なんとな~く山日記
(2026年)
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2026年の山行記録です。根が不精なので、簡単なコメントだけつけてみました。ちゃらんぽらんでスイマセン。
 
 
【2026年】
月日
山 域
日程
形 態
メンバ
備 考
3/1 八溝山 日帰り 日帰り 単独 常陸大子、面白い駅・町です
2/15 嵩山 日帰り 日帰り 単独 三十三観音と楽しい岩場の霊山
1/31 釜伏山 日帰り 日帰り 単独 狛蛙、狛狼、そして真っ青な好天
1/10 群馬・鍋割山 日帰り 日帰り 単独 薄っすらと雪を被った絶景の低山
 
 
 
 
山 域
八溝山
日 程
2026年3月1日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
快晴
コメント
茨城県の北西部、福島県と栃木県の県境近くにある八溝山。山頂まで車道が通っているのですが、さすがにそれでは面白くない。ということで、蛇穴バス停から向かいます。
という経過撃ったんですが、またまた大失敗です。土曜日に常陸大子駅前のゲストハウスに泊ってノンビリ過ごし、朝一のバスで行くはずだったのですが、ナント、バスは日曜日運休でした。常陸大子駅で待てど暮らせどバスが来ない。よくよく調べて気付いた次第ですが、諦めて帰るのも癪ですし、お金はもったいないけれどタクシーを使ってしまいました。
8:50 八溝山登山口
蛇穴バス停のすぐ先、大きな鳥居が八溝山登山口となります。そこからしばらく車道を登っていくと左手に旧登山道という小さな標識。本当はここで左に入らなければいけないのですが、事前にルートを頭に入れていなかったため、分岐に気付きながらそのまま素通り。しばらく登ってから気付いたのですが、今さら戻るのも・・・という段階だったので、少し遠回りになりましたが、車道を登りました。途中、距離が近くなった場所で旧登山道に降りたものの、そのまま進んでいたらまた車道に戻ってしまったりと、ちょっと道が分かり難いです。
10:00
日輪寺入口
日輪寺入口と書かれた箇所に出たので、ここから車道を離れ、右手の遊歩道へと入ります。しばらく登山道を下り、沢沿いに出た辺りで、水平から登りへと転じます。そこを少し登っていくと上の方に建物が見えてきます。これが日輪寺です。
10:20
日輪寺
いつ建て替えられたのか、日輪寺本堂は割と綺麗ですね。簡単にお参りを済ませると、右手の砂利を敷いて舗装した感じの道を登り、車道を横切ったら、また登山道に入ります。
この日は天気も良く、3月にしてはポカポカ陽気。そのせいもあって花粉が飛びまくり。仕方なくマスクをして登っていましたが、息苦しくなって外したりと、花粉の季節は山登りも大変です。足元に笹が生えた登山道をかき分けるように登ると、あっさりと山頂に着きました。
11:00
八溝山(~11:30)
山頂には、車道を登ってきた人のための駐車場、神社、そして、お城を模したような展望台があります。展望台に上がってみるとこれまた絶景。方向指示盤によると、右手の方から蔵王、安達太良、飯豊、那須、富士・・・。ん?元々方向音痴ですが、慣れない場所という事もありこの順番に違和感を覚えてしまいます。雪を被った峰々を見ていると飽きませんね。でも、ポカポカ陽気のはずが、やっぱり山頂は寒いです。標高と、風の影響で寒いです。
山頂にさほど人はいないのですが、車できた人、マウンテンバイクで上がってきた人、さまざまです。ここで軽くランチを済ませたら、下山にかかります。下りは道を変えて鉄水経由、つまり日輪寺を通らないコースです。途中にある八溝川湧水群というのが名水百選に選ばれているそうなのですが、この日は鉄水も金性水も涸れていました。他の方の記録を見ても、涸れていたという記載が多いので、最近はそうなのかもしれません。
12:00
日輪寺入口
日輪寺入口の少し手前で登山道から車道に合流。あとは行きと同じコースなのですが、今度こそ間違えないように旧登山道沿いに下ります。折角山に来たのだから、車道ばかり歩いていたのでは味気ないというものです。行きに通り過ぎてしまった分岐で車道に戻ったら、大鳥居の登山口はすぐそこです。
13:00
八溝山入口
お金がもったいないのですが、帰りもタクシーです。やむなし。ちなみに、この日、3月1日(土)は十二所神社の百段階段を使った「ひなまつり」で、町を上げてのイベントが開催されていました。結構な人出です。常陸大子駅周辺は「大子デパート」と名付けて、地元で全てが揃うレトロな街並み作りとしています。観光資源として残しているのか、町おこしなのか詳細は知りませんが、これはこれで楽しいです。
山は本連れ
今回持って行ったのは、米澤穂信さんの短編集『満願』。6編の短編が収録されていますが、どれも秀逸で、結末が予想を上回ってきます。ラストのインパクトもさることながら、文章の上手さといい、展開の上手さといい、さすがですね。特に、「万灯」や「関守」などは、ミステリーであると同時に、ある種ホラーとも言えそうです。山本周五郎賞を受賞したほか、「このミステリーがすごい!」など賞を総なめにしたのも頷ける1冊です。
 
