なんとな~く山日記
(2023年)
 「ヴァーチャル クライマー」トップページ
2023年の山行記録です。根が不精なので、簡単なコメントだけつけてみました。ちゃらんぽらんでスイマセン。
 
 
【2023年】
月日
山 域
日程
形 態
メンバー
備 考
11/4 不老山 日帰り 日帰り 単独 バスから見た富士山が一番でした
10/7~8 木曽御嶽山 日帰り 夜行日帰り 単独 夜行バスで行く初雪の木曽御嶽
9/30 富士塚巡り⑧ 日帰り 日帰り 単独 新しい登山靴の慣らし運転です
9/24 笹子雁ヶ腹摺山 日帰り 日帰り 単独 ちょっと物足りなかったです
8/12 九鬼山 日帰り 日帰り 単独 真夏でも快適。木陰が多い山
7/16 二子山 日帰り 日帰り 単独 猛暑とはいえ、体力不足を痛感
6/24 滝子山 日帰り 日帰り 単独 沢沿いの登山道が気持ち良い!
5/2 北横岳 日帰り 日帰り 単独 今年は温暖で雪が少ないです
4/9 龍籠山 日帰り 日帰り 単独 城山湖周辺を散策する里山徘徊
3/21 ミツバ岳 日帰り 日帰り 単独 大失敗・大反省の山。良い教訓です
2/4 生藤山 日帰り 日帰り 単独 ゆるやかな静かな山旅を堪能
1/8 川苔山 日帰り 日帰り 単独 優しいような厳しいような山
 
 
 
 
山 域
不老山
日 程
2023年11月4(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れのち曇り
コメント
温暖化の影響か史上初めてという11月の夏日が続く日々。手軽に富士山で見に行こうと思い不老山をチョイス。しかも、JR駿河小山駅からバスで明神峠まで行ったので、アップダウンはそこそこあるものの、明神峠と不老山の標高はほぼ同じ楽チンです。
駿河小山駅から明神峠に向かうバスの中から、富士山が裾野までよく見えました。まだそんなに雪は積もっていません。標高が上がるに従い手前の山が邪魔して、富士山の下の方が見えなくなってきました。明神峠からは見えません。
9:20
明神峠
峠から右へ入る車道はゲートで塞がれています。道路向こう側へ登ると三国山方面。手前側が明神山・不老山方面。秋の様相を呈し始めている木々を眺めながら、水平移動から緩やかな登山道を登ります。富士山は進行方向後ろのはずなのですが見えません。まぁ仕方ないでしょう。軽いアップダウンを繰り返しながら、少しずつ高さを稼ぎ、標高1,041mの湯船山に到着。実は今日の行程の中で、ここが一番高い場所です。
9:55
湯船山
あまり展望のない山頂を過ぎ、今度は下り気味の歩いて行きます。白くらの頭を過ぎでしばらく行くと、所々登山道が分かりにくくなってきます。場所によっては登山道らしく踏み跡が並行し、ピンク色のテープが両方に付いていたりします。最も低い鞍部740mを過ぎた辺りで道を間違えました。テープが付いているのに高度計が700mまで下がり、「おかしいな」と思って地図アプリを見直すとルートから外れていました。この辺は、ヤマレコだったら音声で教えてくれるのですが、ヤマップだと自分で気付かないといけません。いずれにしろ、地図アプリのありがたさと読図能力のなさを痛感。ひとしきり登り返したところで、サンショウバラの丘に到着しました。
11:10
サンショウバラの丘
丘からはちょうど不老山がよく見えます。少し進んで振り返ると湯船山と思しき山がありますが、富士山は見えません。さらに10分ほどで世附峠に。一応林道らしいのですが、こんな道では普通車は通れないのでは・・・。峠には、工事現場にあるような移動式の簡易トイレがありました。
峠からは少し傾斜が増します。でも、ここまで楽な登山道しか登ってこなかったので、何だかやっと山登りになったような気がして登りが気持ち良い。ただ、峠から30分もかからずに分岐に到着。左へ2分ほど歩くと不老山の山頂です。
11:50
不老山(~12:10)
山頂には木のテーブルとベンチがあるものの、展望がないので長居は無用。軽く行動食を食べ、休憩をしてから、早くも下山にかかります。
山頂から5分で、金時神社と谷ヶ山の分岐に到達。ここを右へと折れて下っていきます。20分ほど歩くと、砂利道っぽい感じになり、もしかしたら軽トラなら走れるかも、という印象の道になります。このあとしばらく、登山道のような林道のような道が続き、12:35に明らかな林道に到着。登りがこのルートだったら、ちょっと面白くなかったかもしれません。
13:20そろそろ街中に出るかなという頃、突然、道が行き止まりに。ただ、背の高い草の一部に薙ぎ倒した跡があったので思い切って踏み込んでみると、ほどなく草がなくなり、目の前に登山道が現れました。そこから15分ほど下ると、金時公園へと辿り着きます。
さらに街中を歩くこと30分。駅に到着して終了です。
14:05
駿河小山駅
山は本連れ
今回のお供は百田尚樹さんの『夢を売る男』。最初は詐欺師の話かと思いましたが、読み進めるうちに何故だか納得させられかけています。やがて話は、文藝批判、作家批判から人間の自己顕示欲へ。そして最後はホロリとさせられてしまう。うまいですね。
 
 
 
