みゆき姫掲示板過去ログ!
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[17957] レスあれこれ 投稿者:ジュゴンの涙 投稿日:2008/08/03(Sun) 12:25:22 No.17957 HomePage  
お久しぶりです。
レスをつける箇所が大分下になってしまったので、
新トピックで失礼します。

>みゆきさんを四字熟語で表すなら?
「中島美雪」でしょうか?
どうにも表現の仕様のない独特の存在なので

>「ミラージュホテル」
夜会の曲は夜会のストーリーの一部であると同時に
一曲一曲が独立した存在なのだと私は思っています。
だから私は銀河鉄道の夜とは少し離してこの曲を聴いています。

私の中では「ミラージュホテル」というのは
それぞれ人間の人生の岐路、
言うなれば「転生を待つ場所」なんだと思います。

だからそれがどんな所か
それぞれの人によって「人の噂のたびに違う」のだと。

そこで自分を出迎えてくれるベルボーイ
というのは、かつて自分より先に人生を踏み出した先人たち
既に命は喪ってしまったかもしれないけれど、
自分を未来へ続くドアへと導いてくれる存在なのだと思います。

そこらへんが
「昔見送った少年に似てる」
という表現になっているんじゃないかと

そして自分の望んだ未来は
「ありえない(部屋の番号)」のかもしれないけど、
でも、もしかしたら「あると疑えなくもない」
だからその未来を望んですすんでみよう
という歌なんじゃないでしょうか?




たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る



Re: レスあれこれ ジュゴンの涙 - 2008/08/03(Sun) 12:45:11 No.17958 HomePage
連投です。

「愛情物語」
「しのび寄ってくるあの頃の気配」
それは一行前の
「誰でもいい側にいてと 迷いにまかせたひと頃」
の気配
ということですね。

主人公が昔「誰でもいい側にいて」と
付き合っていた悪い仲間が
ようやく「よりそいあって暮らす」ことができる相手を見つけた主人公にまとわりついてきた。

主人公は悪い仲間を愛する人から遠ざけるために
敢えて「裏切りと思われても」愛する人から身を引く

という感じで
私は、わりと具体的なストーリーを想像しながら
この曲を聴いています。

Re: レスあれこれ ジュゴンの涙 - 2008/08/03(Sun) 14:16:10 No.17960 HomePage
「愛よりも」
みなさんの解釈がそれぞれで興味深かったです。

それで私の解釈ですが、

第一連
「見えないもの」「見果てぬもの」は
「愛」であり、「夢」であると思います。
で、それを信じてはいけない、欲しがってはいけない
というのは、それを信じ、欲しがれば、
時に人に裏切られ、孤独に直面をすることもある。
その時人は、その孤独(人恋しさ)から
本来求めていた「愛」や「夢」を粉々にしてしまうようなものを求めてしまうことがある。
ということだと思います。

第2連では
「悪人」になれと勧めているのですが、
物を盗るにしても嘘をつくにしても相手が必要なことです。
「悪人」とは他者と交わって生きていく人だと思います。
逆に言えば、人は、他者と交わっていく限り、
何がしかの「悪」を行ってしまう存在ではないでしょうか?
でもそうした
裏切り裏切られ、傷つけ傷つけられる
人との交わりの中にこそ
「愛」や「夢」は追い求められるべきで、
「悪人」になるのを怖れ、ただ「救い」を待つだけでは
本来求めていた「愛」や「夢」を粉々にしてしまうことがある。
ということだと思います。

そして第三連
「星」と「月」はどちらも手に届かない
遠くにあるものなので、
「愛」や「夢」を指していると思います。
本来これらは形がなく人を裏切ることもあるものです。
それをもし、
「黄金」や「過去(の思い出や栄光)」といったものと
同じように自分を「裏切らぬもの」と「慕って」しまえば、
本来求めていた「愛」や「夢」を粉々にしてしまうことがある。

ということで、
私にとって
「愛よりも」は
「愛」や「夢」というお題目を
ただ言葉だけで信じているのなら、
それを台無しにしてしまいますよ。
と「愛」や「夢」の危うさ、あるいは人の心の危うさを
歌ったものなのだと思っています。

>猫左衛門さん
ご指摘ありがとうございます。
今日にでもミスは修正しておきます。

しかし、ほんとにこの掲示板は
盛んですねぇ〜
みゆきさん掲示板の中では一番じゃないでしょうか?

