「・・・って」 「どうしたの?」 仕事も終わり、帰ろうとした鉄生の元に陵刀がやってきた。何の話をしていたか覚えてな いが(確か夕食の事だったと思う)何故か話の流れから鉄生が陵刀の夕飯を作るハメに なってしまった。 鉄生は外見とかおつむとかとかの割に実はなんでもできる器用な人間だということはあま り知られていない。瀬能さんもひつじ高校の連中も知らないだろう。陵刀ですらついこない だまで知らなかったのだ。 まあ、当の本人も無自覚なのだが・・・・ とりあえずそんなとこで、もちろん料理もできる。 ・・・・だから今、陵刀宅で台所に立っているのだ 「ってぇ〜。指切った」 「クスクス・・・鉄生くんって何でもできるのにどっかぬけてるというかなんというかドジだよ ね」 「うっせぇ!メシ作んねえぞ!?」 「それは困るなあ〜、で?大丈夫?指見せて」 特に深い傷でもなかったがしぶしぶ手をだした。鉄生の手をとり、傷を見る陵刀。 「ん、大丈夫みたいだね、ちょっと血が出てるけど。痛い?」 「んー痛いけど平気だ。舐めときゃ治るだろ」 「そう?」 すると陵刀は鉄生の指をくわえた。 「!☆@▲□◎;?%」 「?」 「何でお前が舐めてんだよ!!!」 「え?消毒☆」 ニコニコと笑いながら答える陵刀は確信犯だ、絶対。鉄生が手を離そうと力をいれるがピ クリとも動かない。この男、こういう時に無駄に力を発揮する(爆) 「いーから離せ!!」 「えーもったいない」 それからしばらく押し問答が続いた。 「・・・・っ・・」 それはほんの微かなことだった。でも陵刀は気付いてしまった。 「・・・陵刀・・・離しやがれ・・・・」 「くすっ・・・感じてるの?」 瞬間、鉄生の顔がかあっと音を立てるように紅くなる。 「だ・・・誰が!!」 「鉄生くん☆」 ほら、と言いながら陵刀は鉄生の指に舌を這わす。鉄生はそれにつられる様にビクッと反 応してしまう。 「ね?」 陵刀はニコニコと笑みを浮かべながら鉄生の指を舐める。 「指って神経がつまってるって言うしね。鉄生くんは手先が器用だから人より敏感なのか もね☆」 「っっっっっ!!!!!」 口をパクパクさせながらしきりに何かを訴えている。陵刀はそんな鉄生を見て笑みを深く する。 「言わなきゃ分からないよ?」 「・・・っ!!お前の!!」 「僕の?」 「お前の舌がやらしい!!」 「僕はただ、指の怪我の消毒をしてるだけだよ?指を舐めるだけで感じちゃう鉄生くんの 方がよっぽどやらしいんじゃない?」 「っっっ!!!!」 恥ずかしさのあまり鉄生は顔を下に向けた。これ以上この男の顔なんて見てたら何を口 走るか分かったもんじゃない。 ・・・・・感じてるのは事実だし。 (可愛いな〜〜☆) この状況をどう打破しようと考えている鉄生をよそに陵刀の頭の中は呑気だった。いや、 危ない方には傾いているけれども。 下を向いていてもペロッと指を舐めるとビクッと反応する鉄生が可愛くてしょうがない。 こうも素直だともっと悪戯をしたくなってしまう。 その時、ふとあることに気がついた。 ペロッと舐める度に反応するのはいい。というか見てて楽しい。 どうも・・・鉄生の腰が揺れてるような気がしてならない。 陵刀は確認するべく、空いている方の手を鉄生の股間へと持っていく 「・・っあ!」ソコに触った瞬間、確かな反応が返ってきた。 それに感触で分かった。 「鉄生くん・・・これだけでたっちゃった?」 「ち、違っ!・・・っ・・・んっ!」 まだ陵刀は指にしか触れていない。なのに、確かに鉄生のモノは主張を始めていた。 「新しい発見だね」 「・・・・何が・・・・」 「鉄生くんは指も性感帯ってこと☆」 「っ・・・/////」 「ん〜。