 
山 域
木曽御嶽山
日 程
2023年10月7(土)~8日(日)、夜行日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
9年前に未曽有の自然災害事故を起こした御嶽山。知り合いが亡くなったとか、そういう関連は何もありませんが、2,3年前から少しずつ登山も解禁されたので、今回出かけることにしました。20年以上前の冬に吹雪で敗退して以来の再挑戦。今回も雪の登山となりました。
まずは24:15八王子発の毎日あるぺん号に乗って一路御嶽山麓へ。3連休ながら土曜の夜行便なので高速は空いていました。ただ残念なことに、バスが昔ながらの4列シートで、あまり後ろに倒せなかったこともあり、睡眠的には快適とは言い難かったです。夜行のあずさ号や夜行バスなどは何度も乗っているので、睡眠不足での登山くらいよくあることですが・・・。
7:00
おんたけロープウェイ鹿ノ瀬駅
6:00にロープウェイの駐車場に到着し、身支度や朝食で準備。10/8は午後から雨予報で決して登山日和とは言えませんが、毎日あるぺん号のお客さま以外にも駐車場には数十台の車が停まっています。駐車場から見ると、御嶽山頂付近には雪が付いているようです。そりゃそうだ。2日前には富士山は初冠雪したのですから。朝7時に運転を開始した6人乗りゴンドラに10分ほど乗り、飯森高原駅へ。いいよ出発です。
7:15
飯森高原駅
天気は曇りですが、乗鞍山など周囲の山が見えます。ほんの数日前まで夏日を記録していて、一向に秋にならないと言われていましたが、急に秋を通り越して冬の様相。かなり寒いので、スタート時点では4枚重ね着して出発です。
ゴンドラ始発組が一斉にスタートしたため、平行移動の七合目までは数珠繋ぎ。七合目で、下から上がってくる登山道に合流すると、傾斜が急にきつくなります。普通に登っているつもりが、前の組を追い越したりしているうちに息が上がってきます。寝不足のせいか、ゴンゴラで一気に標高2000mを越えたせいか、単に体調が悪いのか、動悸が早くなっています。途中から、土の上に少し雪が残っています。ただただ、とぼとぼと歩くうちに八合目に到着。
8:10
八合目・女人堂
女人堂の上からは御嶽山の頂上方面が見渡せます。山頂付近は雪景色、中腹もそれなりに雪が付いています。ぽつりぽつりと見える先行者を追い駆けるように、きつい登りを登ってゆく。シンドイと思いながら、ただ足を前に出すだけですが、先行者から離されることもなく、後続に抜かれることもなかったので、皆、きついのでしょう。石室山荘直下の急坂は、槍ヶ岳肩ノ小屋の手前をちょっと思い出しますが、それに比べれば大したことはないです。気付けば石室山荘に到着。
9:10
石室山荘(~9:20)
山荘を抜けたところで、八合目で脱いだインナーを再度着ました。体温調節は重要。山荘手前にかなり急な崖があり、正直、アイゼンを持って来なかったことを少し後悔。山荘を抜けたら山頂まで一面雪景色だったので、先ほどのような急坂が出てきたら、潔く敗退するつもりで前に進みます。石室山荘から山頂までは傾斜が緩やかで体力的に楽。登山道を外れても急斜面がないため、万が一雪で滑っても、あまり心配はなさそうです。念のため上から降りてくる人の足元を注視してみると、6~7割の人がアイゼンを付けていません。難所はあまりないのかもしれません。
傾斜が緩やかなことと、山頂が見えていることに助けられ、さほど苦しい思いをすることもなく山頂に到着。雪がびっちりと張り付いた最後の石階段を慎重に登ると山頂に到着。結論から言えば、アイゼンなしで登れるギリギリのタイミングだったようですが、想定せずに行ったことを反省。その昔、10月中旬の北アで雪に閉じ込められたこともあるというのに、反省が足りてないです。
10:00
御嶽山頂(~10:10)
曇り空ながら、乗鞍を始めとする景色が見えてます。完全に凍結した二ノ池が指呼の距離。山頂の下には、先の噴火で亡くなられた方の慰霊碑、今後の噴火に備えたシェルターがあります。浅間山や阿蘇山などシェルターのある山は限られていますが、もっとあっても良い気がします。
ゆっくり景色を堪能したいところですが、エビのシッポができるほどの強風による寒さと、そこそこ人がいることもあり早々に下山にかかります。帰りは折角なので二ノ池山荘に寄って帰ろう。
10:40
二ノ池山荘
完全に凍結している二ノ池を見ながら少し下り、二ノ池山荘へ。予定よりもだいぶ早い行程で進んでいたので、ここで昼食でも・・・と思っていましたが、山荘は水道凍結のため休業中。何も食べられなかった。残念!!まぁ、仕方がないですね。少し休憩してから、石室山荘へと向かいます。
11:00
石室山荘(~11:20)
山荘で小休止。ちょっと高いと思いつつ、700円のおしるこを注文。そうしたらちゃんとしてました(あま~いアズキに、小さい焼き餅が2個浮いています。妙に時間がかかると思ったら、お餅をちゃんとその場で焼いていたようです。美味しく頂き、身体もすっかり温まりました。ご馳走さまです。
山荘から先は、多少急ながらも下るだけ。融雪で濡れる木の階段で足を滑らせたり、泥濘に汚れる新品の登山靴を気にしたりしながらも、なんとか下山。予定よりもかなり早くロープウェイ駅に到着しました。
13:00
飯森高原駅
毎日あるぺん号の帰りの出発は15:30なので、山頂駅のカフェでゆっくりと休憩。自分が到着してしばらくする頃にはガスが濃くなって展望がなくなり、ゴンドラに乗った14時過ぎには雨が降り始めました。ギリセーフ。
山は本連れ
今回は行きも帰りも高速バス。帰りはかなり渋滞したものの、バスで本を読むと酔うので、本はありません。
 
 
 
