夜会Vol.16 夜物語~本家・今晩屋 ネタバレblog2009/11/20 03:02

今年も去る11/18より、夜会が赤坂ACTシアターで始まりました。
ということで、ネタバレ板をこちらに準備いたしましたので、ご自由にお書き下さい。

なお、こちらはプロバイダのBlog機能を使っている関係で、コメントは50件が最大になります。

50件を越えた場合は、新スレッドを立ち上げますので、よろしくお願いいたします。

コメント

_ 猫左衛門 ― 2009/11/20 10:44

再演ということで、勢い初演との比較という観点からになってしまいますが。阿部さんのBBSとも一部被りますが、半ば教えて君モード。
1幕
左右両サイドの滝(崖)のセット。前は左右ともほぼ同じ形状だったが、今回は右が左より少し低く、上端が平坦?
シーンにより、ブルーの照明や水面を現す照明等で水底を表現。前作ではなかった(と思う)。
寺からまりが転がりだすシーン。まりの数が前作よりずっと少ない(ような気がした)。
「月」の種類が増えている。
身投げシーンの後。みゆきさんがわらぐつをみつけ、それを抱きしめるシーンあり(前作は抱きしめるのはなかった、と思う)。
ひしゃくをバットがわりに、まりをつかってバッティング練習するみたいなシーン。前作でもありましたっけ?
2幕
なんといっても「ほうやれほ」。母の悔悟がより強烈に描かれています。
香坂飼育員の持つバケツの絵は、油絵みたいに立体的な絵です。

_ 焼き芋 ― 2009/11/20 17:33

そうですよね 二幕は木(カチーン)が入ってはじまるんですね。

二幕のアナウンスもみゆきさんだったら・・ヘンかも・・って思ってましたので  ほっ

水族館の背景に大時計
悔やまれてならぬ ってまで言わなくても分かるけど・・。
みんなで目隠し・・? あぁ~なんか本家 にぎやかですね。

_ たま ― 2009/11/20 21:12

本家では、元祖で「わかりにくい」と思われていた部分が、みゆきさんや香坂さんのセリフで”説明”されるようになったと思います。

たまたま休憩時間にスタッフの人が親しいお客さん?にロビーで話していたのが聞こえてしまったのですが、「だいぶわかりやすくなりましたね」っていっていたのが聞こえました。わかりやすさを求めての”本家”だったのですかね?でも帰り道のお客さんは「わかったような、でも難しい~」っていっていた人もいました。うーん、人それぞれですね。

私は、2日目も見ましたが、2日目はちょっとハプニングがところどころであったりして・・・”あれ?””うん?”と思うところがありました。みゆきさんも「2日目で、緊張感あふれる芝居となって・・・」みたいなことをおっしゃっていました。私も途中何度か、大丈夫かなぁ~と思うこともありました。まあ、ハプニングも芝居の内と思えばいいんですけれどね、「そうしたかったんだ!」って。
ちょっとドキドキした2回目でした・・・(ネタとは関係ないですが・・・)

_ 猫左衛門 ― 2009/11/21 18:48

本日放送のFM、NACK5の番組で、みゆきさんご自身のネタバレ的ご発言を聴いてしまいました。
原作(鴎外の山椒大夫)の解釈について。
本当は、そもそも旅に出たのは安寿と厨子王の2人だけで、
母と姥竹は前に死んでいたのではないか。
母はあまりにも簡単に子を奪われてしまう。
聖なる愚者。生きていなかったのでは。
姥竹も生きていなかったのではないか。
安寿の、世話をしなければという気持ちが姥竹。
地蔵は母。

うーむ、そうだったのですかーーーーー!!!
って思いました。

_ 猫左衛門 ― 2009/11/21 18:55

一見、変わってなさそうな部分も結構変わっているようなので、衣装も全部新調されたんでしょうかね。
2幕の着物は、前と同じに見えましたが、1幕のブルーの衣装は、何となく前よりシャキッとしたというか肩の辺りとかがシャープになったような気がしたのですが。

それと、これは前からと思いますが、今更ながら花嫁のウェディングドレスは白ではなくて薄いブルーだったのですね(但し、部分的に明らかに純白のところもあった)。先入観からてっきり純白で、青っぽくみえるのは照明のせいとばかり思っておりました。

