中島みゆき姫への愛の告白劇場
秘密の石鹸を探しに…

みゆきさんへのひとり言
その美酒は 唇を濡らすより早く 僕を酔わせた
その美酒は 喉元を流れるより早く 僕を酔わせた
そしてその美酒は 昏睡よりも深く 僕を酔わせた

 皆さん、こんばんは! みゆき酒にすっかりやられてしまっている管理人の崔州平(さいしゅうへい)です。 最近は気温の暑さも然ることながら、日差しの強さには本当にびっくりです。年齢のせいなのか、それともオゾン層破壊のせいなのか、とにかく日差しが 強すぎる…。日傘と日焼け止めクリームがほしい…。でもどんな予防策も、みゆきSUN(SUN=読み:サン、意味:太陽)が放つ後光…いやいやそうでなくて、 セクシービームは遮ることができません!!(爆)

 7月5日より再開したほのぼのしちゃうのね、最近、オープニングの姫の雄たけびが
「はぇ〜、朝風呂はやっぱり気持ちいいなぁ〜。おお、朝顔が咲いてる〜」
だとか、
「おっおやさーん、秘密の入浴剤はどこに置いてあんのー?」
だとかー色っぽいもんだから、 顔を赤らめドキドキしてしまう管理人です(爆)
 だってえー、秘密の入浴剤なんてあった日にゃ、二人揃ってお肌スベスベよ!、みたいな!(爆)
 姫にそんなこといわれたら…思わず「なくなっちゃったから、渋谷駅東横店南館4Fまで買いに行って来る♪」  とか言いたくなってしまう…。
 でもどうせなら、姫と一緒に石鹸買いに行きたいわ〜。日曜日、一週間仕事でろくに逢う時間がなかった二人は、昼食を外で取ろうということになり、 12時に待ち合わせ。そんでもって、こっちの石鹸の匂いがいい? それともこっちにしようか? …って何処から見ても新婚ほやほやの夫婦のような 会話をしてから、屋上のレストランへ…!!(爆)
 あ、ちなみに東横店の南館4Fはスポーツ用品売り場です、念のため。管理人、渋谷に行った時は、大概立ち寄ります。

 ところで、もうお気づきとは思いますが、右の画像、ズバリ、以前うちのサイト主催(幹事は珍しく管理人でした)のオフ会をしたときに、 管理人の目を釘付けにした日本酒の名前です。オーダーしたら、お酒についてきたので、記念に持ち帰ってしまいました!!(爆)
 ね、ね、管理人が頼んだ理由、分かるでしょ!?(笑) どうみたって、この名前は…みゆきさんの前世…いやいや違うって…ご親族の方…でも ないって!!(笑) みゆきさんを連想する名前でしょ!! ちょっと並び替えて、「人」を「島」に直したら…あーら不思議(笑)
 総合掲示板の方々とのオフ会だったので、「こんなにいつもみゆき姫のこと考えてます!」 って言ったらちょっと引かれてしまった感もありました。。。

 と軽く報告会を済ませてところで、ぼちぼちタイトルコール、参りましょっか! 崔州平のお電話代、はっーいしゃく〜♪

みゆきさん関連ニュース
 7月5日より「ほのぼのしちゃうのね」再開!!
 放送は首都圏のみですが、今回からホームページでも聞けます!
 ほのぼのしちゃうのねをご覧ください!
 それと時間帯が変更になり、10:30〜10:40になりましたのでご注意くださいね。

 映画「サヨナラCOLOR」に女医長役でみゆき姫がスクリーンに帰ってきます!
 公開は来春予定だそうです。お楽しみに!


 改めましてこんばんは。みゆき姫のカレンダーの8月の写真は、そりゃもう美しいとか言いようがありませんな〜。やっぱ、真夏の恋ってもん、どうでしょう?(爆)
 昼間の海は日に焼けるから、やっぱしっとり花火でしょう!! 右手に水あめ付きすもも、左手にラムネもってさー、帯にひっかけた団扇を背中にしょって、 花火が打ち上がる度に姫の横顔が一瞬の閃光と共に闇夜に浮かぶのです! ああ、ええ! ほんとに、そんなデートがしたい〜!!

