腫瘍マーカー、血液検査

昨日、テレビを見ていたら、血液を採取して、将来がん細胞になる可能性のある細胞を見つけ出す検査があることを知りました。

ネットで調べたら、血液だけではなく尿からもできるものがあるらしい。

がん細胞は遺伝子の一部が傷つくことで発生するため、そういった細胞をチェックすることで、癌の発生リスクを数値化し、予防に備えるというもの。

検尿や血液採取だけであれば比較的簡単にできるという点で、素晴らしくないですか!? たとえば地方で癌検診ができる専門の病院がなくとも、これらを採取して高度な検査のできる病院に送ればいい訳だから。

特に、福島の原発事故による放射能漏れで、子供の尿から濃度の高いセシウムが検出されたことからしても、今後統計的にその地域に住んでいる人の発がんリスクは高まる可能性があるわけで、国は癌予防の観点から定期的に住民に対してこの検査を実施すべきではないのかと感じました。

もちろん、この数値が高いからと言って必ず癌になるというわけでもなければ、低いからと言ってならないとも限らない。けれど、例えば従来数値の低かった人が急に高くなれば、何かあるのではないかと、精密検査を受けるきっかけになれば、早期発見に繋がり、命を救うことにもなる。

是非、福島や北茨城、あるいは千葉沿岸地区に住んでいる方まで広げてでも、国は国民の生命を守るために実施してほしいものです。

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