_ たま ― 2009/11/22 00:13

猫左衛門さんが聞かれた番組を私も聞きたいと思いました。

みゆきさんがこの物語の中で「母はあまりにも簡単に子を奪われてしまうことに、”本当は、そもそも旅に出たのは安寿と厨子王の2人だけで、母と姥竹は前に死んでいたのではないか”」と思ったというのは、そう思わずにはいられないほど、みゆきさんが家族や人に対して強い愛情をもっている人なんだと思いました。
この部分に”ひっかかるもの”を感じる人は、多いのでしょうか?1つの物語にも”ひっかかるもの”を感じる場所や場面は人それぞれ違うんだなあ、また違っていいんだなあと面白く感じました。
私は、その部分はまったく素通りしていました。そういうこともあるかもしれない・・ぐらいに。

_ ゆうこ ― 2009/11/22 03:18

今日観てきました。
藁靴を抱きしめるシーン、元祖でもありました。
思わず抱きしめ、そのあと我に帰って怖れるように靴を放り出すシーンは印象的でした。

_ 管理人 ― 2009/11/23 15:59

あ、ゆうこさん、昨日はどうも(^▽^)
あのあと世情に行かれたんですか?

>猫さん
寺からまりが転がりだすシーン、数は少なかったですよね? 前回、あれが108個または109個あるのではないか? という人がいて、ざくっと数えていたら150個以上はあったんですが、今回は120個ぐらいでした。

ラスト、延々と出てくるところがなかった気がします。

ひしゃくをバットがわりに、まりをつかってバッティング練習するみたいなシーン。前作でもありましたっけ?

記憶にはないですね~。ただ、童が遊んでいるときに、前作ではみゆきさんが何をしていたか思い出せないので、なんとも言えないですが。

>焼き芋さん
みんなで目隠しは、確かに前回ありませんでした!!
結局、みんな罪を背負っているということなんでしょうが、前回みゆきさんだけ目隠しをしたのは「母が盲目である」ことを表現したと思っていたので、罪があるから→目隠し? はちょっと変な気もしました。
ただ、額の十文字を隠すためなら…理解できますが。

>たまさん
わかりやすくなっている…と言われつつ、やっぱりわかりませーん(涙)
でも、確かに台詞は今回多かったですね。特に香坂さんの台詞が増えたような気がしました。

_ ちゃーりー ― 2009/11/23 20:41

昨日、夜会を観てきました。
今回の夜会は多少の補足で「わかりやすさ」が図られていたと思いますが、内容すべてを観た人全員が理解できるまでは変えられていませんでした。

さて、夜会を観てぼんやりですが分かりはじめたことがあります。

これまでは「109回目の除夜の鐘」が何を意味するのかはっきりしませんでしたが、この曲が歌われた後にキャストが登場していたので、どうやらこの鐘の音は前世での煩いを抱えたまま転生する合図になっているようです。
また、前回の夜会で「安寿」役が三人に分散していて何が何やら分かりませんでしたが、元々の「安寿」役を土井さんと考えると残りの二人は「安寿」の気持ちを代弁しているのだと思います。なにせ、土井さん演じる「安寿」はしゃべれないのでこうなるのでしょうね。「母」や「姥竹」も「安寿」の家族ですから代弁してもおかしくはないです。

_ 管理人 ― 2009/11/23 23:35

なかなか全てを理解するのは難しいですよね。

「109回目の除夜の鐘」の解釈、ありがとうございます。
そうですね。歌詞にも「109回目の除夜の鐘~なりまやませけばどーなろか~♪ このまま来生になれもせず~♪」ってありますもんね。

罪の記憶を残したまま、何度も何度も悔やみながら生まれ変わっているのが彼らで、赦され河に繋がっていくと考えると、全体のストーリーは見えてきます。

_ はや ― 2009/11/24 00:36

私は元祖が好きだったので、本家は説明くさくなったんじゃないかと心配したのですが、あまり変わっていなくてむしろ、ホッとしました(ちなみに、DVDでも24時着0時発のほうが好きです)。
第1幕の香坂さんのセリフは確かに長いので、2日目にあそこで、香坂さんのセリフが飛んだのも無理からぬかも。
「ほうやれほ」も、良かったです。これは、元祖も本家も同じくらいかな。
みゆきさん以外の赤い目隠しの点は確かに変わっていましたね。どちらかというと、整然と退場していた元祖のほうが好きかも知れませんが、ここは「十文字」のみゆきさんの圧倒的なパフォーマンスが勝るので、どちらでもいいと思いました。
変更点で一番印象に残ったのは、「赦され河、渡れ」の後の、今晩屋さんの「夜いらんかいね」です。元祖では、ここはそのままみゆきさんが歌うので、「赦され河、渡れ」のみゆきさんと区別がつきにくかったのですが、本家では、「夜いらんかいね」を歌ではなく、呼び声で3回くらい繰り返し、それからメロディに合わせて歌っていました。これも、相当難しいと思いますが、さすが、みゆきさんですね。ぴったり合っていました。
今日の席は、右サイドでスピーカーに結構近かったのですが、それ以上に、みゆきさんの声の調子が良かったんじゃないかと思います。みゆきさんの挨拶の軽口にも、そこはでていたんじゃないかしら。大阪夜会から9か月振りですけれど、やっぱり、凄いものみたという感じです。