 
 
 
山 域
嵩山
日 程
2026年2月15日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
快晴
コメント
今回は、群馬県にある低山・嵩山です。「嵩(かさ)ばる」という字を書いて、「たけやま」と読むそうです。群馬ですが低山なので雪もなく、景色は抜群。簡単な岩場の登りも楽しめる山です。自宅から中之条駅までは始発でギリなので、高崎に泊ってゆっくりと向かいました。2週間前の釜伏山は大寒波だったというのに、今回はぽかぽかの小春日和です。
9:50 中之条駅
AIに聞いてバスで行こうと思っていたのですが、よく調べたら、駅から道の駅へ行くバスは廃線になっていました。あやうくAIに騙されるところでした。最近、バスの廃線多いですね。残念です。バスがないので、道の駅まで1時間ほど歩きます。最初、どこで間違えたのか1本左側の道を進んでしまい、ちょっと遠回りをしましたが、基本、舗装された車道沿いに少しずつ登っていくと道の駅に到着します。
10:50
道の駅 霊山たけやま
遠目では「どれが嵩山かな?」と思っていたのですが、結構目立つ山容。道の駅まで来ると、山頂付近にゴツゴツとした岩場が見えます。道の駅に寄るのは後回しにして早速登山道へと向かいます。周回コースになっているのですが、先に小天狗に行く表参道から登ります。
嵩山には三十三観音と言って、戦国時代に嵩山城が落城した際の死者を弔うために安置された観音様が随所にあります。三十三観音を巡る方もいらっしゃるそうです。土の登りやすい登山道を登っていくと、早速、一番の観音像が現れます。全部寄っていたら大変なので、近い所だけ立ち寄って行こうと思います。途中見晴台にも寄りつつ登り、あずまやのある広場を左へと折れて少し進むと、小天狗に到着します。
11:30
小天狗(~11:40)
小天狗からの景色は絶景です。手前の電線群は御愛敬として、雪を被った山々が素敵です。残念ながら私には山座同定できませんが・・・。
少し休憩したら早速次へ。先ほどの広場まで戻ったら中天狗へと向かいますが、その手前に十一番以降の観音様と胎内めぐりがあるとのことで、まずはそちらに立ち寄ります。前回の釜伏山でも姥宮神社に胎内めぐりがありましたが、やはり命の尊さ・神秘に対する敬意・崇拝なんでしょうね。大きな岩の隙間を通ると、穴倉のような急な下り坂になっており、その中に十一番から十三番までの観音像が安置されていました。ここで拝んでから、元の道に戻りました。
あまり景色のよくない中天狗を過ぎ、石像が多数並んだ本丸跡を通過したら、いよいよ大天狗への岩場です。この岩場、適度な長さで、かつ急過ぎず、ちゃんとホールドもあって、鎖も付けられていますが、鎖なしで登ると良い感じに楽しいです。
12:05
大天狗(~12:15)
大天狗からの景色を堪能したら、早々に下山にかかります。下りに岩場を通る場合は鎖を使った方が安心かもしれませんが、岩場の横を通ることもできるので、不安な方はこちらもありです。岩場を降りたところで周回コースに戻ります。
あとは下るだけなのですが、途中、断崖が見える場所が通行止めになっていました。二十一番から二十五番の観音様のいらっしゃる場所だと思うのですが、岩場が崩落して危険なのでしょう。最後に崖の途中にある十九番にお参りして道の駅に下山しました。
12:50
道の駅 霊山たけやま(~13:05)
道の駅にも色々あって、大繁盛して人が押し寄せるような場所もありますが、ここは地元の農産物などを中心とした静かな道の駅。とはいえ、こういう場所がなくなってしまうと困るので、ささやかながらお土産を買って帰りました。
あとは来た道を戻るだけです。道すがら正面に特徴的な山々のつらなりが見えます。方角的には榛名山でしょうか。行きと帰りで見える景色が違う(当たり前!)のは楽しいですね。
13:50
中之条駅
山は本連れ
今回は、西條奈加さんの『心淋し川』です。なぜか西加奈子さんと勘違いして読み始めて、途中で気付きました(><)。心と書いて「うら」と読む。日本語って風流ですねぇ。それはさておき、物語は江戸時代の長屋に住む、恵まれているとは言い難い町人の生活、生き様を描いているのですが、「幸せの形って何だろう」と考えさせられました。他人と比べると不幸に見えるかもしれない。自分の思い通りにいかないかもしれない。でも、そこにこそ、本当の幸せがあるのかもしれません。でも、「冬虫夏草」みたいな形は、ちょっとぞっとします。連作短編集で、書き過ぎない妙がありますが、最終話で回収する辺りもうまいです。
 