どうも失礼しました。


Re: レスあれこれ みゆき教宣教師 - 2008/08/03(Sun) 15:41:58 No.17961 
愛よりもの歌詞の解釈、興味深かったです。
みゆきさんの歌って人の知性とか精神や、道徳心に挑戦している様に感じるときがあります。反語表現や比喩表現を駆使されるので、取りようによっては危険な表現に見える事もあると思います。

Re: レスあれこれ 猫左衛門 - 2008/08/03(Sun) 21:04:35 No.17965 
「愛よりも」

私の場合、「人恋しさに誘われて」「粉々になるよ」の部分、「それは愛ではない」に通ずる面もあるような気がします。
(「それは愛ではない」自体のテーマの一つは民主主義と全体主義というようなことかな、とも思えますが)

Re: レスあれこれ 焼き芋 - 2008/08/03(Sun) 22:36:58 No.17967 
うぅ〜ん なるほど。深ーい。おもしろいですジュゴンさん。

Re: レスあれこれ 美雪LOVE - 2008/08/04(Mon) 00:32:51 No.17968 
ジュゴンの涙さん、レスありがとうございました。
私は、愛情物語の歌詞は、あくまでドラマの内容に関係したものだろうと思っていました。

みゆき教宣教師さん、みゆきさんの歌詞に比喩表現や反語が多いというのは、今に始まったことではないです。昔から彼女の曲には普通使わないだろうって言葉が出てきました。それが彼女の楽曲の魅力だと思うし、それゆえに彼女のファンになる方も多いと思います。

猫左衛門さん、それは愛ではないの歌詞ですが、
例えばこんな満天の星の夜例えばここで討ち死にをしたくなるという部分があります。
その後に愛ではない、それは愛ではないと続きますが、私はこの歌詞に命を大切にしなさいっていうメッセージを感じます。自分が死んだらいろんな人が悲しむ、自分の命は自分だけのものではないんだよってゆうか…。

Re: レスあれこれ 猫左衛門 - 2008/08/04(Mon) 12:19:07 No.17971 
討ち死
私は、これは比喩かな、ととっています。今までの生き方を棄てて、ヌルイ生き方・自分の人生とは言えないような生き方を選ぶというような。

Re: レスあれこれ みゆき教宣教師 - 2008/08/04(Mon) 16:38:40 No.17975 
歌詞の解釈について、話ができて嬉しいです。比喩表現の固まりの「吹雪」はどうでしょう。皆さんにとって「ノートに描けない恐ろしいものは何ですか。

Re: レスあれこれ 管理人 - 2008/08/04(Mon) 20:38:28 No.17977 
ジュゴンさん、レスありがとうございます。

皆さん、解釈が違うんですね〜。
僕もまた違った風に捕らえてました。

そう考えると、やはりみゆきさんは天才かも♪

聴いた人の数だけ、ストーリーがある、のかなと。

Re: レスあれこれ ジュゴンの涙 - 2008/08/05(Tue) 00:19:08 No.17980 HomePage
管理人さんの解釈もぜひ聞いてみたいですね〜

Re: レスあれこれ 猫左衛門 - 2008/08/05(Tue) 11:51:25 No.17981 
そうそう、みゆきさんの言う「愛」というのは、一般に「愛」と呼ばれるものよりも、「真実」と呼ばれるものに近いのでは、という気もします。

「吹雪」
「そこに描けないもの」とは、つまり自分的にそもそも「恐ろしいもの」とは認識していないものということでは。自分にとって、敵とか脅威とか認識できれば、身構え・防御もできるけど。全然恐ろしいとは思っていないもの(、場合によっては味方と思っているもの)にこそヤラレルヨということでは。

Re: レスあれこれ みゆき教宣教師 - 2008/08/05(Tue) 17:33:25 No.17985 
吹雪の「ノートに描けない恐ろしいもの」についてですが
オーム真理教によるサリン事件の時は、毒ガスもノートには書けないなと思い、酒鬼薔薇事件の時は、人の心かな。ともおもいました。この歌詞は、世の中で何かある度に私の中で変化します。

Re: レスあれこれ 管理人 - 2008/08/05(Tue) 23:23:30 No.17994 
僕の解釈はとても稚拙なので、書くのをはばかってしまうのですが(苦笑)

「24時着 00時発」は、主人公の女性が亡くなったことをお坊さんが出てきてお線香上げてた(ましたよね?)ので、死と共に生が始まるという意味なのかな? と思ってみていました。

愛情物語の歌詞はジュゴンの涙さんと似ていますが、
寂しくて無茶していた頃と似た状況になりつつあって、愛する人を巻き込まないために、わざと嫌われるようなことをし、わざと自分がターゲットになるよう行動する。でもそれはたぶん、愛する人にとっては裏切りと映る行為なのかな。
「たとえ離れても、心は変わらない〜」
の一節は、自分から離れていく愛する人への言葉のようにも感じました。

「討ち死にをしたくなる」の一節は、何かから逃げることをやめて、だめもとでぶつかっていきたい、みたいな気持ちを僕は感じました。

「愛ではない、それは愛ではない」と歌っていることからして、この討ち死には望みの薄い片思いの相手にぶつかっていくような気がしていました。

あはは、完全に管理人から見たみゆきさんですけれど!(討ち死にw)

ノートにかけない恐ろしいもの、とは想像を越えた恐ろしいもの、あるいは人の心のような形のないもの、という印象を僕は受けました。

まあ、皆さん、それぞれ自分の置かれている状況や経験してきた半生の上で、様々な受け止め方をされているということですね(笑)


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