_ はや ― 2009/11/24 22:48

23日夜会の追加です。

1 第1幕、暦売りのみゆきさん登場時、会場から拍手。元祖のときは、拍手があったときとなかったときがあったのですが、この日は大拍手。本家は、毎回、拍手があるのでしょうか。それを受けてか、みゆきさんが風呂敷を背負いながら舞台に上がった後、会場を振り返るのですが、すっと右手を高く挙げて二階席あたりめがけた視線、そこでまた大拍手が起こって、暦売りさんは、カーテンコールのように、右手を前に回して(左手は風呂敷抱えたまま)、優雅なお辞儀をしていらっしゃいました。元祖のときもこのような動作をしていらっしゃいましたっけ?拍手がないときは、どうするのかしら?

2 ハプニング
「赦され河、渡れ」の時だと思いますが、皆が階段を上がって揺れたのか引っかけたのかわかりませんが、「ほうやれほ」の予備の穂が、舞台縁から出て階段に引っかかっていました。「ほうやれほ」は、みゆきさんが目隠しをして舞台のへりの真中の印を手探りで確認した後、そのまま向って左(みゆきさんからは右側)の穂を取りだすのですが、ちょうど、その反対側(向って左、みゆきさんからは左)に予備の穂が仕組まれていました。あの場面は、みゆきさん以外、舞台には誰も出ていませんし、みゆきさんは目隠しをしているので、万一最初の穂を取りそこなったときは、予備の穂を取るんでしょうね。

_ ローリング ― 2009/11/24 23:11

本家でどうしても気になるところがひとつ。

最後に天鏡を歌うシーンです。本家では今晩屋が「夜いらんかいね」歌ってそのまま(今晩屋の紺の着物を着たまま)天鏡に入っていました。

元祖では最初から全身白装束で天鏡だったと記憶していますがどうだったでしょうか。


今晩屋が天鏡歌うってことは天鏡の「涙を称えた瞳」は鏡に映った今晩屋の瞳なんかなぁとか思ってました。


>はやさん
はじめまして。ローリングです。冒頭のお辞儀は元祖3回見に行きましたがやってませんでした。本家から「はじまりますよ。よろしくね。」的な要素をいれたんだなぁと思いました。変わったとこその1ですね。拍手したとたんだったので拍手に答える意味でしょうが、拍手なくてもお辞儀すればみんな拍手するでしょうね。

_ はや ― 2009/11/24 23:50

>ローリングさん、こちらこそはじめまして。

そうですね、元祖のときは、暦売りさんは舞台にあがって、振り返って(汗をぬぐう?)しぐさか何かをしただけだと思いました。
本家は、5分前のアナウンスから観客が舞台のみゆきさんに取り込まれて、登場と同時に拍手があったのかもしれませんね。確かに、5分前のアナウンスは効果覿面で、私の周りも笑いが起こったと同時に、そのあと、シーンと緊張していましたもの(笑)。

天鏡を唄うシーンは、元祖でも、今晩屋さんの半被を着ていたような気がします。「夜いらんかいね」が半被を着ていたのは間違いないのですが、そのあと、みゆきさんはとても丁寧に半被を畳んだ記憶があります。これは、やはり、天鏡の後、水が流れた後、マイクを前に置いて行ったような気がしますが。
そういえば、23日は、天鏡で流れた水の量も元祖のときより多かったような気がします。

私は、元祖の時は、天鏡には違和感があったのですが、「DRAMA!」を聞いて変わりました。良い曲だなとしみじみ思いました。
ちなみに、舞台の天鏡ではCDと異なり、ラスト思いっきりキーを挙げていますね(C#)。これも、みゆきさんらしいです。

