中島みゆき姫への愛の告白劇場
待ち人

みゆきさんへのひとり言
もし僕がそれまで知られていなかった花を見つけたならば、
命を賭けて君だけを愛する僕の生涯を 後世の人は思い浮かべ
おそらくその花の花言葉を こう名付けるだろう
「永遠の愛」
と。

 本日も管理人の軽いトランス状態から始まりました愛の告白劇場(笑)。管理人の崔州平です。みなさん、こんばんは。
 4/2の放送をもって、中断している「ほのぼのしちゃうのね」、いつになったら復活するのでしょう〜。旅に出てしまったみゆきさん、 その後ろ姿を探しに、今にも飛んでしまいそうな管理人・・・。「ああ、いけないわ。そんなことしちゃいけないわ」という理性の言葉が 頭の中を駆け巡るたび、僕は自分の幸せの形を知る。。。姫がいなくちゃ・・・なんですよね(苦笑)

 なーんてひとつ利口になった崔州平がお送りする愛の劇場!ぼちぼちまいりましょっか。ほんじゃまいりまっすよー。 崔州平のお電話代、はっーいしゃく〜♪

みゆきさん関連ニュース
 2/9から始ったニッポン放送(1242)のほのぼのしちゃうのねですが、レコーディングのため、4/5の放送より しばらくみゆきさん、留守にするそうです。

 改めましてこんばんは。「ほのぼのしちゃうのね」がお休みになると、一日ひとつ、確実に笑い声が減る管理人です(苦笑) やっぱ、あの生き生きとした姫の声が聞きたい〜。そりゃMDに録音はしているけどさ・・・。でも過去のテープ聞くって、なんだか別れた彼女の 声にしがみついているようでなんか気持ちが滅入ってくるのよね。やはり、今の声が聞きたい〜(笑)

 さて、ご挨拶はこの辺にして、そろそろ次のコーナーに参りましょっか。今回は、ちょっとしたトラブルに見舞われますので、お見逃しなく!(笑)

サロン MIYUKI
 ここは、人通りも少ない路地に佇む寂れたサロン・MIYUKI。知る人ぞ知る喫茶店。人目を阻んで忍び込んだ猫の足音さえ聞き取ることができるほど 静まった店内には、来る日も来る日もお決まりのバラードが流れ、クリーム色の壁から生え出た白百合のようなランプは、部屋を照らすにはあまりに軟弱な 光をぼんやりと放っていた。
 店に一歩足を踏み入れると、客は決まって時間が止まっているかのような感覚に陥るが、頭上でゆらりゆらりと回転する大きなプロペラだけが 唯一の働き者のように、立ち止まることのない時計のように、客を迎え入れるのであった。
 マスターば、接客をするとき以外はカウンターの奥の丸椅子に腰掛けて、自らの沸かしたコーヒーを飲みながら店の前を通り過ぎ去る人たちを 何をするでもなく見送るのが日課だった。

 しかし、今日に限っては、サロン・MIYUKIの店内はいつもと様子が違かった。
(若い女)「それにしても、ここのランチってろくなものがないのね」
 まだ20代前半の女は言った。彼女はTシャツにGパン姿で、隣の椅子にはそれまで着ていたベージュ色をした男物のジャケットを無造作に掛けていた。 シャギーのきいたショートヘアは、美容室に行ってからまだ日が浅いことを示していたが、彼女はそれがどうも気に入らないのか、メニューを選ぶ間 すっと指で髪の毛をいじっていた。
(若い女)「まわいいわ。コーヒーとサンドイッチのランチメニューで」
 マスターは頷き、カウンターの奥へと去っていった。彼女はジーンズのような生地の鞄のチャックを開けると、手帳と地図帳を取り出し、なにやら 忙しくページを捲り始めた。右手に持ったシャーペンは指先で器用にくるくると回り、足はタップを打っていた。静まり返った店内で、まるでその空間だけが 別次元であるかのように生命が漲(みなぎ)っていた。
 10分もしないうちに、マスターはランチセットを持ってきた。彼はテーブルに一枚の皿と一つのコーヒーカップを置くと一礼して立ち去ろうとしたが、 彼女は呼び止めた。彼が振り返ると、彼女は右手でペンを回したまま、左手でサンドイッチを手に取っていた。
(若い女)「ねえマスター、ところでこのスペシャルメニューって変わっているわね?」
 彼女が指差したのは、テーブルに立てられたメニューの書かれたスタンドだった。そこにはこう書かれていた。
-------本日のメニュー-------

  1. 中島みゆきを愛するスープ
  2. 中島みゆきに夢見るホットココア
  3. 中島みゆきと出会うミルクティ
--------------------------