どうしよ・・・・・」 陵刀は困っている様子には全く見えない。 ニコニコと変わらない笑顔で鉄生に言った。 「ヤりたくなってきちゃった☆」 それは、鉄生にとっては死刑宣告、あるいは悪魔の誘惑。 「いいよね?鉄生くんだってこんなになっちゃってるし」 「っやぁ・・・」 それを軽くつかむ。すると確かな反応が返ってくる。 「ねえ?どうする??」 分かっているくせに・・・・ それでも、鉄生の口から聞かないと何もしないぞという視線。 嫌ではある。でももう体の抑えが効かないことも事実である。 残された道はただ1つ。 「ここじゃ・・・嫌だからな・・・・・」 「了解」 鉄生はこの天使の顔をしている悪魔に身を委ねた。 陵刀は鉄生を抱きかかえて、寝室へと向かっていく。 「くすっ。もう可愛いなあv」 「・・・可愛いって・・言われても・・嬉しく・・ない」 もう、鉄生の息は乱れてしまっていた。 陵刀は鉄生をベッドに寝かせ、組み敷く。 陵刀の舌が首筋を這う。 「・・・・っぁ」 鉄生の首に、胸元に、紅い華が散っていく。 「っ・・りょ・・・・と・・・・」 「鉄生くん感じやすすぎだよ?」 「・・・・さいてー・・・・っんあ!」 「誰が最低だって?」 (お前だよお前!!!) 心の中で罵っても熱を帯びてしまっているモノを掴まれては何も言えない。 「鉄生クンは口よりこっちの方が正直だよね」 「や・・・っやめ・・・っ」 「い・やv」 そういって陵刀は鉄生のズボンをはぎ取り、鉄生のそれに直に触る。 「いっ・・ぁあっ!!」 「感度良好・・・と☆」 この余裕綽々の男に文句が言いたい。山ほど言いたい。 でも口からこぼれるのは嬌声だけ。 せめてもの抵抗として、声を出さないように手を噛んで声を殺す。 「駄目だよ、手噛んじゃ。血出ちゃうよ?」 誰のせいだ誰の、と視線で訴える。だが、涙目で睨まれても動じるわけがない。むしろ煽 っているようにしか見えないのだ。 「ほら、口から手を離して?」 そう言われても首を横に振る。すると陵刀が顔を近づけ、噛んでいる手の指を舐めた。 「っ・・・・!!!」 「声、聞かせて?」 ゾクッと背筋に何かが走る。 それが陵刀の声のせいなのか舌のせいなのか分からない。 それよりも視線が、怖い。 絶対に逃がさないと、そう言われているようで、その瞳に飲まれてしまいそうになる。 「ほら離して?」 無意識にその言葉に従っていた。すると陵刀はにっこりと笑って、鉄生に触れるだけのキ スをする。 「いい子だね。・・・・・ご褒美あげる」 「?ご褒美・・・・っひあ!!」 急に圧迫感が押し寄せてきた。それは、陵刀が指を後ろに入れたから。 いきなり入れられても痛みと気持ち悪さしかない。 「気持ちっ・・わる・・・・っ抜け・・・」 「でもこのまま入れると痛いだけだからね。少し我慢してね」 そう言いながら陵刀は鉄生の頬や額に唇を寄せる。 「っああ!!」 陵刀の指がが鉄生の感じるポイントを掠めると面白いように反応が返ってくる。 陵刀はそこを重点的に責める。 「っ!・も・・・ダメ・・・・」 「あ、イっちゃダメだよ」 そう言って陵刀は鉄生のモノの根元を掴む。 「っい・やあっ!!!」 そんなことをされた鉄生はたまったものじゃない。 ありったけの抗議の目を向ける。 すると陵刀は鉄生の耳元に口を持ってくる。 「一緒にいこうよ」 「っ・・・・あああっ!!」 その言葉と同時に鉄生の中が熱で満たされる。 「鉄生クンっ・・・力抜いて、そうしないときついよ?」 そのまましばらく時間が過ぎた。 鉄生の呼吸が整ってきた頃を見計らい、陵刀はゆっくりと動き始める。 「あっ・・・んっ・・・やっ・・・」 寝室に響くのは鉄生のあげる嬌声と淫らな水音。 「や・・りょ・・・と・・・や・・だぁっ!」 