 
山 域
富士塚巡り⑧
日 程
2023年9月30日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ時々曇り
コメント
 今回は全く想定外です。笹子雁ヶ腹摺山で、靴が壊れかけていることに気付き、新しい登山靴を購入。足慣らしにどこか出かけようと思い、何の考えもなく富士塚巡りにした次第。準備期間が短く適当に選んだので失敗でした。1つ目の熊野堂富士は気付かづに2回目の訪問。2つ目、3つ目は自然の地形を利用しているせいか分かりにくい。3つ目は富士塚というよりオブジェでした。まぁ、散歩が目的なのでOKです。
9:20
熊野堂富士
片倉町駅から結構歩く・・・のだが、途中で既視感が。なんか来たことある気がする。急遽決めたので、3年前に来た場所であることを忘れてました。良いでしょう、登り甲斐のある素敵な自然富士塚ですから。お寺さんと畑の間を通って登山口へ。そこから登山道よろしくジグザグに登っていくと山頂に到着。眺めも良い。
10:20
芝生浅間神社
富士山に似た形状から、江戸時代に富士講の聖地とされ、横にある人穴は富士山に繋がっていると言われていたそうです。横浜駅から15分ほど歩くともはや住宅地。石の鳥居をくぐって表参道の階段を登っていくと、100歩ほどで赤い鳥居に到着。その先が山頂なのだが、横には幼稚園がある。高台ではあるものの見晴らしが良いとは言い難い。奥には小御嶽社もあるが、今となってはここが富士塚だったとは知らなければ分からないだろう。
12:00
白滝不動尊
根岸駅から10分ほどだが、大通りから少し北に入ると急に坂になる。急傾斜地崩落危険地域に指定されているようで、若い頃ならともかく年を取るときついかもしれない。坂の上は閑静な山の手の住宅地なのだが・・・。白滝不動尊は、その名の通り滝があるが、昔はもっと水量があったそうで、今は開発で細流となっている。不動尊前の階段はかなり急で、男坂と女坂の2つがある。とあるHPで富士塚とされていたが、富士講の碑はあるものの富士塚かどうかは不明。
13:40
富士浅間神社
東横線新丸子駅から徒歩3分程度のところに、京濵伏見稲荷神社という立派な神社がある。大きなお狐様が両脇に控える鳥居をくぐり、色鮮やかな数十個の鳥居を右手に見ながら左へと進むと、お目当ての富士山がある。これは富士塚ではない・・・ですね。青と白で綺麗に彩色された富士山のレプリカです。御神託により富士山の御神霊岩を祭礼しているのだそう。とにかく立派です。隣には白山もあります。
 
【データ】
名 称 熊野堂富士 芝生浅間神社 白滝不動尊 富士浅間神社
最寄駅 横浜市営地下鉄ブルーライン片倉町駅 JR横浜駅(京急、横浜市営地下鉄) JR根岸線根岸駅 東急東横線新丸子駅
場 所 最勝寺内 芝生浅間神社 白滝不動尊 京濵伏見稲荷神社内
築 年 1808(文化5)年
大きさ 高さ18m? 高さ10m程度? 高さ20m程度? 高さ1.5m
歩 数 約200歩 100~150歩 男坂100歩、女坂120歩
合目石 あり なし なし なし
登山可能日 通年登山可能 通年登山可能 通年登山可能 登山不可
文化財指定 なし なし なし なし
富士の溶岩 なし(?) なし なし あり
 
 
 
 
山 域
笹子雁ヶ腹摺山
日 程
2023年9月24日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れときどき曇り
コメント
10月上旬に木曽御嶽山登山を計画。その前に足慣らしと思って行き先を探していたのですが、結果、あまり訓練にならない安易な登山となってしまいました。まぁ、どこへ行っても山は楽しいです。
9:10
笹子駅
わずか3ヶ月前、滝子山へ行く時に降りた笹子駅で再び下車。その時とは反対方向へと歩きます。ちょうど良い時間のバスがあったのですが、訓練のつもりだったので歩いて登山道へ。昨日、いや今朝までの雨が心配でしたが、急に空が晴れてきて良い天気となりました。
9:40
新中橋登山口
新中橋から山へ。山と高原地図では、駅から山頂まで2時間50分、標高差750mなので訓練にはちょうど良いかと思っていましたが、全然物足りなかったです。登山口からはそこそこの傾斜の登山道がずっと続くのですが、先週までとはうって変わって気温が下がったこともあり、思いのほか快適です。自分でも不思議なくらい足が進み、コースタイム2時間の登りを1時間20分で疲れることなく登ってしまいました。
11:10
笹子雁ヶ腹摺山(~11:30)
山頂の少し下、謎の大きな看板跡の付近から振り返ると富士山がクッキリ。どこから見ても富士山の形は分かります。山頂にて軽食。最近、登山中に小まめに軽食を取るスタイルにしているので、山頂などでガッツリ昼食を食べたりしなくなりました。木の間から富士山の上1/3くらいが見えています。とはいえ、さほど見る所もないので、早々に頂上から退散。
下山も1時間もかかりませんでした。この位なら足も痛くならないので楽チン。この日出会ったのは、山頂で一緒になった4人組以外、単独行の人2人のみ。静かな山行が楽しめます。
12:30
登山口
計画よりもかなり早く登山口に到着。ほかに予定もないので、ノンビリ・トボトボ駅を目指します。
13:30
笹子駅
足慣らしというには物足りない登山。最近中央線沿線の山によく登っています。いつのまにか、「秀麗富嶽十二景」と言われる山々に結構登っている気がします。ただ、富士山を見るのであれば、やはり道志山塊などの方が見応えがあります。
山は本連れ
残念な出来事が起きてしまいました。本は持って出ました。でも、電車に乗り込んで読み始めてすぐに、急行の止まる駅で停車。「あれ、乗り変えるんだっけな?」とスマホで確認し、慌てて乗り換え。その間に、本を失くしたみたいです。色々探したのですが見つかりません。本はブックオフなので良いのですが、ブックカバーが1万円くらいしたので悲しいです。
 
 
 
