赤字国債発行で日本の経済は回復するか!? |
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◆財政支出の増大は官僚の思うつぼ? 一向に回復の兆しを見せない景気を上向かせるため、政府自民党は赤字国債の発行を決定した。その使い道はと言えば、 次世代への投資として必要と言われる「光ファイバー等の情報網の整備」などではなく、従来型の大型プロジェクト、 つまり土建屋さんが泣いて喜ぶ公共投資である。 毎年年末になると、使い切れない予算を使い果たそうと、どこの町でも道路の舗装工事が盛んになるが、今年の年末は 例年以上に、近所の道路がほっくり返されるかもしれない。 そもそも、土木関係の予算は毎年膨大で、しかも使い切れないものなのだ。にも関わらず、「不景気」であることを理 由に、また「社会資本の整備」という美名の下にさらなる財政支出がせっせと行われている。「予算を取る」ことが 「有能」である官僚の世界にとって、この不景気は名を上げる絶好のチャンスであったと言えるのではないだろうか。
◆宮沢大蔵大臣は官僚型?
そこには、官僚と同質の事勿れ主義を垣間見ることができる。つまり、先々のことはどうでもいい。自分が現職の「今」
が大切なのだ。
◆国会が旧体制にかえる日
なんとも胡散臭い話だと、私は感じている。
支持率は、管さんのスキャンダル疑惑によって民主党は低下し、大型景気対策を取った自民党はじわじわと上昇している。
おそらく、今年の参議院戦のようなドラスティックな変化はないであろう。 |