「好きだよ。鉄生くん・・・」
「俺も・・・好き。」
「嬉しいよ。・・・だったら―」
ズ ッ ト イ ッ シ ョ ニ イ ヨ ウ ヨ . . .
【赫】
自らの血で朱く染まり、もう動かなくなった恋人の身体を抱き締める。
「キミはここが一番敏感なんだよね。」
ガリッ!
強く噛まれた青年の耳から、鮮血が流れ出す。
それを丹念に舐めとり、さらにはそこを食い千切る。
「これでキミの得意な絶対音感は使えないね。でも、僕の声が聞こえるように片方はもう少しの間残しといてあげる。」
青年の胸を貫いていたナイフを手に取り、それを彼の性器へあてがう。
ズッ・・・
鈍い音とともに、丁寧にそこを切り取っていく。
切り取ったものを口に入れ噛んでみると、生暖かい液体が口の中に広がる。
「すごく美味しいよ・・・」
そう言いながら、夢中でそれを食べる。
「これはどうかな?」
今度はナイフで、先刻貫いた青年の左胸を抉る。
グチャグチャと生々しい音が響く。
ついに、ズルリと胸から心臓を引きずり出した。
「暖かい・・・とても綺麗な色をしてるね。」
またもそれを口に運んでいく。
既に口の周りは青年の血で赤黒く染まっていた。
「本当に綺麗だ。僕のは多分、真っ黒に汚れているよ・・・」
「まだまだ食べ残しがたくさんあるね。大丈夫、僕が全部綺麗に食べてあげるから・・・」
ヤ ッ ト ヒ ト ツ ニ ナ レ タ ネ . . .
モ ウ ハ ナ レ ナ イ . . . . .
*Fin.*
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜あとがき兼いいワケ〜
ついにやっちゃったよ、死ネタ。っていうか切断&食!?
なんてモノを書いてしまったんだああぁぁ!?ある意味18禁?(笑)
グロい・・・かな?
まぁ、私の文章力ではそれほどでもないだろうけど・・・(汗)
しかも「美味しい」ってどうよ!?ありえね〜!!(叫)
行動のみを文章で表すって難しい・・・
文の最後がほとんど動詞の原形で終わってて、なんか変な感じ。
はっ!なんで最近暗い話ばっかり書いてるんだ、私!!
自分自身はギャグ(阿呆)の塊だと言うのに!
紅月の感謝の気持ち
ヒャ〜ッ、パパ鉄に負けず劣らず、刺激的な
小説をありがとうございます>< 正直、紅月
的には「死ネタ」って苦手なんですけど、拝見
してると、陵刀先生ならアリ?とか思ってしま
いました(あわわわっ、暴言?)。いや〜、玖
様文章上手すぎますっ!めちゃ雰囲気が伝
わってきましたよ〜。少し背筋がゾクッときま
したもの・・・(笑)。2作も頂いてしまって、感
謝感激でございますvv本当にありがとうござ
いましたー!!
BACK