 
山 域
九鬼山
日 程
2023年8月12日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れときどき曇り
コメント
2週間ほど前、ランニング中にふくらはぎに違和感。いわゆるこむら返りの前兆というか、ふくらはぎが堅くなっていて、何となく庇うような歩き方になってしまうのです。今年の夏のメインイベントをどうしようかと考えていたが、登山中に足が吊ったり、肉離れを起こすのではないかと不安。そこで、お試し登山として、標高差はそこそこ(結果的には累計950mでした)、行程もそこそこ(結果的には5時間半でした)である九鬼山を選択。結果、「何の問題もない」とまでは言い切れなかったものの、普通に登れることが分かりました。
9:35
富士急行線禾生駅
富士急ハイランドを目指す観光客や外国人さんを尻目に禾生駅でただ一人下車。この日は台風が迫りつつあるため、猛暑&多湿で蒸し暑いことこの上ない。遮るもののない道路脇を歩いていると、ほどなく落合水路橋に到着。100年以上前に作られたレンガ作りの橋で、今なお現役で、水力発電所に水を送り続けてているそうです。
9:50
落合水道橋
橋をくぐって少し歩くと、愛宕神社脇から登山道となります。何が幸いだったって、九鬼山は山頂まで直射日光に照りつけられる箇所がほとんどないのです。気温は確かに高く汗だくですが、木陰のお陰で、そこまでシンドイ思いをせずに登ることができました。40分ほどで田野倉駅から登ってくる登山道と合流し、雲で富士山が見えない富士見平を過ぎ、山頂に到着。100分で550mを稼ぎましたが、ふくらはぎも順調で、思ったほどきつくなかったです。
11:15
九鬼山(~11:45)
山頂で、ウルトラトレイル・デュ・モンブランを目指しているという青年(というにはやや年が上の気がしますが)と知り合い、トレランの世界を垣間見る。私には無理なので、昼食休憩後、札金峠方面へと向かう。ここも木陰の道で助かります。禾生からの登山道に比べると多少分かりにくい気はするものの、基本的に土が堅いのでトレラン向きかもしれない。
12:30
札金峠
札金峠で休憩中の3人を追い抜く。この日出会った登山者は、6人だけ。ここから左に道を取ると田野倉駅に下山することも影響していたのか、札金峠から猿橋駅までは誰にも会わず。静かな山です。峠を過ぎると、馬立山に向けての登りとなりますが、標高差は100m足らずということもありあっという間です。
13:05
馬立山(~13:15)
小休止して出発。実は今回、ナビアプリのYAMAPを試していました。ミツバ岳で道を間違えて、地図アプリを入れている人に道を教えてもらって以来Yamarecoを試用していましたが、今回はYAMAP.。アプリそのものは一長一短あり、どちらが良いかは好みもありますが、間違いなく言えるのは、地図アプリを使用することで登山者の安全性が向上すると同時に、ルートファインディングのスキルが落ちるということ。しかし、便利さには抗えないのだ。
その後、沢井沢の頭、御前山と登り降りを繰り返しながら、神楽山を過ぎると一気に下りとなります。山と高原地図では分からない、細かい道の左右への曲がりも地図アプリなら一発だ。
14:45
車道
大月近辺の街の喧騒は登山道にも届いていたが、突然、階段の手摺りが見え、右手に車道が登場。無事下山と思った瞬間に右ふくらはぎが痛み出した気がしたので、山中では気が張っていたのかもしれません。、帰りの車内で座っている間に治ってしまったので、たいしたことはないのでしょう。
15:00
中央本線猿橋駅
山は本連れ
普段は山関連の本は持っていかないのですが、今回はちょうど読みかけということもあり「ソロキャンプ2」(秋川滝美)を持参。内容云々とは別の問題として、これまでキャンプと登山は兄弟みたいなものということで、キャンプ系のマンガや小説を登山ものと同列に考えてきましたが、本作を読むと登山とキャンプは別物という気がしてきます。まぁ、兄弟ではないまでも従兄弟くらいには当たるだろうから、引き続き、拙HPでは紹介して参ります。作品そのものは面白いですよ。
 
 
 
 
山 域
二子山
日 程
2023年7月16日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
暑い!そして遠い!どちらも分かっていたことですが、行ってみて改めて痛感。体力不足と相俟って、情けない山行になってしまいました。
10:40
坂本バス停
自宅から西武秩父駅までも結構遠いのですが、そこからさらにバスを2本・70分乗り継いで坂本バス停へ。ここまで4時間20分もかかっています。
バス停からは、車道をショートカットする形で仁平川沿いを登ります。二子山は、股峠の北側、わずか5分で登れる所まで車道が通っているせいなのか、沢沿いの登山道は荒れ気味です。
11:00
登山口
登山口から10分ほどの場所でミスをやらかしました。途中で沢を渡るのですが、対岸のピンクテープを見落とし(帰りに気付きました)、沢沿いの右岸を高巻くルートを難渋しながら歩いて無駄に体力を消費。やむを得ず沢に降りたものの、どこがルートなのか分からず、沢登り状態でしばらく登っていきました。
この日の都心部は猛暑日ということで、山も暑いです。汗だらだらです。暑さと、当初の無駄な体力浪費、そして日頃の運動不足で、いつになく足が重く、15分ごとに水分補給休憩。標準タイムよりだいぶ遅れをとってしまいました。
12:10
股峠(~12:20)
左が西岳、右が東岳という峠。主峰の西岳へ向かいます。岩場が有名な山で、股峠から西岳への道も上級者ルートと一般ルートに分かれています。クライミングをしない自分は一般ルートへ。こちらは鎖が固定してあるので安心ですが、やはり岩場や急登を強いられます。相変わらずのバテバテ状態のまま山頂稜線へ。直射日光が肌に刺さります。稜線から水平移動5分で山頂です。
12:50
二子山西岳(~13:00)
狭い山頂からは両神山方面のギザギザの山稜がよく見えます。あまりに暑いので、ショートステイで下山にかかりました。基本、急な斜面なので下山の方が要注意。疲れているので、せめて気持ちだけは切らさないよう慎重に下ります。
13:25
股峠(~13:40)
股峠は、たぶん標高1,000m前後。そんなに高くないのですが、帰路の股峠は風が通り、木陰にいると涼しくて気持ち良かったです。思わずマッタリ。本当は東岳まで足を延ばしたかったのですが、この日の体力ではとても無理なのでスルー。行きに迷った沢沿いのルートも、下りは問題なしでした。
14:15
登山口
合計4時間しか歩いていないのに、なぜこんなに疲れたのかなぁ・・・と日頃の体力不足を痛感。在宅勤務の影響かも知れません。登山口から坂本バス停まで、仁平川沿いを下る気になれず、遠回りになりますが車道をトボトボ。日差しが暑い!
14:45
坂本バス停
坂本・小鹿野役場間のバスは1日5便しか走っていませんが、行きも帰りも乗客は自分1人だけ。赤字路線、大丈か!? 考えてみれば、登山中に出会った人も、ローソク岩方面に向かう人とは4人ほど会いましたが、登山者は2人だけ。あまり人気がないのかもしれません。
山は本連れ
今回のお供は住野よるさんの「君の膵臓を食べたい」。いつか読もうと思っているうちに、こんなに空いてしまいました。“膵臓”という生々しい臓器の名称がタイトルに付いていますが、切ないラブストーリー。自分にもこんな時代あったっけなぁと感傷的に。
 
 
 