 
 
 
山 域
釜伏山
日 程
2026年1月31日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
快晴
コメント
日本列島は未曽有の寒波に襲われ、北海道・青森や日本海側は大雪。一方、関東近郊など太平洋側は乾燥で山火事なども頻発。困ったものです。そんな寒さの中、雪中歩行する元気もなく、天気の良さを頼りに、簡単で眺めの良さそうな山へ。
9:50 波久礼駅
波久礼駅まで家から3時間ほど。電車に乗っている時間も楽しく過ぎていきます。波久礼駅は無人駅。降りたのは自分を入れて2人だけでした。でも、駅前の道路は結構な車が走っており、観光地としては色々な魅力があるようです。日本水(やまとみず、名水百選)、みかん産地の日本北限・・・。そんな町を抜け、荒川を越えて、風の道入口に到着です。
10:00
風の道入口
「風の道」とは別に風が強いとか、風の通り道などという意味ではないようです。地元の地区名・風布(ふうっぷ)にちなんで付けられたようです。風布川沿いに車道も走っていますが、自然を楽しめるように「風の道」が設けられており、せせらぎを聞きながら歩くことができます。
10:40
姥宮神社
駅から1時間ほどで姥宮神社に到着。「うばみや」ではなく、「とめみや」と読むそうです。この神社の不思議な所は、狛犬ではなく狛蛙になっている所。蛙は縁起物ということもあり、所々の神社で、狛犬の代わりに狛蛙になっているようです。
日本の里・風布館という風布名物のうどんを食べられる施設を横目に車道沿いを登っていき、日本水取水場に向かう車道を右手に見送り、左手に折れる林道へと入ります。ここからが登山道と言っていいでしょう。
11:10
林道分岐
しばらくは、車の轍の残る林道を歩き、次第にいわゆる登山道になります。林立する木々の向こうに岩壁が見えたら、一気に岩を攀じるような急登となります。これが蛇紋岩なのでしょう、層になった岩を時々掴みながら高度を上げていきます。場所によってはロープや鎖が張ってありますが、そこまで危なくはないです。
途中、山頂少し下に、日本水源泉への分岐がありますが、ここは崩落の危険があるということでかなり前から立入禁止になっており、しっかりとした「禁止」の案内板とロープがあります。さらに登ること10分ほどで山頂に到着します。
12:00
釜伏山(~12:10)
山頂には祠があり、両側に狛狼が控えています。蛙の次は狼です。その向こう、木々の先に雪を被った浅間山も見えています。ゆっくりご飯でも食べたい所ですが、もともと気温が低い上に烈風が通り抜けており、寒くてじっとしていられません。写真撮影もそこそこに山頂をあとにしました。山頂から釜伏神社まではわずか10分程度です。
12:20
釜伏神社(~12:20)
釜伏神社の狛犬も狛狼です。山頂の祠は、釜伏神社の奥の院に当たるようです。釜伏神社は結構立派で、そこら中に狛狼が控えています。
ここからの帰路は実は車道を歩いて下山できます。左手に見える街並み越しの浅間山を眺めながら下ること10数分、塞神峠で右に曲がり、下りのペースを加速させていくと、車が5,6台停まっていました。ここが日本水の取水場、水飲み場ですね。
12:50
日本水取水場
皆さんペットボトルを持ってきて、一生懸命詰めています。一番の強者は、2リットルボトルが6本入る箱を10箱以上もハイエースに積んでいました。お店でもやられているのでしょうか。
さらに下っていくと午前中11時過ぎの分岐点にぶつかりました。ここからは、行きに登って来た道を戻るだけです。
14:10
波久礼駅
思ったよりも早く波久礼駅に到着。もう少し遠回りしても良かったかも・・・。晴れ晴れの天気で、寒かったものの気持ちの良い山行でした。
山は本連れ
今回持って行ったのは、本屋対象を受賞した、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」。なんと言ったら良いのでしょうか、とても温かいのに、読んでいて哀しく切なくなります。自分の身近に近い境遇の人がいるわけでもないのに、なぜか自分事として共感し、主人公やその周囲の人たちを応援し、一緒になって何とかしたいと思ってしまいます。願わくば、優しい社会でありますように・・・。
 
