中島みゆき姫への愛の告白劇場
父と娘〜父の日スペシャル

みゆきさんへのひとり言
多くの父にとって 娘は宝物なのだと思う
だから 君にプロポーズをするということが
どういうことなのか 僕は自覚しているつもりだ

僕は どこでだって誓うことができる
君の家の裏庭でも 地球の裏側でも
そして 今は亡き父上の墓前でも……

僕は 君を必ず幸せにすると……

 皆さん、こんばんは! 父の日が近づいてくると、ついついみゆき姫の父上を思い出してしまう崔州平です(苦笑)
 だってさぁ〜、みゆきさんだってきっと同じことを考えていると思うから……。
 そしてついつい、考えてしまう。もしも、みゆきさんのお父様が生きていて、20歳も年下の男が娘をくださいと言いに来たら……。
 はい、全ては妄想なんですけれどね。でも……みゆきさんが大きな影響を受けたと言う人だから、ちょっと気になったりもして。
 姫につりあう男には未だなれていない管理人ですが、頑なに愛する気持ちだけはウルトラ全快モードでございます!

 そういえば、もう梅雨ですね。ということはこの梅雨が終われば夏がくる〜♪ 夏がくる〜♪ 頑張っているんだからきっとくる〜♪ と歌ってもいいですか? え・春のほうがいい? そうかも〜(笑) 姫はきっと真夏の太陽は苦手そうだから、日本に戻ってきても きっと自宅待機なんでしょうね〜? ってことは管理人も渋谷散策開始の予感!?(爆)

 といったところでぼちぼちタイトルコール、参りましょっか! 崔州平のお電話代、はっーいしゃく〜♪

みゆきさん関連ニュース
 映画「サヨナラCOLOR」に女医長役でみゆき姫がスクリーンに帰ってきます!
 公開は来春予定だそうです。お楽しみに!

 改めましてこんばんは。 ここにきて、文学賞に2つ投稿した崔州平です。こちらのページで公開しているサロンMIYUKIよりも、ちょっとだけ 誤字・脱字に気をつけ、文章も頑張ってます(笑) ホームページだと、原稿用紙を使うときと比べて長文読むの辛いですからね。ホームページは文章の 美しさよりもスピード感とスリーとー重視よ♪

 なんて簡単な近況報告をしたところで、それではそろそろ次のコーナーに参りましょっか。今回は、どんなドラマが待っているのでしょうか? サロンMIYUKIを ちょっと覗いてみることに致しましょう(笑)