 
山 域
滝子山
日 程
2023年6月24日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
資格試験勉強中はお気楽登山ばかりだったので、リハビリがてら少し歩行時間が長い滝子山をチョイス。生憎の曇り空で景色はほとんど見えませんしたが、笹子駅側からの沢沿いの登山道がとにかく気持ち良く、天候に関係なく楽しめる山でした。
9:10
笹子駅
笹子駅で降りたのはわずかに6人。うち3人は反対方向に向かったようで、滝子山に向かうのは女性2人組と自分の3人のみ。もっとも、中央線は1時間に1本くらいあるので、人気がない山というわけでもないようです。
駅から歩いて登山道を目指します。中央自動車道を越えた所に獣害対策用ゲートがあり、そこを開けていざ山へ。緩やかな車道を登っていきます。途中、先行していた女性2人組が、道が分からなくなったらしく話しかけられました。そこは難なくクリアして、今度は自分が先行して先へ進みます。1時間強で登山口の道証地蔵に到着。登山届を出したり、写真を撮ったりしていたら、女性2人組が追い付いてきたので、ひと足先に出発。
10:15
登山口(道証地蔵)
ここから本格的な登山道となります。すみ沢沿いに適度な登りが気持ち良いです。新緑は目に優しく、沢音は耳に心地良い。登りとはいえさほど急ではないのでにあまり苦しくはないのですが、トラバース気味の道が所々崩れそうなので気を付けたい所です。途中から、折角の沢沿いから離れ、ぐずぐず気味の登山道を登っていくとモチガ滝分岐に到着します。
11:00
モチガ滝分岐
モチガ滝が見られるコースは「難路」と書いてありましたが、迷うことなく難路へ。折角この山に来たのだから、沢沿いを歩かないと勿体ない。結果的に言えば、難路とはいうものの、命の危険を感じるような場所はなく、慎重に歩けばどうということはなかったです。
分岐からすぐにモチガ滝が登場。しばし眺めて先に進もうとするとロープがあり、そえれを伝って戻り気味の登山を辿っていきます。ところがこれがフェイクです。ずっと道の逆方向に進むので、変に思ってロープの所まで戻ってみると、沢沿いに進む登山道がありました。ちょっとだけロス。気を改めて進むと今度はナメ滝登場。ナメ滝、好きです。こんな所を沢登りしたら気持ち良いだろうなぁと思ったものの、今日は沢靴もないので眺めるだけで我慢。
11:40
迂回路合流点
合流地点で、軽食を食べながら小休止。沢音が気持ち良いです。ちょうど食べ終えた頃に、例の女性2組が通過。2言3言会話。再び歩き始めると10分後くらいに休憩中の女性陣と遭遇。どうやら歩くペースが同じくらいみたいです。また少し会話をして、今度は自分が先行。
次第に沢は源頭の様相となり、やがて涸れていきます。そして空が見え始め、気持ちの良い登りへと変わります。途中、立ったまま水分補給していると女性2人組に追い付かれました。結局、最後の20分ほどは一緒に登ることに。何だかんだで登り3時間を超え、疲れたなぁ・・・と感じた頃に、ようやく山頂に到着です。
12:50
滝子山(~13:15)
山頂はガスがかかっており何も見えません。山頂には20人くらいの登山者がいましたが、実は一つのパーティで、自分が到着した5分後くらいに下山を開始したため、山頂に3人だけ取り残されました。そんなことから、昼食も女性2人と会話しながら、すぐ近くで食べてました。その流れで、何となく3人一緒に下山開始です。
初狩駅からの登山道は結構急な箇所が多いようです。粘土質の土ではないものの、梅雨時で雨が多いので、スリップには注意。そして、分岐では女坂を選択して檜平へ。檜平には、右向きの「初狩駅」との指導標がありますが、そちらへ行くと破線の道なので要注意。
13:45
檜平
檜平から30分ほどで、穴沢山への分岐。ここは左を選んだ方が早いみたいです。ここからの下りが、恐らく最も急角度だった気がします。林の中のジグザグ道をひたすら下っていきます。この間ずっと女性2人組の5歩後ろくらいを歩いていましたが、女性2人は滝子山から初狩駅までの間、ほぼずっとしゃべりっぱなし。登りの時も会話していたようなので、その会話力と体力には驚かされます。2人の会話のその合間、合間に話しかけられて、自分も会話に参加。いつも一人登山なので、誰かと一緒だとこんな感じなのでしょう。ただ幸いなことに、登り同様、下りも歩くペースが一緒だったので、歩く上での気遣いが必要ないのは楽でした。
15:45
初狩駅
無事、初狩駅に到着。久しぶりのマジ登山で疲れましたが、気持ちの良い疲れでした。そして、ここまでの流れもあるので、女性2人と会話しながら電車を待ち、そのまま一緒に乗車。
とまぁ、ここまでは時々ある話なのですが、乗りながら会話していると、女性のうち1人が私と同じ市に住んでいることが判明。さらに聞くと、使っている駅も一緒で、わが家から歩いて5分足らずのご近所さんでした。とはいえ、連絡先を交換するのも変なので、どこの誰かは分からず仕舞。「また、どこかの山でお会いしましょう」。
山は本連れ
久しぶりに本とともに山へ。今回は貴志祐介の「雀蜂」です。貴志さんは何となくホラーのイメージを持っていたのですが、そんなことは全くなくミステリーでした。そして、読み手の想像を遥かに上回る見事なオチ。これ、叙述トリックですね。面白いです。
 
 
 
