皆さん、こんばんは。映画2/2を10/2に見に行った管理人です。感想は掲示板でも書きましたが、ここではもう少し詳しく書いてみようかと
(脚本家になった気分で 笑)。
完璧ネタバレになりますので、まだ見ていない方はご注意を!(映画を見ていないとたぶん分からない意見になってます↓)
- 妹の幻影をホラーにしてはいけない
妹の幻影がホラー過ぎてしまって、「愛」を感じさせない。特に、血なまぐさいシーンはみゆきさん原作の作品には不向き。
愛情あっての憎しみとか、そういうのはありとして、映画の2/2からは全くそういったものを感じなかった。
また、ラストの湖のシーン、本当の妹(の霊)を出して欲しかった。出すタイミングはもちろんクライマックス。
莉花が抱く幻想の妹に導かれて(つまり自分だけ助かってしまったことに対する罪悪感から自分が作り出してしまった妹)湖に入っていく莉花。
それを助けようとする矢沢圭(莉花の恋人)。二人が湖の中でもがき、莉花が暴れるものだから二人して溺れそうになった時、優しい表情の妹(霊)が
現われ、無言で二人に微笑みかける。そこで我に返る莉花。必至で二人は岸まで上がる。
そこで互いに妹の姿を見たことを確認する二人。そして莉花は気付く。「ああ、私を殺そうとしていた妹は本当の妹ではなかった。私が罪悪感から作り出した妹だった。
一人だけ助かった私を妹は恨んでいなかった」
- 水繋がりにすれば、ラストシーンも納得がいく
妹の幻想に悩まされる莉花は、飛び降りや煙草の吸殻を飲むことによる毒殺を試みるのだけれど、溺れ死んだ妹がそうさせているというならば、
やはり同じ水繋がりの死に方を選ぶべきでは。そうすることで、中盤、妹が水死したことを莉花の叔母から矢沢が聞いたとき、「ああ、だからあいつは溺れて
しのうとしていたんだ」という妙な納得感がもてる。
また、ラスト、湖に入っていく莉花を矢沢が偶然見つけらることにも説明が付く。ついさっきまでベトナムのある家庭に保護されていたが急にいなくなってしまった。
でもまだ近くにいるという。保護していた老母は証言する。「なにかいつもと違う感じだった。そう、心がないみたいな目をしてふらふらと出て行った」と。
矢沢、この近くに水場はないかと尋ねる。すると「近くに大きな湖が……」と答える老母。それで矢沢は湖に向い、莉花を見つけ出すことに成功する。
- ベトナムに行った理由をもっと明確に
日本の仕事もほったらかしにして(まずこの時点で無責任すぎる! 莉花はそんな女なのか!?)、突然ベトナムに行った理由がどこにも述べられていない。
部屋にベトナムのパンフレットが残っていて。。。というのもありきたりすぎてなんとも。。。事前に会話の中でベトナムのことを莉花に話させるなどしておかないと、
あまりに唐突だな、と感じてしまう。
さらに、ベトナムに行ってからの行動も意図が分からない。道を一人歩いていたところを車に乗せて家に呼んでもらった(いわば恩人)の父を殺した(??)り、
保護されていた家で老婆の息子に襲われたりと、正直必要のないシーンが多すぎる。後味が悪すぎる。脚本家は中島みゆきを愛していないし、知らない人だと直感した。
なんてことを偉そうに書いてしまいました。でも僕が構成書くならこうかな、と。
それとね、2/2の影響なのか、映画を見にいったその日、僕はみゆきさんそっくりの女性を池袋で見かけてしまったのです!
ほんの一瞬だったし、実際のところよく分からないけど。。。もしかして、、、あの人は僕が抱いている幻想のみゆきさん!?
ああ、声かけて確かめればよかったかなぁ〜と。。。ちょっと後悔しています。ほんと、どっちが西武池袋線(東武だったかな。。。?)
とか分からなくて、標識をキョロキョロ見ていたときに一瞬見ただけだから。。。
それではボチボチ、ラストのコーナーです。
ひとりで笑わせて |
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二人で迎えた朝、君がキッチンで食事の支度をしていたら
僕はこう声をかけるに違いない
「なにか手伝おうか?」
「ううん、そこに座っていて」
君がもしそう返事をしたなら、
僕は君を背後から抱きしめ、こう言うだろう
「なにか手伝うよ。でないと、こうして君の邪魔をしてしまいそうだから・・・・・・」
Letter From 崔州平
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今日の更新はこの辺で♪ ∠( ̄△ ̄)
みゆきさん関連ニュース |
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- 2005年10月1日公開予定:映画「2/2」(原作:中島みゆき)
- 2005年11月16日:ニューアルバム「転生」発売予定
- 2005年秋公開予定 :映画「ガラスの使徒(つかい)」に妖しい占い師役で出演
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