※この小話はパラレル設定(弟=九里虎・兄=黒澤という兄弟ネタ)となっております。
原作設定以外は嫌だ!という方は、どうかお読みにならないようお願い申し上げます。
(この設定の発信元は葉月わかつさんです。素敵な兄弟グリクロを見たい方は、わか
つさんの素敵サイト『イマジン』様へレッツラゴー!)






  『愛の罠に気をつけて!』




「おーい、和光〜〜っ!!」
「コラ!いつも呼び捨てにするなって言ってるだろ?」
「(チェッ。)は〜い。なら、和兄!」
「…な、何だ?」
「ケーキん作り方オレに教えちくれんね?」
「はぁ?ケーキぃ??」

 この瞬間―――
 この弟がケーキ作りなど、太陽が西から昇ってもありえない!と和光お兄ちゃんは思
ったとか……。




「おい、九里虎?」
「ん〜、なんね〜?」
「お前がケーキ作りなんて、一体どういう風の吹き回しだよ?」
「どげんもこげんも…オレがケーキば作りよったらなんやおかしかと?」
「いや、だってお前……」
(そういうキャラじゃねぇだろ!?)
 という言葉を思わず飲み込む和光(兄)である。
 まあこの弟が少しでも家業(ケーキ屋)に興味を持ってくれたというのなら、それは喜
ぶべきことであるのだろう。
 そう(無理矢理)納得して、和光は弟にケーキ作りを教えることにしたのだった……。

 それが弟―九里虎の罠とも知らずに――――。







[追記]この後、生クリームプレイとか始まってみたり…(笑)。そんでもって今度はお風
呂になだれ込んで泡プレイとか…(←コラコラ)。あっ、ちなみに家業がケーキ屋という
のは紅月が勝手に作った設定です(汗)。




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