 
山 域
北横岳
日 程
2023年5月2日(火)、日帰り
メンバー
単独
天 候
快晴
コメント
引き続き資格試験勉強中なのでGWは勉強漬けですが、1日だけ山へ。どうせなら雪のある山に行きたいと思い、お手軽な北八ッへ。ここに来たのも3回目(?)くらい。GWも2回目だと思うのですが、今年は春が早くて雪解けが早かったのか、雪は少なめでした。あと、北横往復だけだと、さすがに疲れるまではいかないですね。
10:20
北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅
あずさ号、バス、ロープウェイと乗り継いで坪庭へ。事前にライブカメラで見ていましたが、雪は全くなし。風が吹くと冷たいものの、気温も暖かめ。ピッケルとか持ってこなくてヨカッタ。
半分以上が観光客。坪庭からは登山者の世界ながら、雪は所々に顔を覗かせている程度。北横岳ヒュッテの手前10分くらいの辺りから雪が多めに。降りてきた人に聞くと、この先はほぼ雪だというので、ここでアイゼンを装着。結果から言えば、確かに雪が多かったものの、アイゼン必須エリアは北横岳ヒュッテの先、樹林帯の急登くらい。あとは、アイゼンなしでも何とかなるレベルでした。
11:30
北横岳ヒュッテ
北横岳ヒュッテの横を通過し、雪の登り道へ。人が歩いた後だけ踏み固められた感じになっており、アイゼンの歯がうまく噛み合っている。とはいえ、最近降った雪ではないので、コーヒーフロート状態の綺麗とは言い難い雪。もう少し雪を味わいたかったところ。
山頂直下は雪が無く、階段状の砂利の登山道。アイゼンをジャリジャリ言わせながら登ると、あっと言う間に山頂に着いてしまった。
11:45
北横岳(~12:20)
快晴、そして絶景。南にはゴツゴツした南八ヶ岳連峰、所々に雪が付いている。その右横に南アルプス。こちらはまだかなり雪が付いている。山頂の反対側、北側は台形の山容をした蓼科山がすぐ近くに見える。雪はほぼ見えない。
ここが北横岳南峰で、5分弱平行移動すると北峰に出る。こちらからは蓼科山が裾野まで見える。景色を眺め、昼食を食べ、景色を撮影。
下りはあっという間。北横岳ヒュッテ前の雪の急登だけ慎重に下る。ヒュッテの目の前から、ちょっとだけ寄り道をして七ツ池へ。
12:45
七ッ池
七ッ池は完全に春の様相。雪の七ッ池や雨池はなかなかの美景なんですが、雪がないとまぁ普通の池でしょうか。
ヒュッテから坪庭までは来た道を戻るだけ。アイゼンはヒュッテで外しましたがノープロムレム。所々にぬかるみがあり、靴に泥が付いてしまいました。
13:30
北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅
ロープウェイの窓から吹き込んで来る風は寒い。それはさておき、ロープウェイ山麓駅にてバス待ち。何か美味しいものでも食べようかと思いましたが、値段が高い。最近の値上がりラッシュの中で、値上がりしたのでしょうか。ここまで来るのに結構な交通費がかかっているので、食事代は我慢です。やっぱり1泊くらいしないと、もったいないかなぁ。
山は本連れ
引き続き、とある資格試験の勉強中なので、行き帰りの車内も勉強継続中です。茅野まで乗っていると、勉強もはかどります。
 
 
 
 
山 域
龍籠山
日 程
2023年4月9日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
最近、暖かい陽気が続いていたが、この日は少し肌寒いです。ちょうどカタクリの季節だということで、花を見つつ城山湖周辺を散策ハイキングです。
9:10
大戸バス停
JR横浜線相原駅からバスで大戸バス停へ。車道をしばらく歩いていくと15分ほどで金毘羅宮があります。鳥居手前の階段脇に「龍籠山(たつごやま)展望台」の看板。登っていくと、展望台から都心方面が一望できます。多少、霞んでいるものの、新宿のビル群やスカイツリーが見えます。なかなかの絶景。
そこを後にして先へ進むと、5分ほど歩いた所、城山湖へと下り始める手前が牡龍籠山頂です。正式な標識は無く、誰が付けたのか分からない小さな標識が木に括りつけられているだけです。目印は「城山ホタル蛍研究会」なる団体が付けたらしい、「山や川をきれいに」「境川の水源地」という注意書き&案内板。こちらは目立ちます。
9:35
牡龍籠山
山頂から城山湖に降りず、雌龍籠山へ行くため、一旦引き返します。金毘羅宮の横に、汚い小さな池がありますが、ここはどんなに日照りになっても涸れないそうで、ここが境川の実質的な水源なのかもしれません。
次に、雌龍籠山を目指しますが、登山ルートが載っているようなメジャーな山ではないので、地図を見て一番傾斜が緩そうな、尾根が伸びている場所を目指して、城山湖散策施設管理事務所辺りから、一旦松風都井澤線を下っていきます。すると予想通り、山へと入る踏み跡が。何の標識もありませんが、踏み跡はしっかりついています。これを辿ると、わずか10分少々で頂上へ出ました。こちらは展望はなく、山頂標識も誰かの手作りのみです。
10:15
雌龍籠山
山頂の先に道が伸びているので、そのまま歩いて見ると、ほどなく先ほどの管理事務所の近くに出ました。こちらから登った方が間違いなく近いのですが、どこが登山口か分かりません。車道に出てから振り返ってみましたが、知らなければ絶対に気付けません。
さて、車道を少し歩いたら、城山湖散策路へと向かう登山道へ。右手のチラッっとだけ城山湖が見える登山道。ハイキング風の人もいますが、同じ数くらいトレランの練習なのか走っている人がいます。アップダウンも大したことなく、ノンビリした散歩道です。
11:10
草戸山
草戸山で休憩している人は結構多いようです。ここから城山湖をぐるりと一周して金毘羅宮へと戻る人もいるようですが、自分は高尾山口駅を目指します。実際に歩いていたのは1時間20分程度なのですが、この日の全体が緩やかな行程だったので、最後が一番きつかった気がします。でもまぁ、急な登り下りもあまりなく、総じて楽チンです。
12:30
高尾山口駅
高尾山口から片倉で下車し、竜泉寺の湯まで徒歩。温泉でだいぶゆっくりしてしまいました。
山は本連れ
引き続き、とある資格試験の勉強中なので、行き帰りの車内も勉強継続中です。
 
 
 