なお、先ほどの穂の話ですが、予備の穂の仕組まれた位置は、みゆきさんから左、向って右の誤記でした(^^;

_ 焼き芋 ― 2009/11/25 00:03

はやさん その予備の穂?ですが22日もありました。

二部はじまって 初めから出ているので気になって注目してました。 
でも 右手で右側のいつもの穂をつかまえてくれました。

今日はどこで何を間違えるのか・・・どきどきがたまりません。

_ はや ― 2009/11/25 00:20

>焼き芋さん、こんばんは。

そうですか。結構、予備の穂も、手を取りやすい位置にあるんですね。
私は、元祖と同様、「ほうやれほ」のみゆきさんは、舞台ぎりぎりにいらっしゃるので、落ちないかと思って、ハラハラしていました(笑)。穂を取る前の身体の向きを変える際は、舞台の縁の印を右手で確認していらっしゃいましたし、身体の向きをそこから後ろへ変える際も、巧みに足の甲で舞台の縁を触っていらしたので、大丈夫だと思いますが、あれは心臓に悪いですね(笑)。

_ ちゃーりー ― 2009/11/25 12:13

>管理人さん
いえいえ。解釈を参考にしていただければ幸いです。

僕も赦され河でみんなが目隠しをしていたのには驚きました。でも、これではっきりしたことがあります。
確か十文字は手に刻まれていると「十文字」の中で歌っていたと思うので、目隠しをするということは、その十文字=過去の記憶に対して盲目であることを指しているのだと思います。
それを赦され河ではずすということは、みな船に乗り込んで河を渡る際には過去の記憶に目を向け、しっかりと受け止めるんだと感じました。つまり、過去の記憶から逃げていては救われないということでしょうね。

あっ、写真を送っていただいてありがとうございます!!

_ たま ― 2009/11/25 20:40

コメント数が一気に増えていたので、びっくりしました。
「ほうやれほ」のときの穂に、予備があったとは知りませんでした。そうですよね、途中で落っこちてしまったり、つっかえたら空の手になっちゃいますものね。
そういえば、最後の場面は後で水が流れるから舞台は少し(かなり?)傾斜になっていますよね。そこで、後ろを向いて、目隠しして、前を向いて、「穂」と探って取ってっていう動作は結構、怖いものがありますね。今頃気がつきました。ほんと、私がやったら落っこちるかもしれません。前と後ろがわからなくなるかも?(-.-)
動作も忙しいし、歌も歌わなくっちゃだし、前は見えないし、みゆきさんすごーい(今頃気が付いています・・・)
もう、何回も演じていて舞台と体が一体化しているのかしら?

_ 猫左衛門 ― 2009/11/26 12:50

たまさん、
遅レスで失礼します。

>そう思わずにはいられないほど、みゆきさんが家族や人に対して強い愛情をもっている人なんだと思いました。

そうなんでしょうね。
弟からみれば死んでしまった姉に裏切られたと感じたかもとか、世間的には姉を置いて逃げたと言われたろうが、弟本人の気持ちはどうだったろうとか、弟の行為を弁護するような見方を強調されてらっしゃるのも、みゆきさんのそういう部分の現れではないかという気がします。

>この部分に”ひっかかるもの”を感じる人は、多いのでしょうか?

私の場合、母は世間知らずのお嬢様育ちの人というのと、自分自身悪意のない人なので、悪意を持った人がいるなどとは現実には考えもできないというタイプの人だったので、ああなってしまったのだろう位に考え、特段疑問は感じませんでした。

>猫左衛門さんが聞かれた番組を私も聞きたいと思いました。

一応、MP3にしたものを先日入手したのもありますが。

_ はや ― 2009/11/27 00:21

今晩屋で、最大の謎は、「暦売りさんは一体何なのか?(あるいは誰なのか?)」って、ことでしょうか。

実は、私は元祖のときから、「暦売りさん」についてはあまり深く考えていません。だから、今晩屋が難解とか、あまり悩む必要がないのかもしれませんね。

第一幕の最後のほうは、暦売りさんはどうしても、安寿の化身のような役割を果たしています。ホームレスの画家に、「都に逃げよ」と告げるのは暦売りさんですから。

第二幕の暦売りさんは、母の化身なんでしょうか?