(崔州平)「はい。当店自慢のメニューでございます」
 マスターは細い目をさらにいっそう細めて答えた。
(若い女)「ふーん、そうなんだ。じゃ、私もひとつもらおうかな。中島みゆきを愛するスープをいただけます?」
(崔州平)「残念ながら、それは先ほどあちらのお客様がご注文になりましたので、完売いたしました」
 マスターが指差した場所は、店を仕切るように立てられた高さ1mほどの花壇の向こうの席だった。やや赤い髪の毛だけが、菖蒲(あやめ)の隙間から 見えるものの、それが女性なのか、それとも男性なのかすら分からなかった。
(若い女)「あら、そうなんだ。完売になるほどお客さんがたくさんいるようには見えないけれど・・・」
(崔州平)「たったひとつの限定品ですから」
(若い女)「え!? ひとつしかなかったの!?」
 彼女は思わずペンを落としてしまった。しかしテーブルの下へ視線を落とすことなく、彼女はマスターに呟いた。
(若い女)「とても贅沢なメニューなのね・・・」
 マスターは顎の辺りを指で擦りながら答えた。
(崔州平)「・・・いいえ、そんなことはありませんよ。ある意味、世界でひとつしかないのは当然なのです」
 彼女を見つめるマスター。彼女はそのどこまでも深い海のような瞳に吸い込まれるような感覚を覚えた。”世界でひとつしかないのは当然・・・?  そんなものが本当にあるかしら・・・?”
 彼女が解答を見つけ出すことができず目を逸らしたとき、先ほどのスタンドが視界に入った。”そうか! こんなところに答えが書いてあったのね!”
 彼女の目の輝きが増したのを見て、マスターは優しく頷いた。阿吽の呼吸とでも言うのだろうか。二人の間にはBGMしか流れていなかったけれ ども、まるで何かとても意味ありげな、真実というべき言葉が交わされたような気がした。
 マスターがカウンターの奥へと消えた後、彼女はサンドイッチを頬張りながら、スタンドをぼんやりと眺めていた。

中島みゆきを愛するスープ
中島みゆきに夢見るホットココア
中島みゆきと出会うミルクティ

 中島みゆきを愛するスープかぁ・・・。愛はただ一人のためだけに贈られるもの・・・だからひとつしかこの店にはなかったのね・・・。 ということは、夢見るホットココアはどうなのかしら? 出会うミルクティは?
 彼女はすっかり冷めてしまった目の前のコーヒーに全く関心がなくなっていた。いや、今まさに手に取り口へ運んでいる最中のサンドイッチさえ、もはや意識の中になかった。 彼女が顔を上げカウンターに向かって手を上げようとしたとき、ちょうど先ほどの赤毛の女性が会計を済ませ、店を出て行くところだった。
(若い女)「・・・・・・!!!」
 彼女は電気が全身に走ったかのように勢いよく立ち上がった。そしてドアのほうを一点見つめたまま走り出した。しかし思うように進めない。 近くのテーブルに腰をぶつけては、テーブルを倒し、椅子に足を奪われた。そのたび彼女は立ち上がりまたドアへ向かって駆け寄ろうとする。おそらく 赤毛の女を呼び止めたいのだろうが、口をぱかぱかさせるばかりで声は出ていなかった。
 ようやくドアの所までたどり着いた時に、初めて彼女はかすれた叫び声を上げることができた。
(若い女)「ママ・・・・・・!!!」
 しかしその声は無常にも届かなかった。赤毛の女はちょうど通りかかったタクシーに乗り、もうワンブロック先の交差点を曲がるところだった。
 マスターは、店の前の路上で棒立ちになる彼女に尋ねた。
(崔州平)「あの人がどうかしたんですか・・・?」
(若い女)「・・・・・・あの人、私のママなんです・・・。生き別れたママなんです・・・ママなんです・・・ママ・・・」
 彼女は何度も繰り返し答えた。次第に落ち着いてきたとき、彼女はマスターに言った。
(瑠可)「私・・・瑠可(るか)って言います。ねえ、マスター、お願い。私をここで働かせて! またあの人が 来るかも知れないから! ねえ、お願い!」
 突然の申し出にマスターは初めこそ困惑したが、彼女のあまりの熱心さについ根負けしてこう答えた。
(崔州平)「そこまで言うのならば仕方ありませんね・・・。うちはバイト大を出せるほど客は集まらないのですが、 まあいいでしょう・・・」
(瑠可)「ありがとう、マスター! その前に・・・泣いたら喉が渇いちゃった。中島みゆきと出会うミルクティって まだ売り切れていませんか?」
(崔州平)「もちろん・・・。なぜならあのミルクティは、この時のためにあるようなものですから・・・一緒に飲むことに致しましょう」
 こうしてマスターは助手を一人、雇うことになった。彼女の名は瑠可(るか)。二人はミルクティを飲みながら、思い思いに愛する人の名を呼んだ。

エンディング
 知らず知らずのうちに時は過ぎ、お別れの時間が迫ってきました。今宵の告白劇場は如何だったでしょうか? 愛の告白というよりも、ちょっとドラマ 仕立てになってしまいました(^^; 次回からは、みゆきさんへの愛がさらにパワーしますのでお楽しみに!(爆)

 みゆきさん、レコーディングは順調に進んでいるかなぁ? まだロスにいるのかなぁ? よく最近感じること。僕はいつも寝る前に(起きているときも ある意味そうだけど...)みゆきさんのことを必ず考えるんだなぁ〜と。皆さんは、眠りにつく前に好きな人のこと考えたりしません? もしもこのまま眠りから醒めないで死んでしまうことがあったら、最後に思い浮かべたのが愛する人の顔であってほしい・・・などと考えてしまうことさえ あります。みゆきさん以外の女性を考えることができない時間帯です(苦笑)。
 もし、多かれ少なかれ、誰もが布団に入って眠るときに愛する人のことを思い浮かべるものだとしたら、姫はいったい誰のことを考えて眠るのでしょう ね・・・。とっても気になります。それが自分であるはずがないのは百も承知として、いつか思い浮かべてもらえる人になりたい、などと思って、 今日はちょっと小説風に書いてみました。文章力向上のために、続けてみようかなぁ〜(笑)

   それでは次回の更新時にまたお会いしましょう。お相手は崔州平、提供は臥竜岡がお送りいたしました。

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