中島みゆき姫への愛の告白劇場
愛する者の住む町へ...(後編)

みゆきさんへのひとり言
昼の空に太陽があり 夜の空に月があるように
僕の心の中には いつも当たり前のように君がいる

霧の中で雲を追うような 闇の中で影を探すような
無謀なことだとしても 君を愛する僕かいる

 皆さん、こんばんは! 前回に引き続き、シリアス・バージョンで始まった告白劇場、まいまっすよ。 猛暑ならぬ酷暑といわれる今年の夏なのに、さらに暑くしないでよ〜と思った皆様、甘いんだわ。姫は太陽であり、月であるんだわさ(笑)。そこにない時は ただの一瞬もないように、僕の心から姫への愛が消えることもないんだわさ。

 7月5日より始まったほのぼのしちゃうのね、この間はうちの掲示板によくきていただいている方の名前が挙がったりして、 ちょっと身近に感じてしまった管理人でございます。ああ、やっぱり姫のいる世界と自分の住んでいる世界はちゃんと繋がっているんだわ♪  現実に負けちゃいけないわ♪
 そうそう、前に掲示板で教えてもらいましたが、姫は犬を飼っているんですよね!! ということはやっぱり、散歩に行ったりするのかしら? …とすれば近くの公園で我が家の愛犬を僕が散歩させているときに姫が登場、お互い犬のことで自然と会話。そして気が付くと男と女の関係に…おいおい、話が 飛び過ぎだってば!!(爆)
 でもそれっていいかもしんなーい、なんて思っていたら、考えてみれば姫は太陽アレルギー、紫外線が強いこの季節に絶対外に長時間、いたりしないか…(数秒で 計画挫折…)。はぁ、やっぱ突撃! お宅の晩御飯!とかしかないのかなぁ……(いけません!)
 あるいはさ、東急とか西武とか、あるいは小田急とかの配達業者になって、姫の住んでいそうな地区を担当させてもらって…、「はい、愛の小包お持ちしました」 とか言って…あ、その発想が怖い? ダメ?(爆) じゃぁ、佐川急便のドライバーになって姫の住んでいそうな地区の集荷センターに勤めて…あ、それも同じか…。

 とボケボケしたところで、ぼちぼちタイトルコール、参りましょっか! 崔州平のお電話代、はっーいしゃく〜♪

みゆきさん関連ニュース
 7月5日より「ほのぼのしちゃうのね」再開!!
 放送は首都圏のみですが、今回からホームページでも聞けます!
 ほのぼのしちゃうのねをご覧ください!
 それと時間帯が変更になり、10:30〜10:40になりましたのでご注意くださいね。

 映画「サヨナラCOLOR」に女医長役でみゆき姫がスクリーンに帰ってきます!
 公開は来春予定だそうです。お楽しみに!


 改めましてこんばんは。会社でみゆきさんのラジオを聞くときは、机にうつ伏せになって聞いている管理人です。だってさ、ニヤニヤしちゃうから!(爆) 姫の美声を聞いたらそりゃもう……心はらぶらぶ、顔はにゃんにゃん状態よ…(想像しないでください… 爆)

 それではこの辺で、web界の冬ソナを目指している(?)サロンMIYUKIをちょっと覗いてみることに致しましょう(笑) 蛇足ですが、 僕はサンヒョク役の俳優のほうが好きだったりします…。

サロン MIYUKI
このストーリーはフィクションであり、登場する人物、店名その他は架空の存在です。

 三人は区画整理の行き届いたまっすぐと延びる道を歩いた。片側2車線のこの道路には左右に幅2mほどの歩道があり、歩道の幅と同じぐらいの 間隔で街路樹が植えられている。紅茶をこぼしたような鮮やかなオレンジと、コーヒーを少し吸ったクリームのようなアイボリーのタイルが 斑に敷き詰められ、強い日差しによる輻射熱をゆらゆらと立てている。
 周平は娘2人の浮かない顔が気になるものの、その理由を聞く気にはなれなかった。友紀の身に何が起こっているのか、一刻も早く知りたい という気持ちが喉元までこみ上げてくるたび、彼は新米俳優のようなわざとらしい咳払いで自分に嘘をつき、二人から目をそらすのだった。
 その先には決まって、地上数千メートルから見たのと同じ薄雲が広がっていたが、今はただ彼を不安に陥れるだけであった。
 周平は感じ取っていたのだ。自分の周りに漂う、得体の知れない霧のようなものを!

