1999.11.28 |
アレに関して人間が考えることなど大同小異ならぬ大同小同なのではあろうが、それにしても・・・。 覗き見禁止のコケ脅しの水鉄砲、マリリン・モンローの蝋人形、浮世絵のまぐわい図、一寸法師の妙な映像劇、「下から除いてネ・」人形、大小さまざまな張り形、日活ロマンポルノかっていうような時代がかっている女優さんの出演する映像、そして出口にはグッズ売場・・・まあ、たとえば熱海秘宝館なら「寛一お宮」の蝋人形もあって、一応、地方色を出していたりもするのだが、コンセプトも構成も細部も、どこに行ってもほぼ同じである。 素朴な疑問として、あれしきのことで「もよおす」人っているのだろうか? 精力の有り余っている若いカップルならあんなの見なくてもオッケーだろうし、倦怠期の中年夫婦に効果バツグンとは思えないし・・・。 要するに、肝心な役割を果たしているとは思えないのだが、でもやっぱりそれなりの「歴史と格式」のある温泉場なら、秘宝館はあったほうがよろしい。 「ちょっとひやかしに入ってみるか」とか言いながら、あらぬことを期待しつつ入館して、でもやっぱり期待はずれの結果に少々虚しさを感じつつも、暇つぶしにはなったし、さてこれから宿でひと風呂浴びてメシを食ってカラオケでもやって、その後は・・・。温泉旅行のいい思い出にはならなくとも、ちょっとしたスパイスにはなるよね。 |