 それではこの辺で、web界の冬ソナを目指している(?)サロンMIYUKIをちょっと覗いてみることに致しましょう(笑)今宵はどんなドラマが 待っているのでしょうか…。

サロン MIYUKI
このストーリーはフィクションであり、登場する人物、店名その他は架空の存在です。

 周平にとって、15年という月日は決して短い時間ではなかったけれども、しかし同時に決して友紀を忘れることができるほど長い時間でもなかった。
 たとえ部屋の片隅に置かれたアルバムを開くことがなくても、彼女の顔は瞼に焼きついていたし、彼女の声は鼓膜の奥底にしっかりと記憶されていた。
 もちろん、それは残された者の話であって、同じことを立ち去った者に求めることはできないと、彼は覚悟していた。しかし、それにしても…。
(友紀)「……由加里さん、そちらの方は? お客様? もしかしたら、主人のお知り合いかしら?」
 彼女の透き通った目は、周平とその周りをぼんやりと眺めていた。再会の喜びも悲しみも、感激も慟哭もない、ただ樹木が静かに呼吸をするよう な、物静かで、癒しに満ちた空気でそこにいる全ての人を包んでいた。
 由加里は、友紀の表情を伺いながら慎重に言葉を選び、彼女にこう答えた。
(由加里)「こちらに引っ越す前に近所に住んでいた知人ですわ。瑠未ちゃんのお父様です。
……覚えていないかしら……?」
(友紀)「……まあ、瑠未ちゃんの…」
 一瞬にして友紀の表情が晴れた。彼女は車椅子のスイッチを押し、周平に近づいてくると、手を差し出した。
(友紀)「私、ユキ・ザェフォンと言います…といっても貴方は私をご存知なのですよね。ごめんなさい、 私にはここに来る前の記憶がないものですから…。私は貴方を何とお呼びすれば宜しいかしら?」
 屈託のない笑顔。それは周平の知っている友紀そのものだった。それでいて、決して周平の知っている友紀でもなかった。
 十五年前、失踪する直前まで彼女が自分に向けていた笑顔は、もっと親しみ深く、愛情に満ちていた。今、目の前にいる友紀は、まるで別の場所で生まれ、 別の人生を歩んだ、全くの別人のような、ただ顔が似ているというだけの女性に思えた。なぜなら彼女の瞳には自分に対する愛情も憎悪も一切感じなかった からだ。
 周平が思わず表情を曇らせると、友紀もまた見る見る心配そうに目をしかめ、足は小刻みに震え始めた。傍で見ていた由加里は慌てて彼女の背後に立つと、 一同に、
(由加里)「すぐに戻ります」
とだけ告げて、車椅子を押し、彼女を家の中に入れた。
 周平は自分でも気付かぬうちに、その場にしゃがみこんでいた。彼の視界の中では二人の娘がゆらゆらと揺れていたが、彼女たちの表情までは 分からなかった。ただぼうっとした頭の中を、同じ言葉が繰り返し流れていた。
”なぜ、友紀は僕を忘れてしまったのか……!!”
 失望から立ち上がれない彼に初めに声をかけたのは、瑠未だった。彼女は周平の前でしゃがみ、彼の膝に手を乗せると呟いた。
(瑠未)「お父さん…お母さんが忘れているのはお父さんだけじゃないのよ…。だからそんなにショックを受けないで……。 アメリカに来てから何年も一緒だったら私のことさえ覚えていないのだから、お父さんのことを覚えていなくとも仕方がないわ…」
 瑠可も彼の傍に駆け寄った。
(瑠可)「……みんな、辛いの……。だって私も瑠未も、ママに会ったら思いっきり抱きしめてもらおうと思っていたのに、 まだ挨拶代わりの握手しかまだしていないんだもの!」
 瞳を薄っすらと赤く染めている瑠可と瑠未。周平は自分が彼女たちの父親であることをはたと思い出し、彼女たちの震える背中をぽんぽんと叩いた。
(周平)「お母さんは病気なんだな……。みんなを愛していないために忘れたわけではないのだろう?」
(瑠可)「……詳しくはパパが来てから話すって由加里さんが…。だから私たちも詳しくは知らないの」
 そこで周平は二人の娘を助け起し、ダイニングルームへ戻ることにした。彼らが裏玄関のドアを開けると、ちょうど由加里が迎えに来るところだった。
(由加里)「今、奥様は寝室でお休みになっています。精神的にお疲れのようでしたから、今日はこれ以上、 お会いすることはできないかと思います」
 周平は二人の娘と目を合わせてから由加里に言った。
(周平)「はい…私たちも今日はこれ以上、友紀と話をすることはできそうにありません。しかし、由加里さんには 聞かなければならないことが、たくさんあります。お時間をもらうことは可能でしょうか?」
 由加里は覚悟していたようで、迷うことなく頷いた。そこで、家政婦長のカボン・ルイスに一切のこと、つまり彼女が起きたら数錠の精神安定剤 を飲ませることと、沙羅がベッキーを連れて一人で散歩に行かないよう、必ず大人が同伴することを告げると、周平たち三人を近くの喫茶店に連れ出した。

