その日、オーストラリア在住の賀集真吾のもとに、1枚のハガキが届いた―――。




                      『幾千の言葉より、一瞬の邂逅を』





 師匠へ

ハッピーバースディ!!また1歩師匠に置いてかれるのか
と思うとスッゲー寂しいけど、すぐに追いついてみせるから。
俺、今はまだまだ未熟だけど、いつかきっと師匠の・・・いや、
真吾さんの横に立っても恥ずかしくないような男になってみ
せるから、だから―――
だからそのときは、ずっと俺と一緒にいてくれますか?

                               鉄生より


「フフッ、相変わらずストレートな文面ですね。鉄生君らしい。こうして貴方に祝っても
らえるなら、年を取ることもそう悪くないと感じるから、不思議ですよねぇ・・・愛って。」








 数日後、日本の永田似園に暮らす岩城鉄生のもとに、1通の封書が届いた―――。
開いてみると、中から出てきたのは、1枚の便箋と数枚の写真・・・。



 鉄生君へ

ハガキをありがとう。君に祝ってもらえるなら、誕生日も悪く
ないなと思いました。本当はまた1つオジサンになると思う
と少し憂鬱だったんだけど・・・。
そして熱烈なプロポーズに感激しました。「ずっと一緒にい
て欲しい」と、先に君に言われてしまいましたね。こちらこそ
よろしくお願いします。僕が日本に帰ったら、もう君を離しま
せんから。覚悟して下さいね?

                              賀集より


「師匠・・・。プ、プロポーズ?俺って、ププププロポーズしたのか!?―――覚悟な
んてとっくにできてるっての、バーカ。だいたい写真が全部動物たちのものって、どう
いうことだよ?1枚くらい自分の写真も入れとけっての。顔、見たいじゃんかよ・・・。」







 どれだけ言葉を並べても、足りない。この気持ちは、抑えられない。



 だから、今はただ―――


 貴方に

 君に


 会いたい・・・・・・。






                                             【END】











[後書き]
賀集師匠、お誕生日おめでとうございます!!貴方に出会えて、鉄生君も私も本
当に嬉しいです(笑)。師匠が本編に帰って来てくれる日をずっと夢見ています><
ええ、今までも、これからも・・・。そんな師匠スキーと声を大にして言っておきながら、
こんな手抜きくさい(汗)SSしかアップ出来なくて申し訳ないです・・・(自爆)。本当は
もっと盛大にお祝いしたかった・・・(遠い目)。遠く離れて会えない2人―――でもラブ
ラブ〜みたいな(笑)。でも本音はタイトルどおり、やっぱり『会いたい』んですよねぇ。
まあとりあえず、鉄生君の逆プロポーズ(?)も成功したようですので、2人ともお幸せ
にvvということで(笑)。






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