原料が雑草のバイオエネルギー

バック・トゥ・ザ・フューチャーでは、ゴミを燃料にしたタイムマシンが登場したが、岐阜県のベンチャー企業が開発したバイオエネルギーは、雑草を主体として作ることができるという。

バイオ燃料としては、トウモロコシが有名だが、食糧を燃料にすることは決して好ましいことではない。なぜなら、バイオ燃料の消費量が増えれば増えるほど、食糧としてのトウモロコシが減少し、価格高騰に繋がるからだ。人用はもとより、トウモロコシを餌として飼育している家畜の肉の高騰にも繋がる。

その点、雑草がエネルギーになる場合、このような問題は発生しない。

しかも、このベンチャー企業の装置は超小型。国が取り組んでいるプラントの多くは、巨大な装置であるため広大な敷地を必要としますが、この企業の装置であれば、一般的な工場でも充分設置できるサイズであるため、地産地消が可能になる点や、導入の敷居が低いことが利点です。

また効率もよく、採算ラインと言われている100円/Lに対し、国の効率が150円/Lなのに対し、このベンチャー企業は50円/Lを達成している点も、導入が期待できる点です。どんなに設備が小型であっても、採算性が悪ければ普及しないからです。

課題はまだあるようですが、雑草が多く存在する地方での新たな産業として注目されています。

詳しくはこちら→ NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/1129.html

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