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 あなたは役人に誘われるまま、彼の屋敷に上がった。
 屋敷といっても庭があるわけでもなく、庶民の民家に毛が生えた程度の広さしかない。

 役人の妻らしき女が、3人にお茶を入れてくれた。使用人もいないのだろう。

(張飛)「なんでこんな貧乏役人と話をしなくちゃいけないんだ。こんな家なら、俺の肉屋のほうが よっぽと豪勢だわい」

(劉備)「口を慎め、張飛」

 あなたに窘められて、張飛は面白くなさそうにお茶を一気に飲み干した。

 あなたと関羽は役人に礼を言うと茶を口に含んだ。

 そしてしばらく諸国の話しを役人に聞かせていたが、気がつくと自分の口がうまく回っていないことに気がついた。
 酒を飲んだわけでもないのにどうして…。

 まず張飛がその場に倒れた。続いて、関羽も…。

(役人)「やっと薬が効いてきましたね」

 あなたもその場に倒れ込んだ。息ができない。額を床に押し付けて苦しみに耐える。

(役人)「私は陳宮と言います。洛陽の都を取り締まっています。あなた方は大した志もないのに旅行を楽しんでいる そうですね。さぞかし旅費もかかることでしょう。それに持っている武器も並の物ではない」

(劉備)「我らをどうする気だ…」

(役人)「まだ分からんのですか? あなた方の所持品を奪った後、董卓を倒そうとした下郎として処理すれば褒美にも あり付く事ができる。まさに一石二鳥というわけです。しかもその武器を使えば、あの董卓を倒せるかもしれない」

(劉備)「違う…私達は本当は大志を抱いて…」

 あなたはこの期に及んで本当のことを言おうとした。しかしもはや声が出なかった。

 残念だが、あなたの冒険もここまでだ。

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