『初夢物語』






 ―陵刀司の場合―


「鉄生クン、おはよvv」
「う〜ん?」
「朝だよ、起きてv」
「あと5分・・寝かせ・・・て。」
「ダーメ。今すぐ起きないと、もう今日ずーっと起きられないようにしちゃ
うよ?」
「う・・ん・・・?」
「フフッ、いいんだね?」
「・・・・・。」
「じゃあ、遠慮なくv」
「・・・・・・・んっ・・・あっ?・・・・んんっ!?・・・ヤッ・・・・ヤダッ・・りょ・・・
とっ・・・離し・・・・・」
「もう遅いよ。今日はこのままたーっぷりとベッドの中にいさせてあ・げ・
るvv」
「ギャーーーーーッ!!」


 そんな―――陵刀(だけ)が幸せな夢。





 ―『犬』の場合―


「犬〜っ、帰るぞー!!」
『あっ、テッショー待ってv』
「今日の晩飯は何食べたい?」
『うーんと・・・テッショーの手作りだったら何でもいい』
「そっか?じゃあ今日はおでんにするか。寒い日にはもってこいだろ。」
『うん!テッショー大好きv』
「ハハッ、俺の手料理が・・・だろ?」
『違うもん。テッショーのことが大好きなんだもんvv―――でも手料理も
好きだけど・・・』
「//// ヘヘッ、俺も犬のこと大好きだぜv」
『ホント?』
「ああ。」
『1番好き?』
「ああ、1番好きだ。」
『テッショーッ!!ぼくも・・・ぼくも世界中で1番テッショーが好きvv』
「そっかぁ、じゃあ両想いだなv」
『うん、両想いだね♪』


 そんな―――大好きな(主)人と会話できる夢のような夢。





 ―師匠(賀集真吾)の場合―


「鉄生君、あけましておめでとうvv」
「おめでとう、師匠。」
「はい、コレ。」
「何?」
「お年玉♪」
「えっ!?師匠、俺幾つだと思ってんの?ガキ扱いしないでくれよ・・・
そりゃあ師匠から見たら俺なんてガキかもしんないけど。」
「ゴメンゴメン。じゃあ、大人扱いしようか?」
「へ?」

 ―――ドサッ

「好きだよ、鉄生君vv」
「・・・あっ・・・ヤッ・・・・ちょっ、ちょっと待・・・・・」
「ダメ、待てない。」
「んっ・・・・んんっっ・・・・ヤダッ・・・・・ししょっ・・・・」
「鉄生君、今だけは名前で呼んで?」
「えっ?//// ・・・あっ・・・・し、真吾さっ・・・・」
「よくできましたvvさて、じゃあご褒美上げなくちゃね♪」
「?・・・・うそっ?!・・・あああーーーっっ!!!」
「愛してるよ、鉄生君vv」


 そんな―――正月早々、エ○エ○な夢(笑)。





 ―岩城鉄生の場合―


「いっただっきまーす♪」
「うまいっ!」
「これもっ・・・そっちも・・・・。」
「あっ、あれは何?あれも食っていい?」
「うわぁ〜っ、うめぇっっ!!」

「プハァーッ、食った食ったぁっ!」
「もー食えねぇ。満足満足♪」
「あれ?今誰と食べてたんだっけ?・・・まっ、いいか。」
「向こうにあるのも美味そうだなぁ〜。」
「よしっ、行ってみよっと。」


 そんな―――1人他とはかけ離れた(食い気たっぷりな)夢。



 鉄生に3人?(+α)の想いが届く日は―――――遠い。





  A HAPPY NEW YEAR !!!








[ご挨拶]
皆様、あけましておめでとうございます。
新年早々、手抜きでどうもすみません^^; 年末は大掃除等で忙しくって、
これが精一杯でした><
WLキャラ達の『初夢』をテーマに書いてみました。それぞれの願望って
やつですかね?(笑)まあやはりと言うか、陵刀と師匠は同じところに行
き着きました(苦笑)。とりあえず鉄生君に「真吾さん」と呼ばせることが
出来て満足です(『師匠の夢の中』ですけどね/笑)。
私的に、鉄生と会話してる犬ちゃん書くのが楽しかったです♪(喋り方
がかなり乙女入ってしまいましたが/汗)
あうぅ、またまた新年早々言い訳が多いかも?(汗)

皆様の初夢が幸せなものでありますように―――


それでは、本年も『月の螺旋と黄色い箱庭』を何卒よろしくお願い致しま
す(ペコリ)。




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