なんとな~く山日記
(2020年)
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2020年の山行記録です。根が不精なので、簡単なコメントだけつけてみました。ちゃらんぽらんでスイマセン。
 
 
【2020年】
月日
山 域
日 程
形 態
メンバー
備 考
11/21~22 利根川・渡良瀬川14日目 1泊2日 ホテル泊 単独 足尾銅山と古河財閥の町
利根川・渡良瀬川13日目 草木ダム沿いを歩行
10/2~3 利根川・渡良瀬川12日目 1泊2日 ホテル泊 単独 味のある橋を横目に上流へ
利根川・渡良瀬川11日目 桐生駅を拠点に観光気分
3/20~21 利根川・渡良瀬川10日目 1泊2日 ホテル泊 単独 足利市と渡良瀬橋を堪能
利根川・渡良瀬川9日目 河原は一面の菜の花
2/15 富士塚巡り⑥ 日帰り 日帰り 単独 横浜の富士塚はデカイ!
1/25 富士塚巡り⑤ 日帰り 日帰り 単独 埼玉・東京県境の富士塚
 
 
 
 
山 域
富士塚巡り⑥
日 程
2020年2月15日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
 先月に続いて富士塚巡り。「大きい富士塚」ってことで、今回は神奈川県の富士塚へ。一部レプリカもありますが、その大きさ、偉容、展望には度肝を抜かれるばかりです。
12:40
熊野堂富士
最初、場所を間違えてしまいました。ネットで「最勝寺」を検索して、三ッ境駅近くのお寺に行ったら富士塚がない!ナント別の最勝寺でした…。ちゃんと調べるんだった…。改めて、横浜市営地下鉄ブルーライン片倉町駅から徒歩10数分の所にある最勝寺に行きました。行ってみたら、横浜ではありますが墓地と畑の雰囲気は何だか田舎感。お寺に向かって左側、こんもりとした場所が富士塚だ。自然の地形を利用したのか高い木が生えており、富士塚の全体像は分かりにくい。ジグザグの土の登山道を登っていく。一応、鉄パイプで手摺りのようなものが作られている。合目石の代わりに、「一之嶽」「二之嶽」などと記された石碑が立っているのが面白い。
13:45
川和富士
片倉町駅に戻り、市営地下鉄で都筑ふれあいの丘駅へ移動。5分ほど歩くと川和公園に着く。その公園内にあるのが川和富士だ。一目見てもう圧倒される。デカイ、デカ過ぎる。公園内にある説明によると、この富士塚自体は復元されたものらしいが、復元ということは実物も同じくらい大きかったのだろう。すぐ横には、宝永山?を思わせる小山もある。登山道は、あたかもピラミッドの頂上に向かう階段のごとく真っ直ぐに伸びる階段と、螺旋状に続く道など複数ある。螺旋状の登山道は、歩くと300歩以上もある。山頂からの眺めは抜群。この日は曇天だったが、山頂からは富士山が見えた。富士塚から見る富士山は格別だ。
14:30
池辺富士
川和富士から歩いて15分ほどで池辺富士に着く。「池辺」と書いて「いこのべ」と読む。畑の真ん中にこんもりと盛り上がった小山があり、神社内にある富士塚と違って特別感はない。「浅間社」と書かれた平成28年建之の新しい鳥居をくぐって、階段の付いた登山道を真っ直ぐに登ると、70歩ほどで山頂に着く。畑やビニールハウスが見える長閑な風景。塚の周りも日常、という雰囲気が良い。下りは螺旋状の登山道を通ったが、こちらは木の枝や草が張り出していて歩きにくい。ぐるっと回って、鳥居のすぐ先で元の道に合流。神社やお寺と関係のない富士塚というのは、逆に生活に密着した富士信仰の深さが感じられるように思う。
15:20
山田富士
再び市営地下鉄に戻り、北山田駅に移動。江戸時代、この辺には富士塚が7つあったそうだが、現存しているのは今日後半に訪れた3つのみ。北山田駅から5分も歩くと山田富士公園に着く。公園の名前がそのまんまじゃないか。公園の半分近くが山。このデカい山の全体が富士塚なのか!?と思ったら、実際は横長の山頂の端っこに富士塚があった。不思議な構造。塚そのものはバカでかいわけではないが、枯芝の生えた綺麗な形の富士塚だ。真っ直ぐに伸びる階段状の登山道と螺旋の登山道。横浜の富士塚にこの形式が多いのは偶然なのだろうか。大きさ、生活との距離感、登山道の形状・・・、地域それぞれの富士塚があるようだ。
 