 
山 域
ミツバ岳
日 程
2023年3月21日(火)、日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
今回はミツマタの花を見に、この季節を選んでミツバ岳へ。天気は生憎の曇り空ですが、目的はミツマタなので問題なし。と言いたいところですが、ちょっと違う意味で問題がありました。道迷いで一歩間違えれば大惨事。正直ちょっと油断していました。今後、気を引き締めて参ります。
10:45
浅瀬入口バス停
小田急線の新松田駅からバスに1時間揺られて浅瀬入口バス停へ。意外と遠いぞ。この山は公共交通機関ではなく、マイカーで来る人が断然多いようです。
落合トンネルを抜けて、丹沢湖沿いの車道を20分ほど歩き、滝壺登山口に到着。橋のたもとに、右へと入る小さな登山口があります。
11:05
滝壺登山口
「山と高原地図」ではミツバ岳への登山道は全く載っていないのですが、別のガイドブックで滝壺登山口からミツバ岳へのルートが載っていたので、ここをチョイス。実際、難しい箇所も分かりにくい箇所もなかったように思います。
登山口を入ってすぐに登りが始まり、おおよそ15分で高度100メートル稼ぐくらいの適度な登りが続きます。ジグザクの登山道なので、むしろ登りやすいかも。20分ほど歩いた辺りから、お目当てのミツマタの花がちらほら。結果から言えば、標高が低い方が暖かいのか、花は麓近くの方がよく咲いていました。ガイドブックには山頂まで1時間半と書かれていましたが、わずか1時間弱の登りで山頂に到着。山頂にはもっと多くのミツマタが咲いていました。
12:05
ミツバ岳(~12:30)
昼食休憩後、権現山へ。前半は、水平移動から少し下るくらいの感じで移動。その後、登りにかかりましたが、ここも40分程度と楽勝です。
13:10
権現山(~13:15)
権現山から先は、「道が不明瞭」との立て看板。じゃぁ、来た道を戻るか、と来た道を辿ること15~20分。山の中腹の、少し平らな場所に到着。後から振り返っても、いや、その時もそこまでは正しい登山道を歩いていたと確信していたが、そこからの道が分かりません。
13:30
中腹(ここから約1時間道迷い)
中腹の平らな場所で、次はどっちの方向かと見回すと、右手の木に赤いペンキのマーク。「こっちか」と歩いて、下っていく。「こんな道通ったっけな?」と思ったものの、一定間隔で木に赤いペンキがあったり、杭が打ってあったりしたので、そのまま下っていく。踏み跡は確かにあるものの違和感があったので、万が一に備え、時々振り返って景色を覚えながら下るも、10分ほどで高度計の標高が800mを割る高さに。地図では800m辺りでミツバ岳へ登り返すはずなのに、道はさらに急角度で下っていく様子。さすがにおかしい・・・。ここで意を決して、先ほどの中腹まで登り返したのが13:50。改めて周囲を見回すが、やはり先ほど下った道以外に、目印らしきものが見当たらない・・・。首を捻りながらもう一度下るも、やはり800mを割った地点で、どう考えてもおかしいと思い直し、再度登り返す。ここで14:10。
中腹まで戻ると、今度は右手を諦めて真っ直ぐ進んでみる。見ようによっては踏み跡っぽく見えなくもないが、下り角度は急だし、雰囲気的に違う気がする。結局また登り返して、14:25に中腹に戻る。左手の道は急過ぎて、どう見ても違う。不安は募るばかり・・・。ツェルトはあるし、食べ物もある。最悪ビバークはできるが・・・。
しばし黙考。結論を出しました。この場所が登山道の途中であるのは間違いないはずなので、権現山まで登り返し、二本杉峠に向かうことを決断。この時間からだとその日のうちに帰れる交通手段がないかもしれないけれどビバークよりはマシでしょう。そう思って登り始めると、14:30に登山者と遭遇。聞くと、その方はちゃんと地図アプリを入れていた。恥を忍んで同行させてもらい、先ほどの平らな箇所に戻ると、ナント「こっちはない」と思っていた左手に270度ほど急角度で曲がる道があったようです。反省、大反省。山と高原地図にルートがない山に行くというのに,、5万分の1の地図も持たず、地図アプリも入れずに行くなんて、山を舐めていたとしか言いようがありません。ホント、申し訳ありません。ここからはもうスムースで、30分ほどでミツバ岳に到着しました。
15:00
ミツバ岳
ノンストップでミツバ岳を通過。そこからはバスの時間もあり、半ば走るように下山。30分ちょっとで登山口に到着。16時のバスに間に合う目処もついたので、やっとひと心地。ゆっくり歩いてバス停に向かいました。大失敗、大反省の山行でした。地図アプリ入れよっと。
15:55
浅瀬入口バス停
山は本連れ
今、とある資格試験の勉強中なので、行き帰りの車内も勉強。本はなしです。
 
 
 
