったわけでもないけど、極まれにカーッと回路がつながってアルコールが良い方向に作用してくれるときがあるもので、たぶん今日はその恵まれた一日なのだ。ともあれ、ささやかながらも貴重な上機嫌のひとときだ。 そういうとき、たいてい口ずさむ歌がある。吉田拓郎の「たえこMy Love」である。どうしてこの歌になるのかは自分でも分からない。他にもあれこれ口ずさむ歌は多い。でも、まずは自然に出てくる歌が不思議とこれなのだ。 しかし、一眠りして目覚めたときには、やはりズーンと落ち込んでしまうだろう。アルコールは、結局は浮力にはなってくれないのである。何だか、ソンしているよなあ・・・。 |