【データ】
名 称 熊野堂富士 川和富士 池辺富士 山田富士
最寄駅 横浜市営地下鉄ブルーライン片倉町駅 グリーンライン都筑ふれあいの丘駅 グリーンライン都筑ふれあいの丘駅 横浜市営地下鉄リーンライン北山田駅
場 所 最勝寺内 川和公園内 単独(神社・お寺等なし) 山田富士公園内
築 年 1808(文化5)年 江戸時代後期 1796(寛政8)年 文政年間(1818~30)年には存在
大きさ 高さ18m? 高さ15m程度 高さ7~8m程度 高さ7~8m程度
歩 数 約200歩 約130~350歩 約70~120歩 約50歩
合目石 あり なし なし なし
登山可能日 通年登山可能 通年登山可能 通年登山可能 通年登山可能
文化財指定 なし なし なし なし
富士の溶岩 なし(?) なし なし なし
 
 
 
 
山 域
富士塚巡り⑤
日 程
2020年1月25日(土)、日帰り
メンバー
単独
天 候
曇り
コメント
 半年ぶりの富士塚巡り。昨年いくつか巡って思ったのは、個人的には大きい富士塚が好きってこと。短絡的ですが、大きさに思いやロマンが詰まっている気がします。ということで、埼玉県と東京都の県境近辺にある比較的大きい富士塚3基を回ってきました。
11:00
武州白子富士
東武東上線成増駅または副都心線地下鉄成増駅から歩いて10数分。東京都の駅で降りて、歩いて埼玉県に入って少し行った所にある武州白子熊野神社内に富士塚がある。見た眼は大泉富士に似た感じ。高木がないため遠目でも山容が分かり、また植木もよく手入れされており綺麗で気持ち良い。登山道は土だが階段状に石が置かれており、鉄パイプの手摺りも付いている。登山道は複数あるが、メインの道が一番歩きやすい。裏には富士山の溶岩で作った洞窟があるそうだが、よく調べずに出かけたので、行きそびれたー!
13:00
中里富士
清瀬駅から15分ほど。住宅街の道路脇に突然現れる富士塚は、ぱっと見は公園のようだ。なんだか地域に馴染んでいる。鳥居はあるものの、神社ではないらしい。正面から九十九折りの舗装された登山道を、合目石を見ながら登る。合目石は半分土に埋もれていたり、壊れたりしているが、それが逆に歴史を感じさせる。中腹には小御嶽神社もあり、山頂は結構広い。登山道は表側だけで、ちゃんとした円錐形でない所が残念。9月1日に行われる火の花祭りが素晴らしいらしいので、また来てみたい。
14:15
荒幡富士
西武狭山線の下山口駅からウネウネと道を歩くが、道標があるので迷うことはない。「荒幡富士市民の森」という名前が付くくらい、地元に愛されている富士塚。周囲にビルや住宅が立ち並ぶ都心の富士塚と違って、見た目も凄く立派だし、山頂からの景色も抜群。この日は曇り空だったが、晴れていれば富士山もよく見えるそうで、彩の国景観賞や所沢市のとことこ景観賞にも選ばれている。登山道は1本のみ。土の道で木杭と鉄の鎖が付いている。もともと村内にあった浅間神社の合祀に合わせて、富士塚も一緒に移設されたそうで、その際に15年かけて今の高さにしたという。富士塚ファン必見ですね。
 
【データ】
名 称 武州白子富士 中里富士 荒幡富士
最寄駅 東武東上線成増駅 西武池袋線清瀬駅 西武狭山線下山口駅
場 所 武州白子熊野神社内 単独(神社・お寺等なし) 浅間神社内
築 年 明治4(1871)年 文化文政年間(1804~30年頃) 明治32(1899)年
大きさ 高さ約10m 高さ約10m 高さ約12m
歩 数 約120歩 約90歩 約100歩
合目石 なし あり あり
登山可能日 通年登山可能 通年登山可能 通年登山可能
文化財指定 なし 東京都指定有形民俗文化財 所沢市指定文化財
富士の溶岩 なし(?) なし なし(?)