本日の御題:アメリカは金正日の死を待っている |
◆千載一遇のチャンスかもしれない どうやら、金正日の病状がよくないらしい。 もし新指導部が核放棄をしないのであれば、突然の軍事介入すらありえるのではないだろうか。 そして場合によっては、アメリカの北朝鮮攻撃を認め、朝鮮半島の統一をという悲願を達成することを夢見ないとも限らないのだ。同胞を攻撃するようなことは気が引くという意見もあるだろうが、同胞ともいうべき北朝鮮の国民を苦しめているのは、他ならぬ北朝鮮政府なのだろから、「貧しい同胞を解放するための戦争」とプロパガンダを流せば、北朝鮮の核に危機感を抱いている韓国国民を扇動(せんどう)することなどたやすい。 これはアメリカが北朝鮮を本気で攻撃しようと考えた場合、非常に恵まれた環境が整っていることを意味する。 ◆五カ国協議は事実上の戦後会議ではないか? そこには、基地や政権中枢の破壊なども含まれるだろう。なぜなら、そこに北朝鮮がいない以上、譲歩も話し合いも存在しないからだ。 中ロが北朝鮮問題で会談したという報道もあり、いよいよXデーが近いのではないかと感じる。 自分たちのいうことを聞かない北朝鮮をいつまでもかばう必要性は、中国にもロシアにもない。ただ国境を接しているため、巻き沿いをくいたくないだけというのが本音だろう。アメリカがもしミサイルなどで北朝鮮を攻撃、ミサイルの発射台などを無力化した上で、怒濤のごとく攻め込んだならば、陸からは韓国が、空からはアメリカが押し寄せることになり、殆ど抵抗する余裕もなく北朝鮮の政権は崩壊するかもしれない。 我々が北朝鮮のミサイルを迎撃できないと同じように、彼らもまだアメリカ軍のミサイルを迎撃できないのだから。 ◆日本は静かにしておくべき 違う。日本だ。もし日本を攻撃したならば、数十年たった後、北朝鮮の指導者は統一された朝鮮民族から改めて評価されることになるはずだ。「同胞ではなく日本を攻撃した英雄」として。彼らが勝敗ではなく、歴史にどう名を残そうかと考えたとき、彼らにとっての悪の枢軸・日米韓連合の中で一番標的にしやすいのは日本なのである。 しかし、その辺の感覚が、どうも今の日本の政治家にはないらしい。実効性の乏しい北朝鮮への制裁を単独で実行するなどもってのほかだ。実効性がないならば、やったところで相手は痛くもかゆくもない。ただ反発を招くだけで得がない。むしろ、相手のミサイルを呼び込む程度の効果しかないのだ。 そんなことをやっていて、本当に日本を守れるのか、私は心配でしょうがない。 |
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