中島みゆき姫への愛の告白劇場
愛という名の決意

みゆきさんへのひとり言
僕は君に会うためならば どこにだって行くけれど
どこにも君はいないんだ……

どうして君は そんなに遠いの?
夜空を見上げて思うことは そんな他愛もない問いかけばかり……


 皆さん、こんばんは〜。もう9月も終盤ですね〜。早いですね〜……。今年も3/4過ぎたんだなぁ〜。
 アルバム発売は11月だからまだ先の話ですが、今回、このタイミングであの選曲……いったいなんだろう? などと最近考えています。

 さて、9月13日の放送で、山小屋に泊まった話がありましたね。小心者の投稿者は、隣に見知らぬ人が寝ていると思うと眠れなくて…という 話です。あれ……管理人、「分かる分かる」と頷いて聴いてました。というのも、小学3年生のとき、キャンプに行ったんですよ。近くの公民館主催で。 そのとき、最年少だったのですが、夜……テントに入って眠ろうとすると……ギャー!! コーロギがいっぱい〜!!
 そうなんです! テントの中にとにかくうじゃうじゃといたんです!! 眠っている間に顔の上に止まられたらどうしようとか、 パジャマの中に入ったらどうしようとか考え、しばらくは毛布に頭まで包まって体を丸めていたのですが、やがて毛布の中にも……!!
 ということで、小学3年生にして人生初徹夜! をしてしまった管理人です……。結局その夜は一晩中、テントから出て近くの流し場に座ってました…。

と、虫が非常に大嫌いなところを暴露したところで、ぼちぼちタイトルコール、参りましょっか! 崔州平のお電話代、はっーいしゃく〜♪

みゆきさん関連ニュース
 11月17日に、ニューアルバム『いまのきもち』が発売になります。
 コンサートツアー2005は2005年1月14日〜4月26日まで全国縦断します。

 7月5日より「ほのぼのしちゃうのね」再開!!(時間:10:30〜10:40)
 放送は首都圏のみですが、今回からホームページでも聞けます!
 ほのぼのしちゃうのねをご覧ください!

 映画「サヨナラCOLOR」に女医長役でみゆき姫がスクリーンに帰ってきます!
 公開は来春予定だそうです。お楽しみに!


 改めましてこんばんは。真夜中に目が覚めると、大概「みゆきさんどうしているかなぁ〜」とひとり言を言ってしまう崔州平です(//////

 それではこの辺で、web界の冬ソナを目指している(?)サロンMIYUKIをちょっと覗いてみることに致しましょう(笑)今宵はどんな展開があるのでしょうか?

サロン MIYUKI
このストーリーはフィクションであり、登場する人物、店名その他は架空の存在です。

 ザエフォンは、眉間に皺を寄せて四人の前に立っていた。
(周平)「それほど……簡単ではない?」
(ザエフォン)「はい……。なぜ友紀さんが、突然記憶を取り戻したか、分かりますか?」
 友紀も含め、四人は黙り込んでしまった。ザエフォンは続けた。
(ザエフォン)「理由は単純です。あなたの乗った飛行機が墜落したというニュースに精神的ショックを受け、 それが記憶の転轍機(てんてつき)を動かしたのです」
 周平と瑠可は顔を見合わせた。ザエフォンが何を言おうとしているのか視線で尋ねあったのだが、どちらも答えは「No」であった。
 しかし、瑠未だけは違った。彼女の瞳が放っていた強い眼光には、迷いや疑問は感じられなかった。
(ザエフォン)「先日お話したとおり、友紀へ投与している薬は、記憶を不安定にする副作用があります。
 そして今回、周平さんがもしかしたら事故で亡くなったかもしれないというショックが、忘れていた記憶を呼び覚ます起爆剤となりました。……ということは……」
(瑠未)「逆を言えば、また次に大きなショックを受ければ、再び記憶のスイッチが動き、私たちを忘れてしまうかも しれないということですね……?」
 瑠未は、ザエフォンの言葉を遮るように呟いた。
(ザエフォン)「そういうことです……。そのとき、あなた方は…記憶をなくした友紀を受け入れることができますか?
 愛する人に愛されないということは、人が経験する最も大きな悲しみのひとつです。まして自分達のことを全て忘れてしまったとしたら……たとえそれが 病気のせいであったとしても、辛い思いをするのは必定でしょう……」
 ザエフォンはポケットに手を突っ込み、車のキーを取り出した。
(ザエフォン)「とりあえず、立ち話で済ませるような話ではありません。一度、自宅へ戻ることに致しましょう」
 とりあえず、四人は頷いた。

 周平は車の中で、ザエフォンの言葉がどうしても気になっていた。
「あなた方は…記憶をなくした友紀を受け入れることができますか?
 愛する人に愛されないということは、人が経験する最も大きな悲しみのひとつです。まして自分達のことを全て忘れてしまったとしたら……たとえそれが 病気のせいであったとしても、辛い思いをするのは必定でしょう……」

