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(劉備)「四天王が内紛をしている隙に、将軍たちを殺してしまおう!」
あなたがそう進言すると、関羽・張飛は頷いた。 (曹操)「我らの目的はあくまでも悪鬼董卓を倒すこと。将軍の間などに行く必要がない」 彼はそう言うと配下の者を連れて董卓がいるであろう相国の間へと向かった。あなたの元に残ったのは義兄弟の2人のみ。 (関羽)「兄者、肩を落としてはなりません。元々曹操殿とは同士にはなれなかったのです。我らは兄者にどこまでも ついていく所存です」 気を取り直したあなたは、将軍の間へと進んだ。 (劉備)「……むっ、なんだ、あの怪物は……!!」 あなたが見たのは、右腕を巨大な矛と融合させた男だった。名具と言われる方天画戟である。 (男)「……ぐっ、この呂布をもってしてもこの技を使うと、腕に痺れを感じずに入られぬ……」 (張飛)「呂布……、どこかで聞いたような?」 (関羽)「義理の父を名馬に目がくらんで殺したというあの呂布か……」 右腕を矛と一体化させた呂布の姿は、もはや人間離れしていた。まさに悪魔に魂を奪われ、強くなることだけを望んだ男の 末路であろう。しかし、それ故に戦いになったら手ごわいに違いない。 あなたは迷った。まだ相手は我々の存在に気付いていない。今なら引き返して曹操と合流し、董卓を倒しに行くこともで きよう。しかしそれでは、曹操に合わせる顔がない……。 両脇で、荒荒しい息遣いが聞こえた。関羽と張飛が呂布を見て興奮しているのである。これが豪傑の定めなのか、強い者 を見ると戦いたくなるらしい。 彼に恐れを感じたとは、二人には言えなかった。 (張飛)「兄者、俺にやらしてくれ」 (関羽)「いや、私に」 あなたは二人に、呂布と戦うことを許可した。 まず奴の前に踊り出たのは張飛だった。 (張飛)「やあやあやあ! 俺様は張飛翼徳! 貴様と一騎討ちをしたい!」 (呂布)「……この俺様と一騎討ちだと!? 笑止な!」 奴がそう言った瞬間だった! 呂布の右腕についた方天画戟が突然伸びたかと思うと、張飛の心臓を貫いていた! (関羽)「な、何……!?」 それが関羽に出すことのできる最長の言葉だった。次の瞬間には彼の首もまた、方天画戟の餌食に……。 天下無双と信じて疑わなかった豪傑が2人も、ほんの数秒で討ち取られたことを、あなたは信じることができなかった。 (呂布)「生身の人間など、どいつもこいつも風に飛ばされてくる紙くずのようなものだ……。斬り捨てたとして手応え すら感じん」 呂布の瞳はどこか無気力感が漂っていた。 (呂布)「もう一人、紙くずが……」
あなたが避けようと思う間もなく、あなたの首は方天画戟によって宙に飛ばされていた……。 |
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