みゆきさんの曲でやまねこというのがありますが、この曲の歌詞を皆さんはどのように解釈してらっしゃいますか？？
私はバカなので、考えても考えてもわからなくて…。(*_*)
この曲の主人公は多分女性だと思うんですけど、天から授かったものが傷つけるためだけの爪だけっていうことを残念に思っています。(._.)_
でも男性だって爪を持っているのに、何故彼女は女に生まれて悔しいというか、歯がゆい思いをしているのでしょうか？？
女の方が男よりも根に持ちやすいということを、爪で例えているのでしょうか？？
みゆきさんの曲で解釈が難しい曲はたくさんありますが、私の中で最高に理解し難いのがこの曲です。
やまねこが発売された時からみゆきファンの方、いえそうでない方も、是非ご意見下さい。m(__)m

女は親からも愛を受けることなく
生まれてきました。

女に笑顔をくれるのは、
みんな営業用のスマイルを使う者たちだけ

女は愛されることもなく
　　愛することもなく
　　野生の山猫のように独りで生きていました。

女は人の愛を受け入れる自信もなく
　　人の愛を与える方法も知らず
　　ただ、人を傷つけるばかり

それは人が手を差し伸べた時、
山猫が反射的に爪を立てるのに似ています。

いつしか女には自分の孤独を守ることが板につきます
それは女の本意ではないのですが、
抜けないとげのように
その人生の中で身についてしまった悲しい習性でした。

そんな女が男と会いました。
今度こそは愛されたい、愛したいと思える男です。

しかし、女の今までの人生は
女に男の愛を素直に信じることを許しません。
女に男をどう愛すればいいか、その方法を教えません。

女は男のそばにいたいと望むけど、
男のそばにいれば、
愛し方を知らない女は
きっと男を傷つけてしまうでしょう。

男は変わらず、女を愛してくれます。
しかし、本当に愛してくれているのでしょうか？
女には自信がありません。
もしかしたら、今までの男と同じように
自分を手なずけ、利用するためにやさしく顔を向けているだけかもしれない。
この世に愛というものは、存在しなくて、
すべては互いが互いを油断させあうゲームなのかもしれない。
だとしたら、世の中にはなんと冷たいゲームが流行っていることでしょう。

しかし、女はやはり男を愛したいと望むし、
男に愛されたいと望みます。

だから女は望みます。
どうか自分が愛というものを信じられるよう、
男が一瞬も目を離さず自分を見てくれることを

てな感じだとずっと思っています。
違うかな？

女に生まれて悔しいというニュアンスは
男の私はこの歌にはあまり感じませんでした。

ジュゴンの涙さん、深い解釈をされていますね〜。＼(^o^)／
解説して下さりありがとうございます。
私にとってはこの曲、冒頭の歌詞が衝撃的すぎて、私が女に生まれてしまったばかりに、菓子屋とドレス屋と女衒と女たらしを喜ばせてしまった…どうしよう、何てことかしらって歌なんだろうと思っていました。(*_*)
そうか、愛を知らずに育った人の話なんですね。私はおバカなので、そこまで深い解釈には至りませんでした。(>_<)
ってことはこの曲の主人公が男性だったとしても、結論は一緒なんですよね？？
ジュゴンさん、ありがとうございました。 m(__)m
また違った解釈をお持ちの方がいれば、教えて下さい。お待ちしています。(^-^)v

ジュゴンの涙さんの解釈が完璧すぎて、管理人からは特に…(笑)

最近はないですが、以前のみゆきさんはこのタイプの曲が度々ありましたね。

売れれば売れたで、それを利用しようとする人が沢山群がってくるんだろうなぁ……。
そんなこと関係なしに、愛してくれる人だって、もちろん沢山いるでしょうけれど、それを見極めることは難しいのかもしれません。