_ 焼き芋 ― 2009/11/27 00:44

とにかく あの方バイトなんですよね。

バイトのお代はどこからでるんでしょう。

_ ちゃーりー ― 2009/11/27 11:28

>はやさん
焼き芋さんがおっしゃるように暦売りがバイトだと考えると、暦売りは今晩屋のバイトだとするのが自然な感じがします。
また、この暦売りは母の生まれ変わりでもあるとすると、二幕の流れは筋が通ります。
なので、一幕での立場をどう考えるかが問題ですね。
個人的には土井さん演じる安寿が暦売り=母を使って自分の気持ちを代弁させているのかな、と解釈しています。

>焼き芋さん
「夜を売る代わりに昼をいただきましょう」と歌っているので、バイト代は「昼」なんですかね~?もらって何が嬉しいのかよくわかりませんが・・・。

_ (未記入) ― 2009/11/27 17:28

>ちゃーりーさん 
ただの夜じゃないんじゃ・・願うほど 探すほどの よる。
かわりに昼はひとつじゃない。
一対一のトレードじゃないんですよね。
雇い主は今晩屋さん・・なるほど。

_ 焼き芋 ― 2009/11/27 17:32

上記 記名もれしました。

_ 焼き芋 ― 2009/11/27 22:44

あっれ~? 日つけも曜日も書いていない暦を売る

暦売りさんは今晩屋さんなんじゃないんでしたっけ?

_ はや ― 2009/11/28 00:19

>焼き芋さん、ちゃーりーさん

暦売りさんが今晩屋さんのバイトという解釈、なるほどと思いました。
私は、元祖のときは、暦売りさんって、精霊みたいなものかな~と、漠然と思っていました。
精霊であれば、特に誰かの化身ということなく、すべてのその場を代弁する存在だから、ちゃーりーさんの言われるように、第一幕は、安寿の転生(亡霊?)である禿を代弁し、第二幕は母を代弁する存在かな~と。
ただ、第二幕は、衣装のせいか、母のイメージが強いですね。十文字でも、こびやまさん、香坂さん、土居さんの3人に十字路で糾問されているのは、暦売りさんであり、母だと思えるので。

_ はや ― 2009/11/28 00:35

>焼き芋さん

ちなみに、暦売りさんって、何を売っているんでしたっけ?

本家では、第一幕で、成仏双六、レプリカ(実は本物)のお椀(おりん)、セールのフラッグはあったけど、そのぐらいかな?
売っていないのは、「名前」でしたね。

第二幕では、年末年始のツアー(暦付き)

今晩屋さんは、「あの夜」でしたね。

とすると、「暦売り」と言っていながら、ストレートに暦を売っているわけではないんでしょうか?

_ 焼き芋 ― 2009/11/28 01:04

暦売りさんはたしかにバイトですが勤め先は不明です。

もし今晩屋さんがいろんな姿であらわれて、暦売りさんもそのひとりだとすると、今晩屋さん自身アルバイトだったりして・・。夜を売ったり昼とかえたりすることは、本職ではなくまたそんな能力はないんだ・・とすると
天鏡につながっていくのかなぁと。

つまりバイトのお代はなんでしょう?
赦され河ですか?
わからないままでいいですけど。
はまります。

_ 管理人 ― 2009/11/28 01:14

穂を取るシーンの前、みゆきさん、場所を確認するかのように座ったのがとても印象的でした。当然ですが、目印があるのでしょう。

それでも、あの微妙な傾斜で舞台ギリギリに座るのは確かにちょっと怖いかもしれないですね。

ちなみに、僕は手まりをするシーンがいつもハラハラしてしまいます。


僕は今晩屋さんの立ち位置というか、キャラが未だによく分からないです。

夜を売るとは何を意味しているのかも。「代わりに昼をもらう」というのも、よく分からないです。

「皆さん、よい夜をお持ち帰り下さい」ってラストでいうみゆきさんの言葉も、しっくりきていないのが実情です。

今晩屋さんって、いったい誰なのでしょう???

_ ちゃーりー ― 2009/11/28 11:42

>はやさん
おっしゃるように暦売りの立ち位置は精霊のように見えますね。根っこは母なんでしょうが、精霊のように誰かの気持ちを代弁する能力を転生後に備えたのかもしれません。

>焼き芋さん
暦に何も書いてないのは前回からずっと不思議でした。
ただ、「暦売りの歌」を聞いてると、真っ白な暦を過去に持っていくことで過去の過ちを直し、また、真っ白の暦=未来の暦を先取ることで過去の過ちを忘れることができるのかなと思いました。
昔の暦と新たな真っ白な暦をくっつける場所というか時間が「夜」なのかなと、漠然と考えています。

