中島みゆきの歌は本当に暗いか!? |
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「道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか〜」 「あなた誰と賭けをしたの 私の心はいくらだったの〜」 「うらみます うらみます あんたのこと 死ぬまで〜」 「泥は降りしきる 泥は降りしきる〜」 「ごらんよ あれがつまり遊び女って奴さ 声をかけてみなよ〜」 「中島みゆき」=「わかれうた」=「暗い」 これが、世間の常識。 「中島みゆき」=「わかれうた」=「恋し」 これが僕の常識。
なんでか知らないけど、「みゆきさん」の歌を聴くと、僕は恋がしたくなってしまうのよ。
決して、理想的な、うまく行っている歌ではないのにね。 別れても、捨てられても、「それでも愛は愛」と歌いきってしまうところが、彼女の魅力じゃないかと思う。 何度諦めかけても立ち上がり、何度失敗してもめげたままでは終わらない、喩えるならば「かめ はめ波もどき」を何十発受けようとも立ち上がる、ドラコンボールの孫悟空のようである。しぶとい。実にしぶとい!(笑)
でもそれが、聞き手、少なくとも「みゆき信者」には、勇気の糧になるんだよね。あれくらい暗い歌を歌われると、殆どの境遇は
「へ」でもなくなるから。 そこへいくと、「みゆきさん」の歌は凄い。普通、思いついても自分が惨めになるから言わないような言葉をバンバン使う (自虐的?)。でも、そこには「彼」に対する底はかなる「愛情」と「その裏返し」が込められている。だから、妙に頷いています。
つまり、
だから僕は、「みゆきさん」の歌を聴くと、恋がしたくなる。あそこまで落ち込めるほど「めちゃくちゃ誰かを愛した」みゆき
さんの歌を聴くと、自分もめちゃくちゃ誰かを、心底愛したくなってしまうのよね。 |