ちなみに
私が聴いてて、いまいちストーリーが分りづらいと思っているのは、
「あり、か」
なんですが、誰かどんなストーリーか教えてくれませんか？

１番の前半は、親から100%歓迎されて生まれてきたのでない、という認識を歌のヒロインが言っているのだと思います。
例えば、男女を問わず、３人以上程度の兄弟姉妹が全員同一の性別という場合、末っ子は親が別の性別の子を期待していたという事実を感じ取ったりして、成長過程で自分自身の存在意義みたいなことや、他人から受ける愛情などに過敏な人間になるというのは、結構みられるような気がします。
で、そのせいかどうかは別として、このヒロインは、100%完璧に愛されているという確信が持てないと不安でたまらない、という人間だということなのでは。
「１秒油断しただけ」や「瞳をそらしたら」というのは誇張ではなく、実際そのくらい過敏だということで。そうすると、仮に相思相愛の相手にめぐり合えても、最後は・・・、という感じで。自分が持っているのは「傷つけるための爪」だけ、というのも自身への極めて否定的な評価を現していると思います。

「あり、か」
「南三条」同様、ドラマの脚本か何かみたいな印象ですね。
私の場合、「おいらを介抱した女」の部分は、主人公の夢だと思っていますが。酔っぱらいを殺して、返り血をシャワーで流していたら、コワすぎる。
（「おいらの１ＤＫ」にシャワーなんかついてるの？というツッコミはナシでしょうか。いや、だから夢なんだって。）

「やまねこ」の解釈は、ジュゴンの涙さんと猫左衛門さんので完璧ですね。

「あり、か」は難しいですね。

「ドアで遮りお前が去る」のおまえと、「奴ののどを軽く掻き切り」のおまえは同じ女（女ですよね？）なのか？
奴とは誰？

などなど、人間関係がわかりません。

わたしが漠然と考えてるのは、去った女はおいらの彼女で、介抱した女が部屋にいるところにやって来る。
おいらが訳を話すけど信じられない。
で「出来すぎた取り繕いね」と言う。

というものだけど、その先はわからない〜

でも、好きな歌です。
のどを掻き切って事もなげにシャワーを浴びてるシーンが特に好き。

ちなみに、「やまねこ」も「あり、か」もわたしの得意な歌です。

猫さん　うける〜〜

おいらの１DK にシャワーが　あるかい！？
あると思います（古い）

１ＤＫにあとから付けたようなシャワー
じゃなきゃダメなんです。
すぐそばにありふれた日常があり
ここにシャワーの音だけがある。

あり、かってどんな歌だったっけ？と思い聴いてみました。
キャバレーにぼったくられた人って男の人ですよね？？だから奴は男性？？その男性をかくまったために主人公は危ない目に遭った？？
甲斐よしひろさんと、田中一郎さんに書いた歌だから、歌詞が男っぽいですよね？？
私は2行目の猫が盛っていたという歌詞に度肝を抜かれました。 (*_*)
あたいの夏休みという曲を初めて聴いた時もびっくりしました。 お時間拝借で流れた分を初めて聴いたんですけど、それまで私が知っていたみゆきさんのイメージにない歌だったので…。(-_-;)
あた夏の、ここは別荘地盛り場じゃないのよと、という歌詞の盛り場は、最初怪しいところかと勘違いしていました。(._.)
でもここで出てくる盛り場っていうのは、にぎやかな街ってことですよね。(^_^;)

「あり、か」
今まで私は、結構自明のシチューエーションかと思って、深く考えたことなかったのですが。ゆうこさんの説をきいて、やはりいろいろ考えられるのだな、と思いました。
「おいら（主人公・A）」「ぼられた客（B）」「しゃがれ声の主（ぼったくり店の店員・C）」
Bがおいらの１DKへ逃げ込む。Cが追いかけて侵入。AとBは無関係の他人だが、Cは両者を共謀者と認識し、両者をボコボコにする。「介抱した女（Aの知らない女・D）」。ドアでさえぎり去る「おまえ（女・E）」。わたしの解釈はD=Eなのですが、ゆうこさんは別人説。確かに、知らない女を「おまえ」と呼ぶのは不自然かも。私は、女が「出来すぎたとりつくろい」という感想を抱いたのは、AがBとは他人で、Bがここに逃げ込んだのは偶然だ、というAの主張に対してだと思ったのですが。（女は、Bとは何らかの利害関係人。女はAの存在を知らなかったが、この時点でAはBと何か関係があると判断した。若しくは存在は聞いていたが、今まで面識がなかったBの関係人と判断した。とか。）
介抱された場所も、おいらの１DK内だと決め付けていましたが、Aはどこかに運ばれてそこで介抱されたのかも知れませんね。
さらに、泣いてゆく「おまえ（女・F）」。EとFは同一人物か否か。いずれにしろ、「あの日の」という語があるので、抱きとられたのは、事件の日よりもあとの日の出来事でしょうね。「あの日の酔っぱらい」はBでしょう。「奴」とはBだと思いましたが、全然違う人物か？　シャワー浴びてる「おまえ」は誰か？
実は、Aにもこれらのいきさつ・関係がわからないとか（「夜が回る」がそれを示唆）。
Aは、単に殴られたレベルではなく、何日も意識不明になるような重症を負わされていたのかも知れませんね。
考えていたら、何だか川辺あかりか山階繭の体験が思い浮かんだり。
みゆきさんの中では、この１作品についても、ちゃんとしたストーリーが組み立てられていたのでしょうね。