>管理人さん
手まりのシーンは、かなり練習なさったでしょうがかなり危ないですよね。手まりが客席に飛んできたらどうしよう~とか本番中考えていました(笑)

今晩屋さんの解釈は色々あるでしょうね~。個人的には、過去をリセットしたいという限りない人間の欲望が目に見える形となって現れたのが今晩屋さんだと思います。
仮に過去がリセットできればその過去に基づいた今=昼はいらなくなるので、その昼をお代として払うのかな~と。考えるほどよくわからなくなります。

_ 焼き芋 ― 2009/11/28 13:56

〉はやさん
名前もてきとうに売っていましたね。
売るだけじゃなく寺からいろいろ持ちだしたりしてました。あなた 本物持ちだしたでしょ かえしてチョーネ って言われてましたが偽物なら持ってっていーよって事ですかね((笑)
〉管理人さん
まりつきのシーンは緊張しますよ・・こっちには飛んでこないでねって思います。みゆきさんの柄杓のバット 風船にバシッとストライクでそうですね。

〉ちやーりーさん
深いですね(@゚▽゚@)
いろんな鑑賞の仕方があるもんですね☆また何か発見があったら教えて下さい。

_ 焼き芋 ― 2009/11/28 15:13

過去を骨を罪を喰ろうて  真っ白になっちゃったんですかね暦。カレンダーとか時間そして繋がり。みゆきさん度々テーマに挙げられますね。
>猫左衛門さん
元祖ではいろいろ解説頂きました。現世の因縁あるものをとってくれるのだとか水族館の底を歩いてるのに下に向かって餌をやるのは・・なんかの回答?をありがとうございました。さて本家ですが 禿とあんじゅさまはなんで同時に入水することになったんでしょう?後々一体化する安寿への伏線ですか?

_ 猫左衛門 ― 2009/11/28 19:55

>かわりに昼はひとつじゃない。
一対一のトレードじゃないんですよね。

今後の昼全部=今後の人生と交換とか。
一度死んで転生しないかぎり、過ぎ去った時は取り戻せない、というようなことかも。
海嘯の「夢の代わりに」が思い出されたり。

>当然ですが、目印があるのでしょう。

ステージ前端(階段最上段)の下面に少し突起があり、そこに触れて確認されてらっしゃるようです。

>禿とあんじゅさまはなんで同時に入水することになったんでしょう?後々一体化する安寿への伏線ですか?

みゆきさんの原作解釈の姥竹(前に死んでいる)=安寿の世話を焼く気持ちという部分の強調かも知れません。よくわからないですが。

_ 焼き芋 ― 2009/11/28 20:26

>猫左衛門さん 有難うございます。

強調・・!? 世話をやく気持ち。
せっかくなのに見そびれちゃうかもですね。

消火器に続く場面なのでいいんですかね。

_ かみ~や ― 2009/11/28 23:14

27日夜会報告

お久しぶりです。27日に初本家してきました。
元祖を基に、少しずつバージョンアップさせようとした点がたくさん感じられ、満足です。特に、最後の「天鏡」で、みゆきさんの伸びやかな高音が、元祖の時よりもパワーがあったような感じで、ぞくぞくしました。

さて、「海に絵を描く」のシーンで、元祖の時の小道具「絵筆(毛筆の筆?)が、左官の「こて」に変更されていました。コビさんの役回りが「元・画家のホームレス」ということなので、現役の画家ではない?からコテなのかな?とは思いましたが、歌に合わないので違和感がありました。みなさんはどう思われますか?

【ハプニング情報】
・「海に絵を描く」の場面で、コビさんが振るうコテの勢いがあまって、手すりの欄干の先っぽをひっかけて壊してしまいました。しばらく破片が床の上に落ちていましたが、あとでコビさんが上手に拾って処分していました。さすがプロと感じました。

・2幕で透明な魚が手すりに引っかかって止まってしまっていました。どうなっちゃうのかな?と思っていたら、香坂さんが違和感なくはずして、無事、奈落に帰って行って、ほっとしました。

_ 焼き芋 ― 2009/11/28 23:30

>かみ~やさん こんばんは

筆の方が・・好きですよ。

_ 美雪LOVE ― 2009/11/29 23:09

みゆきさんが、ラジオで母親と姥竹は最初から生きていなかったのではないかと言われていたとは…。
母親が何故そんなに簡単に騙されるんだろうって彼女思ってたみたいですね。
私は、姥竹さんは何故簡単に入水自殺してしまうんだろうと思っていました。
ホントに安寿と厨子王のことを思っているなら、最後まで彼らの面倒を見るのが筋なんじゃないかと思うし…。12月5日の昼のNHKのラジオにみゆきさん出演されるっぽいから聞いてみます。多分NHKだから、日本に住んでる方は聞けると思います。(^O^)