鉄生は気付いた。陵刀がわざとソコをよけるようにして動いていることを。 イきたいのにイけない。気が狂いそうになる。 「も・・やあっ!・・・っいかせ・・・おね・・がっ・・・!」 ポロポロと涙が頬を伝う。それが生理的なものなのか感情からなのかは鉄生にも分から ない。 「くすっ・・ごめんごめん。ちょっとやりすぎちゃったかな。」 「あっ・・・」 「ねえ、鉄生クン。一度でいいから名前で呼んでくれない?」 「んあっ!・・・りょ・・・と・!」 「違うよ・・・司だよ・・」 「・・・つか・・さ・・っん!!」 名前を言われただけなのに、熱が上がる。 麻薬みたいに浸透していく。 鉄生クンなしでは生きられないと思う。 「愛してるよ、鉄生クン」 一層激しく突き上げる。今度は、確実に鉄生の感じるところを責めて。 「やっ!・・も・・ダメっ!!!」 「はっ・・・うん、一緒にイこ・・・」 「ひっ、ああああああっ!!!」 「・・くっ・・・」 鉄生は陵刀の腹に、陵刀は鉄生の中に、熱いものを解放した。 そして、鉄生の意識はとぎれた。 目を開けると自分の家じゃない天井が目に入った。 見たことはある。確か、 「あ、起きた。おはよ、鉄生クン☆」 「・・・はよー」 そう、確か陵刀の家だ。 そう認識すると、昨日の事がまざまざと脳裏に蘇る。顔が赤くなる。 「どうしたの?」 「この・・・変態最低エロ獣医・・・・」 「あ。ひどいな〜鉄生クンだってよがってたでしょ」 「っっっ!!言うな〜〜!!!!!!」 「可愛かったな〜☆」 「っ!!」 鉄生はあまりの恥ずかしさに布団を被って身を隠す。 ふと、気付いた。 体が、気持ち悪くないというか、ベタベタしていないというか。いや、めちゃくちゃダルいし 腰なんかは痛いのだが・・・・。 「鉄生ク〜ン」 「うわああ!!」 「そんな驚かなくてもいいじゃない」 布団をめくられて顔が見えただけだがびっくりするものはびっくりする。 「わりい、わりい。でさ、あのさ・・・陵刀もしかして体・・・」 「ああ、あのままじゃ気持ち悪いかなと思って洗ったよ?」 「そ・・そっか・・・・その、ありがとう」 「いや〜。でもどうしても落ちないのがあるしね〜」 「は?」 そう言って陵刀は首筋を指す。鉄生は見てみる。そこには無数の紅い華・・・・・ 「っ!!なんでこんなとこに付けんだ〜〜!!!!!!服着ても見えんだろが〜!!! !!!」 「あっはっは。まあ、いいじゃない☆」 「よくない!!!陵刀てめえっ!!」 「『陵刀』じゃなくて『司』でしょ?」 「は?」 「昨日は呼んでくれたのに」 「っ!知るか〜〜〜!!!!」 出勤した陵刀の首に多数の絆創膏が貼られていて、それを見る度に陵刀が笑って、鉄生 が真っ赤になっているのは別の話。 ・・・・終わった・・・・・・(疲) ってか遅くなってすみません!!こんなんですみません(汗)! いやあ、私ノリでエロ書く人なんで、いろいろ考えて書いたらものの見事に訳の分からな いモンができました・・・。 ってか指!!最初くらいしかでてない!! もう、穴掘って埋まりたい気分です。 こんなものですが喜んで頂けたら幸いです。 |
紅月の感謝の気持ち | キリト様、ツボすぎる陵鉄【裏】小説を本当にありが とうございます>< もうヤバイですよ、指ネタv(笑) 鉄生君可愛すぎですっ!!もうもうっ、犯罪的に可 愛いよ〜(ジタジタ)。指を舐める陵刀先生が、めちゃ くちゃエロく感じるのは気のせいでしょうか?(笑)意 地悪だけど優しい陵刀先生に萌えvv素晴らしいエ○ シーンを堪能させて頂きました(キャッv)←アホ キリト様、素敵にツボな陵鉄小説を本当に本当にあ りがとうございましたー(愛)vv |