(瑠可)「ここよ……」
 半歩先を歩いていた瑠可が足を止めたのは、2階経てのアメリカでは割とオーソドックスな家だった。柵のような金属の門に庭付きの白い家。 日本でなら豪邸の部類に入るのだろうが、アメリカでは特に目を引くわけでもない。
 瑠未がドアフォンを鳴らすと、まもなくそれに内蔵されたスピーカーから女の声がした。
(女)「はい…どちらさま?」
 周平は身を堅くしながら友紀の声を期待していたが、残念ながらそれは彼女のものではなかった。
(瑠未)「ミス・ユカリ……。瑠未です……」
(由加里)「……瑠未ちゃん。はい、今、そちらに参ります」
 女は流暢な日本語を話していた。声には若々しさを感じたものの、しかしいまどきの若者に見られるようなダラダラした口調というわけではなく、 むしろ凛とした知的な印象を受けた。
 庭に植えられた桜の陰から現れたのは、真っ黒な髪に色白の肌を持った小柄な女性だった。彼女は周平を見ると一瞬目を大きく見開いた後、 深くお辞儀をした。
(由加里)「いつかこんな日が来ると思っておりました……。私は佐藤由加里と申します。友紀さんの 顧問弁護士をしております。今は住み込みでお世話をしております」
(周平)「私のことをご存知なのですか……? 友紀は元気にやっているのですか?」
(由加里)「はい…ミス友紀は健康には問題ありません……。幹さんのことは何度か写真で拝見したことがあります。 立ち話もなんですから、どうぞ…」
 彼女はそう言うと、門を開け中に入るよう促した。庭を奥へ進むと、木製のドアがあり、そこには大きなハート型をした花の装飾品が飾ってあった。
 三人は大きなダイニングルームに通された。そこには人の気配がなく、ただ整然と木製の家具が並べられていた。由加里はコーヒーを用意すると言いながら キッチンへ向かう途中、わざとソフォーを一回りして暖炉の横をとおり、素早く何かをそこから取り去ったようだったが、周平にはそれが何であるか 分からなかった。
(周平)「友紀は…友紀はこの家に今いないのですか?」
 落ち着かない周平は、リスのように辺りを忙しく見回しながら尋ねた。
(由加里)「あいにく、あの方は今、お昼寝中ですの……」
 そう言って、由加里はコーヒーとビスケットをテーブルの上に置いた。
(周平)「失礼ですか……貴女と友紀の関係は? なぜ彼女と一緒に暮らしているのですか? いつからですか?  まさか、友紀が失踪した直後から? だとしたら、その理由も知っているのでは…教えてください」
(由加里)「瑠未ちゃん…お父様にはまだ何も話していないのね?」
 静かに由加里が問うと、瑠未は下を向いたまま頷いた。
とそのとき、裏庭で甲高い犬の鳴き声がした。スピッツかもしれない。周平は直感した。店が飲食店であるため、ペットを飼うことは臭いや衛生上の問題で 難しかったが、友紀は以前から小型犬を飼いたいと言っていたからだ。
(由加里)「あら…目を覚ましたのかしら……」
 由加里は立ち上がり、目で三人に合図をした。周平が先に立ち、瑠可と瑠未が後に続いた。四人が由加里を先頭に裏庭に出ると、桜の木の陰に 車椅子に乗った女性の姿が見えた。彼女は白いブラウスを着たまま、うたたねをしているようだった。膝の上には、白い毛の所々に茶色い毛の混ざった 子猫が背中を丸め、やはり気持ちよさそうに眠っている。
(周平)「友紀……友紀なのか……!?」
 周平が彼女に駆け寄ろうとした瞬間、木陰からスピッツが飛び出してきたかと思うと、その後を追って小学生ぐらいの少女が現れた。
(由加里)「ベッキーが鳴いたのは、沙羅(サラ)ちゃんのせいね。……でもいけないわ、お母様が 目を覚ましてしまうから……」
 由加里の言葉に、周平は慌てて足を止めたため、前に傾きかけた上体を支えきれずその場に倒れそうになった。
(周平)「お、おかあさま……!?」
 辺りの不穏な空気を察したのだろう。友紀の膝の上で眠っていた猫が目を覚まし、彼女の足元にジャンプすると、棒立ちになっている人の 合間を何食わぬ顔ですり抜け、どこかへ行ってしまった。
 そして、友紀もまた、おそらく普段となんら変わらないリラックスした気持ちで、浅い眠りから覚めたようだった。
(友紀)「……んん、あら、さっきまで膝の上にいたはずのナーニャはどこへ行ったのかしら…」
 寝起きの友紀は車椅子の上で背伸びをした。しかしすぐに自分に向けられている多くの視線に気が付いた。彼女は不安そうな目で由加里を 一瞥してから何かを口にしようとしたが、女の子はその間を与えず友紀のほっぺにキスをした。彼女も挨拶代わりのキスを返す。
(由加里)「沙羅ちゃん。ベッキーと遊んだ後は、きちんと手を洗うんですよ」
(沙羅)「はーい」
 少女は元気な声を張り上げてベッキーを抱きかかえると、家の中へと走っていった。
 周平は無言のまま、15年ぶりに友紀と視線を合わせた。……生きていてくれたんだ……。そう思って思わず涙が零れそうになったとき、 全く予想していない言葉を、彼は耳にした。
(友紀)「……由加里さん、そちらの方は? お客様?」
 その言葉に、二人の少女は溜息をもらし、そして一人の男の心は凍りついた。

(つづく...)

エンディング
 知らず知らずのうちに時は過ぎ、お別れの時間が迫ってきました。今宵の愛の告白劇場は如何だったでしょうか?
 サロンMIYUKI、何だかんだいって長くなってしまいました。ちょっと反省。元々は5話ぐらいで終わらせる予定だったのですが…登場人物が 途中から大幅に増えたものですから(笑)みゆき姫のページの大幅リニューアル案も考えなくっちゃ。

 それでは次回の更新時にまたお会いしましょう。お相手は崔州平、提供は臥竜岡がお送りいたしました。

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