_ 管理人 ― 2009/11/30 00:51

今夜、二回目の夜会を見てきました。
感想としては…あれ? 一週間前に見たのと、微妙に違う気がしました。みゆきさんほか、皆さんのイントネーションとか。

それと、今回N列の端っこでしたが、音はいいですね。むしろG席より音だけならよかったかも。

気になった点…。

前から違和感を感じていたことですが、1幕で、鞠に誘われて禿(かむろ)が寺に入っていき、それを安寿が手を合わせて喜びます。ああ、ようやく成仏できたのね…っと思いきや、元画家のホームレスを燃える寺に呼ぶため再び登場、しかもその後、安寿様と一緒に入水してしまう。

ってことは…結局禿は成仏できなかったと言うことか…??

しかも、1幕で燃える寺に入っていったホームレスは、結局忘れることができずに!? また来生でも自分を忘れている??? のかな???

縁切り寺も燃えちゃってたから、効力がなかった…とかじゃないと思うんですよね。あれは火葬をイメージしているような気がするので。

ちなみに、1幕で禿と安寿が残した靴を、2幕でみゆきさんが履いて登場するところからして、たぶんあの魚は安寿の現世なんだと思いつつ、でもでもそうすると香坂さんも花嫁も、みーんな安寿!? ってことにならないかい!?

とか更に謎は深まるのでした。

ひとつの命が何回も生まれ変わるという輪廻の既成概念をとっぱらって見ないといけないのかなぁ~?? という気がしました。

_ たま ― 2009/11/30 22:07

>猫左衛門さん
猫左衛門さんが聞かれた番組は、MP3にしたものを先日入手されたのですか?どーにかして、私も入手できるのでしょうか?

またたくまに、みなさんのレスが増えていてびっくりしました。私もまた見られる機会がありますので、みなさんの”解釈”を受けながらじっくり見たいと思います。解釈がまた膨らむか、疑問が膨らむか・・・本家が終わってもまだ私の中では終わりそうにありません・・・。

_ 猫左衛門 ― 2009/12/01 13:12

寺の炎上は、弟=逃げて・隠れて・名前も変えて・出世して・いい人生でしたね、みたいな世間の視点ではなく、その後の彼の人生は生きながら業火に焼かれるくらい苦痛に満ちたものだったのでは?という見方をあらわしているのかな、とも感じます。姉を捨てて逃げたという思いから。逃げた時点でその覚悟も持っていたろうという。
みゆきさんは、ご自身が弟の立場だったら、そういう気持ちだったろうというふうに感じられたのでは。
(単なる憶測ですが)

_ 焼き芋 ― 2009/12/01 22:33

♪逃げよ逃げよ少年~

結局 逃げるには 置き去りにせよ骨肉を なんでしょう。
大切なものなんてはなからないと思いこもう~。

でも鏡にうつちゃうのは愚かさいとしさでした。
~夜物語~

_ はや ― 2009/12/02 00:03

私は、寺の炎上は、弟が捨てた過去全てを表しているのかと思いました。
姉に「都へ逃げよ」「都は夜のないところぞ」と言われ、弟はその言葉に従って、逃げる。
「都の灯り」で、「明日のために今日を捨て」と歌われるように、弟は名前も姿も変えて、後ろを振り向かずに都へ通じる寺の中へ入っていく。だから、禿も庵主も、むしろ弟が寺の中へ入っていくことを導くかのように、寺の堂の入り口を開ける。残された過去は、大音声の寺の炎上のようにすべて焼き尽くされ無かったことになる、という意味なのかと思いました。

_ はや ― 2009/12/02 00:10

今回、パンフを見て初めてわかったこと。

第1幕の寺が、安寿の入水に関係あるということは、元祖からなんとなくそーかなと思っていましたが、第2幕の水族館がその寺の後に建ったものとは、さすがに、わかりませんでした。
言われてみれば、確かに水族館は、お寺の欄干の上に建っているんですが、それは単に、舞台セットの都合上、欄干を左官が塗りまくる柵にそのまま流用したのかと思っていたので。凝り性のみゆきさんがそんな無精なことはしないでしたね(^^;
舞台のすべての物に意味があるとすると、まだまだわかっていないことがたくさんありそうです。

_ 焼き芋 ― 2009/12/02 02:22

なにひとつ捨てきれないでいるようで

わすれの衣につつまれねばならなく

しかも縁切り寺炎上は 都へ踏み出したそのとき

縁はのこるばかり わすれの衣に包まれたのは

なんでしょうね???