ふぉー、猫さんすごーい。(≧▽≦)
みゆきさんにしてみれば、歌詞の解釈はご自由にどうぞってことなんでしょうけど、よほど頭のいい人でないとこの歌詞を完全に理解するのは難しいだろうなあ〜っていうのもありますよね。(>_<)
でもやまねこの歌詞は猫さんの解釈だと、ちょっとその親ひどいなって思います。
男でも女でも健康で生まれてくればどっちでもいいじゃん、子は宝(かすがい)じゃないのかい？？って思います。みゆきさん、実際にそんな人を見てきたのか…と深読みしたり…。(._.)

実体験がなにがしか影をおとしてなければ

こんなに面白くできないかも。

いろんな解釈ありで読んでいて面白いです。

＞美雪ＬＯＶＥさん
子はかすがいと言いつつも、悲しいことに生まれることを喜ばれない命って言うのも実際にあったりですよね・・・中絶してしまうとか。
みゆきさんの家はお父さんが産婦人科医だったのもあって、そういう場面というのも目の当たりにしていたんじゃないかな、と。
それが歌の深層に結びつくかはまた違った話になるのかもしれませんが；

んあ、ミルさんお久しぶりです。＼(^o^)／ そうね、やまねこの主人公の人は、この世に生を受けられ、中絶されるよりかはましだったのかもしれないけど、彼女は彼女で悲しい人生。(T-T)
みゆきさんの家庭環境から生まれたかもしれない、優しさを感じる曲もいっぱいありますね。誕生とか、ファイトとか。(*^^*)
それが彼女が長きに渡って多くの人に支持されている理由の1つだろうけど…。

皆さんの解釈にただただ敬服いたしますm(_ _)m

当時の時代背景、あるいはみゆきさんの身の回りの出来事などが分からないと、本当の意味で何が書かれているのか、分からないかもしれないですね。
もっとも、作品だからそれでいいんでしょうが。

聴き手側がこれだけいろいろ考えて聴いている歌い手は、そうそうにいない気がします。

みんな、みゆきさんの意図に気づきたくて、真摯に耳を傾けているんですね。凄いと思います。

>美雪LOVEさん

昔は男の子の方が喜ばれることも多かったですよ。
跡取りとか、労働力の問題ですね。

今の日本にはあんまりそういうのはないのでしょうか？
生まれてくる子の性別に関してはそこまでないかも知れませんが、日常生活のもろもろでは、性差別はまだまだあると思います。
それに世界を見れば、今でも性差別は厳然としてある国がたくさんあります。
例えば以前フォスタープランでわたしが支援してたネパールの女の子は学校に行っていませんでした。
男の子は行くけど、女の子はほとんど行かせてもらえないのです。
生まれて来たときも女の子はあまり歓迎されません。
１４才くらいでお嫁に行き、その時持参金を付けなければならないからです。
支援プロジェクトのおかげで、その子より下の子は学校に行けるようになったけど、その子は結局行けないまま支援が終了する１６才になりました。
だからお手紙も絵でしかもらったことがありません。
その後どうしてるのかなあ。

関係ない話になってしまいました＾＾；
やまねこのこの歌詞は、わたしには胸に落ちる表現です。

「やまねこ」の歌詞の世界は、とりたてて恵まれてもないけど、親の愛情だけは人並みに受けて育ってきた私にはあまりに衝撃的でした(´Д`)

