中島みゆきのアルバムタイトル(No.6〜No.10) |
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20代後半から30代にかけての色気ムンムンのみゆきさんです。 No.1〜No.5に比べると、テーマがよりはっきりとしていて何かを語り掛けているように僕は感じてしまう。 どれも「女」みゆきを堪能できるアルバムです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() | ![]() | お勧め曲 ●しあわせ芝居 ●この空を飛べたら ●ルージュ ●追いかけてヨコハマ |
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1979年11月21日発売。しあわせ芝居は「電話をするのはいつも私から」という所がなかなかリアルです。泣ける。 「この空を飛べたら」は、頑張っていれば自分から離れて行った人が戻ってきてくれるんじゃないかと、儚い期待を胸に 生きている女性の心を歌っています。期待薄が滲み出る失力感が泣ける。 「ルージュ」は、大人と呼ばれるようになってから何年か経った女性でなければ歌えまい。ふっふっふ。 追いかけてヨコハマは桜田じゅん子さんへの提供歌(だったよね?)。でもアレンジが変わっているせいか、違う曲みたいです。 ![]() ![]() お勧め曲 |
●うらみ・ます ●キツネ狩りの歌
発売日は1980年4月5日。「うらみ・ます」はみゆき初心者は聞いてはいけない! これはマニア向け!? です。「あなた誰
と賭けをしたの 私の心はいくらだったの」は、胸が締め付けられるほど悲しい! 詳しくはCDを買ってちょうだい。 | キツネ狩りの歌は軽快なリズムなんだけど内容はちょっと恐いかもしれない。初めてこの曲を聞いた時、僕はグリム童話を 思い浮かべてしまった。楽しい話の中にホラーが混ざっているような気がしたのね。 総論として、もしかしたらこの時期、みゆきさんは誰かに裏切られたのかもしれない(なんて無責任な予測だ!と怒らないで ネ)。他の収録曲、例えば「船を出すのなら九月」などにも、そんな感じを受けてしまう。 ![]() ![]() お勧め曲 |
●ひとり上手 ●友情 ●夜曲
「悲恋の女王」「別れうた歌い」の異名を持つみゆきさんが歌う「ひとり上手」。はまり役といえばそれまでだが、結構切ない
ものを僕は感じてしまう。「ひとり上手とよばないで」のフレーズには思わず熱い涙が・・・。 | 「友情」は、是非とも曲を聞く前に詞を読んでほしい。なんていうか、みゆきさん特有の「口にするとよけい傷つくだけだから 普通は言わない」言葉を見つけることができる。20代前半にしてすでに渋い詞を書いていたみゆきさんだが、29歳になったばかり のみゆきさんは、どこか「少女」だ。少女だった頃の真っ直ぐさを、僕は彼女の歌から感じる。 夜曲は、みゆきさんの歌全般に言える告白なのかもしれない。それが全てではないにしても・・・。 発売日は1981年3月5日。 ![]() ![]() お勧め曲 |
●悪女 ●傾斜 ●歌姫
「悪女」は言わずと知れた名曲。僕はこれを幼い頃、「薄情になるなら〜」と歌っていた。 | 傾斜はですねぇ、年老いた人の話しなんですが、僕は説明ができない。聞いてもらうしかない。静かなんだけど、結構インパク ト残ります。みゆきさんも30代に突入し、年齢に対して敏感になってきてたのかも知れない。 歌姫はみゆきさんの博愛精神が滲み出てます。・・・ということは、やっぱりこの時期に辛いことがあったのかな、などと 勝手に推測してしまう。 発売日は1982年3月21日。 ![]() ![]() お勧め曲 |
●この世に二人だけ ●夏土産 ●ファイト!
「この世に二人だけ」は普通ならラブラブの歌のように思えるが、みゆきさんが歌うとそうはならないらしい。「たとえこの世
に私とあなたの二人だけになっても、あなたは私を選ばない」ってそう来るかぁと、初めて聞いた時は思ったものです。 |
「ファイト!」は以前どっかのCMで流れていたので、たぶん知っている人も多いはず。ただ、最後のほうで少しだけショッキン グな詞がある。僕は「少年たちの目が歳をとる」というフレーズが共感できて、とても印象的でした。 この曲はカラオケで歌うときは注意が必要。基本的に高低を付けずに歌わなくてはならないけれど、でも後半はちょっと絶叫、 ってな具合で力の入れ方が難しいです。 発売日は1983年3月5日。 |