 彼女は席につくと、ここのコーヒーは特別おいしいからと弁護士らしい流暢な口ぶりで勧めた。彼女は周平が喫茶店を経営していることも知っていて、 この店で販売している豆を試しに持ち帰れば、日本できっとヒットするとまで教えてくれた。事実、そのコーヒーは香りが独特で、苦味はないがコクがあり、 ブラックであっても飲みやすかった。
 由加里は、ロスは日本よりも湿度が低いので過ごしやすい一方、最近の異常気象で度々洪水やハリケーンがやってくることを、面白おかしく話して聞かせた。 さらに一時期最悪であった治安がここ数年で改善されつつあること、そして最後に友紀の病気療養に適した最新の医療設備とスタッフが揃っていることを告げた。
 一通りの説明が終わった後、重苦しい雰囲気の中で周平が口を開いた。
(周平)「……それはつまり、どういうことなのでしょうか……」
 そしてぽっかりと生まれた沈黙。一同は固唾を飲んで由加里を凝視した。彼女は職業柄なのか、決して怯むことなく三人を正視していたが、 その瞳からは攻撃的なものは感じず、ただ悲愴感だけが漂っていた。
(由加里)「つまり彼女は、遺伝子治療によってアルツハイマーの進行をなんとか防いでいる状態なのです…」
 アルツハイマー……遺伝性があるとは聞いたことがあったが、まさか友紀の姉、深雪と同じ病魔に犯されていたなんて……。
 由加里の話は次のようなものだった。
 今から約十五年前、友紀は自分の突然の異変に気が付いた。近くに買い物に出かけた際、帰り道が分からなくなってしまったのだ。慌てた彼女はたまたま近くを 通りかかったタクシーに乗り、「サロンMIYUKIまで」とドライバーに告げることで自宅に帰ることができたものの、それ以降、外出することが非常に怖くなった。
 しかも、姉がアルツハイマーで亡くなっていたため少なからずの知識があり、友紀は自分もまた同じ病魔に犯されていることを悟ったのだという。
 当時はちょうど店が繁盛し始めた頃で、娘の瑠可も幼かった。友紀は自分が何もかも忘れ、やがては周平たちの手を煩わせ、さらに悲しませることを何よりも 恐れていた。そこで思い悩んだ挙句、有名な大学病院を訪ね、臨床試験中ながらアメリカで今、アルツハイマーの進行を遅らせる遺伝子治療が開発されつつあることを 突き止めた。
 しかし、その遺伝子治療には前例がまだ少なく、旅行ビザではとても期間が足りないどころか、生涯に渡り治療を続けなければならない可能性も 高かったため、永住権を取得するためにアメリカ国民の国籍を取得しなければならなくなった。そのとき、ちょうど医療関係の法律相談をしていた 由加里と出会い、今に続いているという。
 友紀は思い悩んだ挙句、日本にいて何も分からなくなり、いずれ周平や瑠可を悲しませるぐらいならと、アメリカ行きを決意した。しかしその時はまだ訪米は 一時的なもので、すぐに日本に帰ってくるつもりだった。しかし、ロスの空港で一緒に連れていた幼い瑠可の名前を思い出すことができないことに愕然とし、 ロスに残ることを決意したのだという。結局手続きの関係で、由加里と瑠可の三人で一度、日本に戻り、瑠可を妹の結花に託したのだという。
(周平)「……なぜ父親の私のところではなく、妹の結花さんのところへ瑠可を……」
(由加里)「……瑠可ちゃんがいくら幼いとはいえ、戻ってきた直後に家に帰せは自分たちがロスにいたことが 父親の周平さんにばれてしまう。そうなれば、必ず貴方は自分を探しに来るだろう…。その時、貴方のことを覚えていなかったらきっと傷つけてしまう… それをとても心配しておられました」
(周平)「……そんなこと……突然去られた悲しみや不安に比べれば……!」
 周平は慟哭した。
(周平)「……それで今、彼女は…どんな生活を……?」
 周平の言葉に由加里は初めて視線をそらした。そして落ち着かない素振りで辺りを見回してから、瑠可、瑠未、周平の順で険しい目で見つめ、そして とても低い声で答えた。
(由加里)「……私が友紀さんのことを『奥様』と呼んでいたことを覚えておいでですか?」
 一瞬、意図することが分からなかった周平だったが、すぐに脳裏にとても衝撃的な疑惑が走った。
(周平)「……まさか友紀は今……」
 由加里は周平を凝視しながら頷いた。
(由加里)「……はい。ご結婚していらっしゃいます」

(つづく...)

エンディング
 知らず知らずのうちに時は過ぎ、お別れの時間が迫ってきました。今宵の愛の告白劇場は如何だったでしょうか?
 サロンMIYUKI、ついに明かされる真実! って言うほど意外な展開でもなかったでしょうか?(笑)
 ちなみにいよいよ次回で常連さんのフルメンバーが出揃います!(予定だけど…)

 それでは次回の更新時にまたお会いしましょう。お相手は崔州平、提供は臥竜岡がお送りいたしました。

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