サロン MIYUKI
 しばらく他愛ない雑談が続いた。ルミは家庭で話すようなこと、たとえば今日学校で何があったかなどを気さくにマスターと美智代に 話して聞かせた。やがて話題が一段落した頃、彼女は一度トイレに立った。マスターと美智代は普段と変わらず穏やかな雰囲気で談笑していたが、 戻ってきたルミの一言で緊張が走った。
(ルミ)「……ところで、マスターは奥さんはいるの?」
 それが本題であったかのように、ルミはしっかりとした視線でマスターを見た。
(崔州平)「おやまた、唐突に…。どうしてそんなことを聞くんだい?」
(ルミ)「ううん…別に理由なんて…。ほら、このお店にそれらしい人がいないから」
 マスターは美智代と一瞬、目を合わせた。
(崔州平)「いるにはいるんだけどね……ただ今、失踪中なんだ…」
 彼は本当とも冗談とも取れる口調で答えた。すると、それまでFMラジオに気を取られていた瑠可が突然、会話に入ってきた。
(瑠可)「えー? もしかして、逃げられたの、マスター?」
 マスターは苦笑した。若い二人にたじたじになっているところへ、美智代が助け舟を出した。
(美智代)「今は訳あって離れて暮らしているだけよ。マスターと奥さんは、駆け落ち同然の大恋愛をして 結ばれたんだから」
 その言葉に喰らい付いたのは瑠可だった。
(瑠可)「駆け落ち同然!? もしかしてマスター、昔はワルだったとか? それで向こうの両親が 結婚を認めなくて…?」
 マスターは、作っていたカクテルを瑠可に差し出し言った。
(崔州平)「これを2番テーブルに」
 しぶしぶ席を離れる瑠可。
 しかし、テーブルにはもう一人、手強いレポーターが残っていた。
(ルミ)「それで今、奥さんはどうしているの?」
(崔州平)「……分からない」
(ルミ)「探さないの? たとえば、奥さんの親族に聞いて居場所を確かめるとか…」
(崔州平)「……元々駆け落ちで結婚したからね。向こうのご両親とも会ったことはないんだ。
会いに行っても会ってくれなくてね……。友紀とも殆ど向こうの家族の話はしなかったから…。しいて言うなら、妹が一人、いるってことぐらいかな、聞いたのは」
 その瞬間、ルミの顔が急にこわばった。
(ルミ)「……やっぱりそうだったのね…。昨日、マスターがあの病院にいた訳は…やっぱり、そうだったのね……」
 ルミは何かオーラのような雰囲気を発していた。2番テーブルから戻ってきた瑠可も、その尋常ではない空気に呑まれて、言葉なくお盆をテーブルに置いた。
(崔州平)「やっぱりって…?」
 マスターは恐る恐る尋ねた。
(ルミ)「私と同じ理由であの病院に、雨の中、駆けこんだってこと…」
 一同は凍りついたようにピクリとも動かなくなった。
(ルミ)「…マスターの奥さんの名前…友紀って言うんでしょ。ううん、フルネームで言えるわ…。長いの『長』に 島国の『島』、友達の『友』に紀元前の『紀』で、ナガシマユキ」
 マスターと美智代は顔を見合わせた。
(ルミ)「私もあのテレビのニュースを見たの…それでママに会えると思ってあの病院に行ったの…。事故に遭ったって 言うから心配で心配で…。パパもそうだったんでしょ? ママのことが心配で病院に行ったんでしょ?」
(崔州平)「ちょ、ちょっと待ってくれ。……確かに私の妻の名前は長島友紀だけれど…僕には高校生の娘はいないはずなんだ…。 確かに友紀との間には娘がひとりいるけれど…。しかし名前は瑠可というし、年も二十歳を越えているはずだよ。今はおそらく友紀と一緒に暮らしているはずなんだ …。だから私は、君のお父さんでは…」
 うろたえ気味に、やっとのことで言葉を喉から押し出し、答えるマスター。しかし、ルミは動じなかった。
(ルミ)「……私ね、ママの顧問弁護士をやっているミス・ユカリから聞いたことがあったの、自分の父親の名前を。 そして、昨日病院の前で偶然拾った免許証に同じ名前が書いてあった……それでピンと来たのよ。この人、ママがアメリカに渡る前に、私を産む前に一緒に 暮らしていたパパだって…」
(崔州平)「ちょ、ちょっと待ってくれ。君のお母さんは…アメリカにいるのかい?」
 マスターは身を乗り出して尋ねた。
(ルミ)「……うん。私も小学生になった頃にママから引き離されて、今は叔母の元で暮らしているから、 その後は分からないけれど…。ただ、アメリカでママと一緒に暮らしていた弁護士のミス・ユカリが私に教えてくれたことがあるの。パパの名前と…私は ママがアメリカに渡ってから半年後ぐらいに生まれたということを。だからもし、パパが私の存在を知らなかったとしても不思議ではないわ」
(崔州平)「そ、そんなことがあっていいのか…。決して出会うことのない父娘(おやこ)が、たまたま流れた 事故のニュースで出会うなんて…。しかしなぜ友紀はルミちゃんを叔母の元へ預けたのだろう…」
(ルミ)「ママは元々病気だったのよ…。アメリカに渡ったのも、そのためだったらしいわ。私、小さくて よく分からなかったけれど…。ただひとつ言えることは、ママの病気が悪化したために一緒には暮らせなくなったということ。今から十年前、私が日本に 来るときにミス・ユカリがそっと教えてくれたわ…」

 マスターは、混乱した頭を整理しなければならなかった。友紀は今から役15年前、当時幼稚園に通っていた一人娘、瑠可を連れて、ある日突然家を出て行った。 ただ一枚の置き手紙を残して…。もしルミの言っていることが正しいとしたら、そのとき既に友紀のお腹には二人目の子供が宿っていたことになる。そして 渡米後、ルミを出産…。小学生になるまでルミはアメリカで育ち、やがて友紀の病状悪化に伴って日本の叔母の元へと引き取られたと言うことになる。
 そして、互いに消息を知らなかった父も娘が、偶然テレビを見て、しかもニュースレポーターが「被害者」と「目撃者」を言い間違えたことによって、 はたせるかな、昨夜、生まれて初めて出会ったということなのか……。しかし、こんな偶然って……!

(ルミ)「嘘じゃないわ…、信じて、パパ」
 無言で固まっているマスターに、ルミは優しく語りかけた。そして、こう付け足した。
(ルミ)「私ね、まだ会ったことのないお姉さんの名前も知っているの…。その人の名前はルカ。漢字で書けるわ。 ルカのルは王偏に留まる、カは可能性の可よ。そして私、ルミのルもまた、王偏に留まる。ミは未来の未で瑠未…お姉ちゃんと同じ瑠の字をお母さんがくれたの」
 背後で、皿の割れる音がした。マスターはそれが誰であるか、振り返らなくても分かった。顔面蒼白の瑠可が手を小刻みに震わせながら、 目だけを見開いて棒立ちになっていた。
 しかし、瑠可はただ名前が同じと言うだけで…現に彼女が「ママ!」と叫び追いかけた女性は、友紀ではなかった。一度はクリアーになったマスター の頭に、またもやもやもやとした黒雲が現れ、思考を奪い取っていくのだった。
 一同、静まり返る中、ドアに掛けられた小さな鐘の鳴る音がした。
 その来客の姿を見るや、瑠可はその場で倒れかかり、瑠未は静かに立ち上がった。

(つづく...)

エンディング
 知らず知らずのうちに時は過ぎ、お別れの時間が迫ってきました。今宵の告白劇場は如何だったでしょうか?
 ストーリーは今後急展開をみせますのでお見逃しなく!

 それでは次回の更新時にまたお会いしましょう。お相手は崔州平、提供は臥竜岡がお送りいたしました。

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