 
山 域
生藤山
日 程
2023年2月4日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
最近、東京近郊の低山にちょいちょい行ってます。これはこれで悪くないな、と単純に山歩きを楽しんでいる次第。今回は、高尾駅からたった2駅、藤野駅北部にある生藤山です。
9:30
鎌沢入口バス停
藤野駅からバス。バスの窓外には、陣馬山登山口まで歩いていく人も結構いるようです。鎌沢入口バス停で降りたのは、私を含めて3人。和田から登る人もいるのでしょうけれど、意外と人気がないのかも。バス停から鎌沢休憩所までは、所々に家が建つクネクネ曲がる狭い道を登っていく。結構寒い。
10:10
鎌沢休憩所
恐らくは登山者用の休憩所。ここまでが舗装道路で、このすぐ先から登山道が始まります。ここまで30分ほど歩いてやっと身体が暖まってきましたが、陽の当たらない林の中はやっぱり寒いです。
朝一は多少雲がありましたが、日が昇るにつれ快晴に。傾斜は緩やかなので特に疲れることもなく、自然を感じながらノンビリ歩けます。気持ち良い。随所に標識があり迷う心配はありませんが、「生藤山」よりも「三国山」の表示の方が圧倒的に多いです。なぜ?
佐野川峠の少し手前、季節になれば桜並木になるであろう場所から富士山が見えました。
10:55
佐野川峠
佐野川峠で、登り始めてから初めて人と遭遇。静かな山登りが楽しめる良い山です。峠から20分ほどで甘草水への分岐。100mほど歩くだけで水場があります。ここは日本武尊ゆかりの水場だそうですが、この日は凍結で水が流れていませんでした。
さらに20分ほど進み三国山に到着。机、ベンチがあり休憩に最適ですが、生藤山とは200m・5分しか離れていません。一応小休止して先に進むと、生藤山の手前100mだけが急登。鎌沢側から登った場合、唯一の急登かもしれません。
11:50
生藤山(~12:05)
三国山より30m標高が高い生藤山へ。展望がないわけではないものの、疎林が視界の邪魔をするので、抜群の景色とは言い難いです。雲が少し出てきて、富士山もどこへやら。
軽い休憩を経て、尾根歩き。茅丸というピークが1,019mで、生藤山よりさらに高いです。なぜ、生藤山が一番有名なのでしょう。12:20茅丸、12:35連行峰。
13:00
山の神
山の神からは下りとなります。ここは落葉の多い山道をジグザグに下っていきます。途中からは石がゴロゴロした足場の悪い山道。舗装道路に出るまでわずか30分ほどの下りながら、こちら側から登るのはシンドそうな印象です。バス停まではノンビリ歩くだけ。
13:50
和田バス停
思っていたよりも下りが早く。バス停に着いた時は、バスが出たばかりだったようです。次のバスまで45分。そこで呆けていても良かったのですが、外は寒いし、併設のカフェはコロナで臨時休業だったので、待ち時間を利用して駅に近付こうと歩くことにしました。
藤野駅まで6km弱。途中のバス停からバスに乗るつもりだったのですが、少し下り気味の道路だったこともあり、思いのほかハイペース。結局藤野駅まで歩いてしまいました。コンクリートの上を歩いたせいか、足がちょっと痛いです。
14:50
藤野駅
山は本連れ
今回は、リサ・サマー・ライスさんの「夜明けを信じて」。知らない作家さんですが、ヒマラヤを舞台に、バイオテロを企む軍事国家の野望を阻止すべく、男女のCIAのスパイが潜入する・・・みたいなストーリーだったので、何か山が絡みそうだなと思って読んでみた次第です。結果は、イメージと違いました。出版社が「扶桑社ロマンス」ということで、基本は男女のラブロマンス。雪山とか宮殿の壁のクライミングとかあるのですが、そこはオマケのように、数行から数十行であっさり終わり。やむなし。
 
 
 
 
山 域
川苔山
日 程
2023年1月8日(日)、日帰り
メンバー
単独
天 候
晴れ
コメント
快晴です。今回は、奥多摩の川苔山。急登が少なく、淡々と登っているといつの間にか山頂に着いてしまうのですが、川乗橋からの道は滑落したら命がなさそうな箇所が結構あり、実はヤバい山なんじゃないかという気がします。
10:00
川乗橋バス停
奥多摩や丹沢は手頃な登山対象として、いつも相応の人出。奥多摩駅から川乗橋までのバスも、結構な立ち乗り客が出るほどの混雑ぶり。乗客の6~7割が川乗橋バス停で降りた気がします。登山口で10数人の団体さんがいて、リーダーらしき人が説明していたので、彼らより先に出発します。
細倉橋まではコンクリートの車道。と言っても平坦な道ではなく、川沿いを適度に登っていきます。道の左はかなりの斜度の岩山。正直、いつ落石があるか分からず、常に左上を見ながら歩かないと危ないです。実際、道路の所々に落石の跡。時々、除去作業をしているでしょうから、定期的に落石がある様子が伺えます。こわっ。
10:35
細倉橋
細倉橋を渡ったところで、右に折れて登山道へ。今日は快晴で、この季節にしては暖かい日でしたが、それでも奥多摩は寒い。家を出る時から川乗橋バス停までずっと「冷えるなぁ」と思っていましたが、登山道に入る頃には身体が温まってきました。
しばらく、川沿いの緩やかな登山道を歩きますが、この季節、所どころ凍結していて滑るので要注意。しばらく歩いて、百尋ノ滝の少し手前から突然の急登。まるで崖をジグザグに登っていくかのような急登で、1mもない登山道から谷側を覗き込むと、そのまま墜死しそうです。登り切ったところに、突然、百尋ノ滝が現れます。
11:15
百尋ノ滝(~11:20)
なかなか素敵な滝。滝つぼの真下まで行けます。滝の飛沫が凍って、岩につららが大量に付着しており、サンタさんのおヒゲ状態。川沿いもあちこち凍結し、場所によっては雪が積もっており、なかなか美しいです。
滝から先もしばらくは急な登り。しかも、右手の谷側は、かなりヤバい感じです。間違ってコケないように慎重に歩きます。
12:00
分岐
右手の道は足毛岩方面ですが、比較的緩やかな左手の道を選択。ほぼ沢が途切れていますが、雰囲気は沢登りの時の源頭そのもの。枯れ沢沿いに登っていくと、石積みの堰堤が3ヶ所ほど登場。こんな場所に、一体誰が作ったのでしょう。
緩い枯れ沢を登り詰めると、鳩ノ巣駅からの登山道に合流。ここから山頂までは目と鼻の距離です。
12:45
川苔山(~13:15)
山頂には7,8人弱の団体さんを含め、15~20人ほどの登山者。周囲は木々があるので360度の展望とはいきませんが、晴れ渡った空と山々が気持ち良いです。雲取山がよく見えます。意外と小さい・・・。
山頂で昼食休憩後、鳩ノ巣駅に向かって下山。大ダワ方面は道が荒れているそうなので、東側の登山道を選択。しばらく下った後、標高850mあたりからは山腹をゆっくりゆっくり下る山道。こんな平坦な下りで着くのかなと思いながら1時間ほど歩くと林道に合流。
14:55
大根ノ山ノ神
林道を数十メートル歩くと、再び登山道へ。ここからちゃんと下ります。30分弱程度の下りで山から町に出て、ほどなくは鳩ノ巣駅に到着。総じて、百尋ノ滝前後の急登を除くと、登り・下りとも緩やかで、標高差900mとは思えないほど疲労感の少ない山でした。
15:30
鳩ノ巣駅
山は本連れ
今回は、下村敦史さんの「闇に香る嘘」。「生還者」「失踪者」など山岳小説も書いている下村さんの江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作です。「生還者」や「失踪者」もそうですが、人間の深層真理をディープに描いています。江戸川乱歩賞ということは、作品を書いていた時は素人なわけですから、その熱量たるや驚きしかありません。もちろん、ミステリーとしての出来も1級品です。