 理由はよく分からない。ただその言葉が痛いほどよく分かるものの、ザエフォン氏より語られたことに違和感を抱いていた。
 ザエフォンの自宅に戻った五人を、家政婦長のカボン・ルイスが迎えてくれた。友紀は、周平たちのことを思い出したが、幸運なことにザエフォンや沙羅といった 肉親だけでなく、由加里やカボンのことも忘れてはいなかった。
(友紀)「カボン…ありがとう」
 階段の前でカボンより差し出された手を取りながら友紀がそう声を掛けると、彼女はほっとしたような笑顔で応えた。
 リビングに入ると、カボンが友紀の大好きなホット・ミルクティを人数分テーブルに置いた。沙羅を寝室に寝かしつけていた由加里が入室し役者が揃ったところで、 まずは由加里が友紀に声を掛けた。
(由加里)「……奥様、気分は如何ですか?」
 友紀は一瞬表情を曇らせてから応えた。
(友紀)「夢から覚めたみたいだわ、由加里さん……。それと、私を奥様とはどうかもう呼ばないでください……」
 今度は由加里が表情を曇らせた。
(ザエフォン)「……それでは、今後のことを話そうじゃないか……。友紀さん、君の望みを聞かせてくれ」
 周平は、空港で会った時から感じているザエフォンの言葉に対する違和感をまだ引きずっていた。彼の言葉、表情の中に、それまであった「夫」らしい 空気が感じられなくなっていたからだ。
(友紀)「……私は、周平さんと瑠可、瑠未の三人と日本に帰りたい……。だってそうでしょう? 十五年前、私は 黙って彼の元を去ったというのに、彼ときたらまだ私のことを思い続けてくれて……しかも連れ戻しにアメリカまで来てくれたんですもの……。
 記憶が戻った以上、私…帰らなければならないと思うのです」
 皆の視線が、ザエフォンに集中した。彼はミルクティをひと口啜ってから答えた。
(ザエフォン)「君がそれを望むのはとてもよく分かる。主治医として言わせてもらえれば、正直君を日本に 帰すことは賛成しかねるが、アルツハイマーの病状を進行させないために、今と同様に新薬を飲んでさえいれば、住む場所が日本だろうがアメリカだろうが 何ら問題はない……」
(周平)「主治医としては……? あなた本人の気持ちはどうなんですか!? 友紀と離れ離れになることに、何も感じないのですか?」
 周平は自分の言葉が、話を持っていきたい方向とはかなりずれていることに気付きながらも、尋ねずにはいられなかった。そう、彼の中では今、ザエフォンに対する 違和感が明確な形になろうとしていた。
(周平)「あなたは……友紀を愛してはいないのですか……?」
 ザエフォンは由加里と目を合わせた。そして二人は頷きあった。
(ザエフォン)「……周平さんには色々とご心配をかけたかと思いますが、私と友紀さんは、元々そういう関係ではないのです」
(周平)「……どういうこと、ですか?」
(由加里)「……ゴメンナサイ、周平さん。私が以前、あなたに話した『ザエフォン氏と友紀さんは愛し合っている…』という言葉、 あれは嘘でしたの……。友紀さんを諦めさせるためについた嘘でしたの……」
(周平)「……どうしてそんな嘘をつく必要があったのですか?」
(由加里)「……友紀さんの手紙、お読みになったのでしょう? 彼女の記憶が戻らない時点で、彼女の意思を精一杯汲むとすれば あの手紙しかなかった。そしてその手紙には、『私を忘れてください』と書かれていた。私は依頼人の後見人として、その意思を尊重し、貴方を日本に帰す為に嘘をついた のです。ザエフォン氏と友紀さんの間には、元々恋愛関係はございません」
(瑠未)「でも、そうしたら沙羅ちゃんは!? 沙羅ちゃんは誰の子供なの!?」
(ザエフォン)「沙羅は私と離婚した妻との間にできた子供です……。ただ、治療のために友紀と共同生活をした際、沙羅に母親 がいないことが不憫でなりませんでした。そこで母親の代わりをしてもらっていたのです……。尤も、沙羅は友紀が実の母親でないことは知っていますが……」
 周平は、沙羅の気持ちを考えると胸が詰まった。確かに、アメリカでは離婚は珍しいことではないし、実の父・母と離れ離れになることは勿論、義理の父・母と 別れて暮すこともよくあることだ。しかし、もし友紀を日本に連れて帰ったならば、たとえ血が繋がっていないとはいえ、彼女の生活から母親がいなくなってしまう ことに変わりはない。
(ザエフォン)「友紀さんの意志が固い以上、私としては薬をこれまでどおり飲むことを条件に日本に帰さねばならないと 考えています。もちろん、定期的に渡米していただいて、アルツハイマーの進行状況を確認する必要はありますが……。しかし周平さん、あなたは私と違って 友紀さんを本当に愛しているのです。皮肉にも、私はこの点が一番心配でなりません……」
 周平はザエフォンの目をしっかりと見据えて、こう答えた。
(周平)「友紀は連れて帰ります。彼女の記憶がもし薬の副作用で再び失われることがあったとしても……ひとりになるよりはいい……。
彼女を連れて帰ります!」
 そう断言する周平の顔は、いつになく凛々しかった。

(つづく...)

エンディング
 知らず知らずのうちに時は過ぎ、お別れの時間が迫ってきました。今宵の愛の告白劇場は如何だったでしょうか?
 アルバム、夜会DVD、コンサートという嵐の前の静けさでございますね〜…。

 それでは次回の更新時にまたお会いしましょう。お相手は崔州平、提供は臥竜岡がお送りいたしました。

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