 
 
 
山 域
群馬・鍋割山
日 程
2026年1月10日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
快晴
コメント
「鍋割山」と言えば自分的には丹沢ですが、今回は群馬県にある方の鍋割山。日帰りでも行けるのですが、折角なので高崎で久しぶりにご当地ファミレス・シャンゴさんに寄って、名物メニュー「シャンゴ風」を堪能。その日は前橋駅前に前泊して、ゆっくりと出発です。
9:40 箕輪バス停
前橋駅から1時間弱バスに揺られて箕輪バス停で下車。赤城山麓まで行くバスは、大半が赤城山に行く登山者と見え、箕輪で降りたのは自分だけでした。ただ、すぐ近くに姫百合駐車場があり、マイカーで来て登る人の方が多いようです。
駐車場は薄っすらと雪化粧。登山道も軽く雪を被っていましたが、土と枯れ葉のお陰で歩きやすいです。朝10時前だというのに、もう上から降りてくる人もいます。意外と人は入っているようですね。割合と緩めで、ウォーミングアップにちょうど良い登山道を登ること40分。荒山高原に到着です。
10:20
荒山高原
高原からは鍋割山方面(たぶん見えているのは火起山)と荒山が両側に見えます。ここから鍋割山を目指すのですが、この道はいわゆるプロムナードでした。道は緩いアップダウンで景色は抜群。左手には群馬県南部の街並み(方角的には桐生や足利でしょうか)。右手は木に遮られているものの、時折、武尊から苗場、四阿山など群馬県北部から新潟県南部の雪を被った山々が見渡せます。特に、火起山前後の両側の景色が見渡せる辺りは気持ちが良いです。ノンビリ景色を堪能しているうちに、自然と鍋割山に着いてしまいます。
10:50
鍋割山(~11:00)
鍋割山からは群馬の街並みが見事に開けており、快晴の天気と相俟って清々しいばかりです。右手奥には、浅間山が白い頭を覗かせています。ここでしばし景色を眺めて小休止。山頂には、自分と外国人の方お一人だけ。静かです。
箕輪バス停を出る帰りのバスは14時1分発。荒山まで行くとコースタイム的に厳しくなるのでどうするか迷っていたのですが、麓から鍋割山までの時間が思ったよりも短かったので、荒山にも立ち寄ることにします。そのため、山頂滞在も短めにして次に向かいます。
11:25
荒山高原
鍋割山から荒山高原までプロムナードを戻ってくると、後から外国人さんが追い付いて来られました。自分が荒山まで行くという話をすると、一緒に行って良いか、とのこと。別に止める話でもないので、荒山へ向かうことに。すると、外国人さんはなかなかの健脚で、ズンズンと先へ進んでいかれます。追いかける必要もないので、自分は自分のペースで歩きます。方角の問題だと思うのですが、鍋割山への道は雪が融けていたのですが、荒山への道は時々雪が残っていたり、凍結気味の箇所もあるようです。
12:10
荒山(~12:20)
荒山山頂から赤城山が見えるのではないかと期待していたのですが、地蔵岳が邪魔をして黒檜岳が見えません。残念。鍋割山よりも荒山の方が200m以上も高いのに訪れる人が少ないのはそうしたことが理由なのでしょう。
荒山からバス停までは、ずっと外国人さんと連れ立って、一緒に歩いて下山しました。聞けば、見た目はどう見ても外国人で、実際、母親がトルコの方のハーフだそうですが、本人は日本生まれ日本育ちだそう。実家は愛知で、派遣で色々な仕事をされているそうですが、関東の山にも登りたくて、今は山梨県に住んでいるとのこと。特殊な出会いでしたが、たまには他の方と一緒に山を歩くのも楽しいですね。
13:40
箕輪バス停
思っていたよりも早くバス停に到着。時間があったので、誰もいないことを幸いに、ここで着替えを済ませて帰りました。季節の関係もありますが、手軽で良い山ですね。
山は本連れ
今回持って行った本は「この本を盗む者は」(深緑野分)です。積読していた本がいつの間にかアニメ化されたと知って急いで読んでみた次第。ただ、残念ながら自分には合わなかったようです。寓話のような、幻想小説のような感じなのですが、「第一話 魔術的現実主義の旗に追われる」を読んだ段階で、第二話を読もうという食指が動きませんでした。好みの問題ということでお許し下さい。