_ はや ― 2009/12/04 08:15

12月3日に2回目行ってきました。

3日のみゆきさんのご挨拶でも、「真中を過ぎましたが、まだまだ直していきたい」とおっしゃったように、1回目と違うかな?と思ったところがありました。

「赦され河渡れ」ですが、みゆきさんは、のたうちまわって上がってくる3人を階段で引き上げるのですが、そのあともほとんど階段の真中でのたうちまわるようにして、歌っています(そのおかげで、1回、マイクが派手に階段に当たっていました(^^;)。
元祖のときは、許され河渡れの後半は、舞台の上に立って観客に向かって「皆もあの舟に乗ろう」というかのように、手を振っていたと記憶しているのですが、本家は最初からこうでしたっけ。
1回目は、3人の目隠しに気を取られて、みゆきさんがほとんど階段にいたかどうか覚えていないんです。

なお、挨拶では、「中島みゆき VOL16」の後の「夜物語」という言葉がとっさに出て来ず、「え~と何だっけ」と言って、横の牛山さんと香坂さんが苦笑いされてました(笑)

_ 管理人 ― 2009/12/06 17:47

第一幕で、厨子王が炎に入っていくトキ、喪服(死に装束?)みたいなものを着せられていたので、今生を忘れ、来生へと、安寿が促しているのかと思っていました。

ただ、炎で寺が燃えてしまっているところを見ると(しかも燃やしたのは禿)、二度と戻って来れぬように、戻る場所をなくすためにそうしたのかなぁ~という気も、皆さんのコメントを読んだらしてきました。

彼の人生そのものが、姉を救えなかったという点で、業火に焼かれるような思いであり、かつ寺が崩れてしまったのは明日のために昨日をなくすため…。

水族館が寺の後に建ったというのは、今回のパンフで僕も知りました。どこかに、寺と彷彿させるものがあったら、分かったでしょうけれどね~。って本当はあるのに、気づいていないだけだったりして…( ̄□ ̄||

それにしても…あんなに沢山の台詞を覚えているのに、「夜物語」が出てこないなんて…みゆきさん、おちゃめだわぁ~(^^)

_ ゆうこ ― 2009/12/06 23:40

管理人さん!!!

>厨子王が炎に入っていくトキ、喪服(死に装束?)みたいなものを着せられていたので

あれはお坊さんのかっこうですよ~~~!!!
あれって何の説明もいらずお坊さんだってわかるはずのかっこうなんですが!!!

「山椒大夫」で厨子王は寺に逃げ込むからお坊さんの姿になったのだと思います。
そして手にのせたまりは托鉢のおわんだと思います。

う~ん、そういうのも説明しないといけない世代ギャップ!
みゆきさんもそこまでは想定してなかったかも・・・

_ はや ― 2009/12/07 00:22

管理人さん、ゆうこさん

ゆうこさんのおっしゃるとおり、山椒大夫では、寺に逃げ込んだ厨子王は、高名なお坊さんのお弟子さんとして(「名前も変えて♪、姿も変えて」♪by 旅支度なされませ)、都へ逃げるんです。

そういう意味では、1幕は、姉と弟は前世と全く同じことしてるんですよね。前世からの因縁から逃れられなかったのでしょうか。だから、暦売りさんは焼け落ちたお堂を見ながら消化器抱えてあんなに悲しそうな表情をするんじゃないでしょうか。

_ 管理人 ― 2009/12/08 00:27

お坊さんの格好だったんですか…やば…これ以上、かかんでおこうっと(笑)

寺が燃えていたのと、「来生、来生」と歌われていたので、てっきり亡くなったのかと思いました(汗)

あ、このスレッドで49番目のレスなので、あと一回レスしたらこちらに記入できなくなります。

_ 焼き芋 ― 2009/12/08 01:16

愚かな禿♪ で禿の土居さん威勢よくりんを チーン

ってやるんですね。

暦売りさんの背中にほほをつけて抱きつく場面

いとおしい? うるっときます。 禿 かわいい(笑)