本日の御題:従軍慰安婦の"ねじ曲がった理想"を"正しい現実"に |
◆反日プロパガンダを甘く見てはいけない 韓国挺身隊問題対策協議会団体は、人権を隠れ蓑にしたプロパガンダ組織のひとつだ。彼らの主張によれば、慰安婦像の設置および運動は、特定の国を攻撃するものではなく、女性の人権が踏みにじまれた過去を後世に残すためだと言う。とても崇高な"理想"を掲げている点は素晴らしいが、どうもそれは"あくまで理想"であって"現実"とはほど遠い。 彼らの活動の実際は反日活動そのものであり、世界的に日本の地位低下を目的としているのは明白である。たとえば2012年5月5日に彼らがソウル市に開館した「戦争と女性の人権博物館(通称:従軍慰安婦博物館) 」は、日本軍の残虐的な行為を、十分な歴史的検証もなく、一方的に、感情的に後世に伝えるものとなっている。そこには「特定の国家を攻撃するものではない。女性の人権問題は世界共通の課題」という崇高な彼らの理想は微塵も感じられず、ただひたすらに「日本=悪」を来館者に植え付ける内容となっている。2017年現在、同サイトのトップページには日の丸の描かれた航空機と、そこにぶら下がる女性(おそらく朝鮮人)のイラストが掲載されているのも、偶然ではない。 女性の人権問題ではないが、同じく非人権的なことが行われたとして、2017年には「軍艦島」を新たな反日の材料にしようとする映画も公開され、パリではユネスコ関係者に試写会がされたという。これも反日プロパガンダのひとつだが、彼らはあくまで「過去を正しく後世に伝える」ことを目的にしていると大義名分を掲げている。「映画のポスターに使われた悲惨な男性の写真(こんな酷い目に韓国の人々は遭わされていたという象徴)が、韓国人ではなく実は日本人であった"フィクション"」であると判明した後も、フィクションをノンフィクションとして世界に広めようとする彼らの活動はいささかも変わらない。 弱者や被害者の言葉は、たとえそれが事実に反していても、強者や加害者の言葉より重みをもってしまうものだ。このプロパガンダに直球で勝負するのは日本には分が悪いと言わなければならない。 ◆"ねじ曲がった理想"を"正しい現実"に 初めに書いた通り、彼らの掲げる"人権を守るという理想"は人類普遍の素晴らしい考え方であり、"韓国だけの問題ではなく、全世界共通"であるということも、私は喜んで首を縦に振る。まさしくその通りだからだ。 しかしながら、彼らの活動は、その理想に全く届いていない。今の韓国の団体の活動は、その崇高な思想を十分に反映しているとは言えない。我々はその点を問題視し、バックアップすべきなのではないだろうか? 彼らが世界に日本の悪行を広めるために「これは韓国の女性のためではなく、全世界の女性のための活動です」という言葉をそのままに受け入れ、協力すべきだ。我々日本人は、アジアの先進国として、是非その活動に深く関与すべきであろう。 女性の人権が踏みにじまれたのは、人類の歴史の中で、日本と韓国の間に横たわる慰安婦問題だけではない。それは氷山のほんの一角に過ぎない。アフリカでは今なお、過激派兵士たちによって女性が連れ去られ、強制的に子供を生まれているという現実がある。北朝鮮から逃れてきた女性たちが中国東北部で不当な性的搾取を受けている現実もある。セルビア・ユーゴスラビアでの内戦では、民族浄化の名の下に、兵士たちによる女性市民へのレイプが行われたし、北朝鮮の軍部内でも女性士官が性的な対象とされ、今も犠牲を強いられているという。時代を遡れば民族・国家を問わず世界各地で同様の惨事は行われてきた。 「特定の国家を陥れるためではない」という大義名分によって、韓国外の人々の関心を得て世界中に日本=悪という認識を植え付ける彼らの戦略にむしろ乗っかることで、日本は初めて公平な評価を受けることができるだろう。 韓国挺身隊問題対策協議会団体が建設した「戦争と女性の人権博物館」には、下記の日本の組織も資金支援をしたのである。"現実"を"理想"に近づけるための改革の一助になってもよいのではないだろうか。 <建設資金寄付者> |
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