この女性を産んだ親は一応自分の子だから表面的にはその女性をかわいがっていたんじゃないですかね？
だけどその女性を心から愛していないことを、あるときに悟ってしまった。
愛されてると思いこんでるのに、実はそうでなかったと知り、深いショックを受け、その結果天から授かった「爪」の存在に気づき、自分を守るために使うようになる。

それでも心のどこかで誰かから愛されたいし愛したいと願うけど、愛し方を知らないからお互いを傷つけてしまう。
わたしは一体どうしたらいいの？とおびえる夜を過ごす。


みたいなかんじだとずっと思ってました。
皆さんの解釈が素晴らしすぎて、どれも納得させられました☆

ゆうこさん、
>今の日本にはあんまりそういうのはないのでしょうか？

地方の農家あたりだと、女の子（ばかり）だと、父親や周囲が
「落胆の溜息」をつくことは、今でも結構あるようです。まあ、露骨にするか、表面上は取り繕うかは別にして。
本人が、もともと左程ものごとを気にかけないタイプの人間だったら、特段何も感じずに育ったかもしれなくても、たまたま繊細なタイプに生まれ付いていたために、成長過程でいろいろ悩んだり傷ついたりしてしまった、ということもありえるでしょうし。

別の点ですが、恋愛とかでも、相手にどういう態度やことばを期待（要求）するかというのは、その人ごとに違いますよね。
割と淡白な関係でも何の不満もなく幸せという人もいるでししょうし。
逆に、傍目的には、ぞっこん・べた惚れに見えても、彼女からすると彼は自分を本気で愛していないのではないか、と感じてしまっている場合とかもあるかも。

皆さんの解釈がすごすぎて、敬服致します。m(__)m

ゆうこさん、性差別って外国ではまだあるんですね。日本はまだ良い方ですね。
女だから教育を受けさせてもらえないなんてひどい。(>_<)
この世に女が存在していなければ、誰も生まれてくることは出来なかったのに、その国の男は女を何だと思っているのでしょうか？？(怒)(゜o゜)＼(-_-)
14歳って中2じゃん、そんなに若くしてお嫁に行ってどうするんだろう…。まだ遊びたい年齢だと思うし…。 (._.)

猫左衛門さん、農家は女の子は歓迎されないんですか…。 ひどい…。

TTさん、お久しぶりです。(^-^)v
やまねこってこんなに深い歌だったとは、初めて知りました。
確かに愛されなければ愛し方もわからないと思います。
手なずけるゲームの意味も私わかってなくて…。人生ゲームじゃないし、テトリスじゃないし、ひどい仕打ちってことなんだろうぐらいに思っていました。(*_*)

一人っ子政策の長かった他国・とうがらしを象徴的にする他国・エイズが蔓延する土壌になっている　遠い他国。

焦点はかわりますが「私という女」に宿る子への殺意に気付かないフリをして・・。畠山受刑者を期によく聞くフレーズです。

焼き芋さん、なんかすごい方向に話が飛んでいきましたね。(((・・;)
畠山受刑者ね。この方は、いけない人なんだけど、可哀想な人なのかなとも思いました。 多分彼女自身の育った環境が良くなくて、だから自分の子供にネグレクトをしてしまったり、挙げ句の果ては殺してしまったりしたのかな？？と…。
普通考えられないですよね、我が子を自らの手でなんて…。(>_<)

>美雪LOVEさん
>農家は女の子は歓迎されないんですか

今は機械があるから男性女性関係ないですが、昔はそういうことも多々あったと思いますよ。差別と言うより、生活かかっていたんじゃないかな、と。

男の子にしてみても、「労働力」として喜ばれただけだと、それはそれで悲しいですが(^^;

やまねこの歌詞には、「愛されたい」と願う女性の性(サガ)のようなものを僕は感じます。まあ、男性も愛されたいとは思いますけれど、たぶんこの気持ちは女性のほうが強い気がしますし。

でも、「愛されたい」と願う気持ちが強ければ強すぎるほど、その気持ちに答えてくれない男たちが、「冷たいゲーム」を楽しんでいるように見えるのではないかなぁ??