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 あなたと関羽・張飛・曹操の4人は、相国の間の中に入った。他の者は部屋の外で待機し、もし敵兵が来たら知らせる役を している。

 董卓がいたっ! しかしこの非常時にも隣に美女をはべらせているほどまだ余裕があった。

 曹操は宝刀を鞘から抜いた。悪魔は数十メートル先にいる。
 あなたたちは慎重に、じりっ、じりっ、と間合いを狭めた。

とその時、不穏な空気を察した美女の一人があなた達を指差した。

(美女)「董卓様! あれは!」

 悪魔の目がこちらを睨んだ。欲っする物をすべて手に入れた、残忍な人間の目をしている。これが悪魔の正体か……。

(董卓)「曲者め! それ、腹炎魔術(ほうえんまじゅつ)、脂炎烈柱(しえんれっちゅう)!!」

 これは彼が得意とする魔術であった。董卓の腹から、油を注がれた炎のようにどす黒い煙を放つ炎でてきた柱が あなた達めがけて飛んできた。

 関羽は青竜偃月刀で炎を振り払った。張飛も丈八点鋼矛で炎を遮った。

 しかし、貧弱な武器しか持たず、武勇も彼らに及ばぬあなたと曹操はもろに炎を食らってしまった。
 腕から胴へ、胴から首へ、首から頭へと、炎は見る見る体中を伝って広がっていった。

(劉備)「な、なんだこの炎は! 体に絡まっていく!」

(関羽)「兄者!」

 関羽はあなたの傍に駆け寄ると、炎をはらおうとした。しかし、その彼の手にも……。

(関羽)「ぐわっ!! 我が手にも炎が!!」

(董卓)「それは魔術でできた炎だ! 脂が染み付いているため、一度炎が点ったならば何ヶ月でも燃えつづける。 もはや諦めるのだな!」

(張飛)「おのれ、よくも兄者を!」

 ただ一人炎を食らっていない張飛が、董卓に襲いかかった。
 しかしその行く手を遮る大きな影があった。人中の呂布とまで言われた豪傑、呂布である。

(呂布)「お前の相手は私がしよう」

 あなたが、曹操が、そして関羽が焼けていく中、張飛の叫び声が部屋の中に響き渡った。

 残念だが、あなたの冒険もここまでだ。

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