本日の御題:海上警備行動

◆相手は海「賊」である
日本に先立って、お隣韓国軍がソマリアに向けて出航した。日本もおくればせながら海上自衛隊の護衛艦2隻が広島の呉から出航する。国会の審議を得ずに法解釈だけで自衛隊を海外へ派遣することに野党は批判的だが、そもそも野党がこれを政争のネタにしようとすることのほうがナンセンスだ。

タンカーなど民間の船が攻撃を受け破損したり、海賊に船に乗り込まれ身代金を要求される凶悪な事件まで起こっているこの時期に手をこまねいていることのほうが異常である。海外であっても自国の船を守るのは当然であろう。

もっとも、今回の自衛隊派遣は私から見れ異常である。なぜなら、自国の国民、あるいは財産を守るための行動は許されても、他国の善良なる市民、財産は守れない(守る能力があっても)という現在の法解釈は、世界から見れば明らかに異常だ。

たとえば、悪漢に襲われている外国人がいて、あなたにそれを制止する能力が十分にあるにもかかわらず、「彼は日本人ではないから」という理由で素通りしたらどうだろう? おそらく、あなたの行動は多くの人から支持されない。つまり、日本の自衛隊が背負っている法律とはそういうものだということだ。

自国の船しか守れない、というのは、平和ボケしたエゴではないのか!? 全国民を上げた論争がされて然りだろう。

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