by 「ヴァーチャル クライマー」GAMO
【 ツアーについて 】

今回の旅行は、アトラストレック社さんによる11泊12日のツアーでした。長いようであっという間の12日間。その概要をお伝えします。


 
(1)スケジュール

7月27日(第1日目) 天気:小雨
梅雨真っ只中の日本から、モンブラン山群の登山基地シャモニへ
7:50
10:00
14:30
17:10
18:00
20:00
 
成田空港 集合
成田空港 発(ここまで日本時間)
フランクフルト空港 着(ここから現地時間、時差7時間)(トランジット)
フランクフルト空港 発
ジュネーブ空港 着 バスにてシャモニへ
シャモニ 着
シャモニ パークホテル 泊
7月28日(第2日目) 天気:曇のち晴れ、朝のうち霧
時差ボケ解消と足慣らしのためブレヴァンを下山ハイキング
8:30
9:30


13:30
午後
 
ホテルロビー集合
ロープウェイ終点 ブレヴァン到着
(高山植物観察、パラグライダー見物、等々ノンビリとしたペースで約1,500mを4時間かけて下山。高度順化の第1歩とともに、体調を調整)
シャモニへ下山
自由行動(市内散策、山岳博物館見学、等)
シャモニ パークホテル 泊
7月29日(第3日目) 天気:快晴
高所順化のためエギーユ・ドゥ・ミディからヴァレーブランシュへ
7:45
8:30


12:00
午後

 
スネルスポーツ前集合
ロープウェイ終点 エギーユ・ドゥ・ミディ到着
(高所順化及び装備等本番前の最終チェックのため、標高3,000〜3,500mのヴァレー・ブランシュを約3時間歩行)
エギーユ・ドゥ・ミディ 着
自由行動
ガイドとの顔合わせ
シャモニ パークホテル 泊
7月30日(第4日目) 天気:快晴
いよいよ本番。登山鉄道の終点ニ・デーグル駅からグーテ小屋まで
7:30
9:00
11:05
〜11:35
13:45
18:00
 
 
集合
ロープウェイ、登山鉄道を乗り継ぎ、ニ・デーグル駅に到着
テートルース小屋(約3,170m) 着
(昼食)
グーテ小屋(3,820m) 着
夕食
グーテ小屋 泊
(ニ・デーグル→グーテ小屋、標高差約1,400m、4時間15分)
7月31日(第5日目) 天気:朝方雪・霧、のち晴れ
霧と小雪の中予定より遅れて出発し、モンブラン登頂。そのまま一気に下山
2:00
3:00
6:00
7:15
8:45
10:25
〜10:40
12:20
〜12:50
14:15
15:10
16:45
 
 
起床 しかし強風・雪・霧のため再度就寝
再起床 しかし天候優れず再々就寝
再々起床
朝食後出発
バロ小屋
モンブラン山頂

グーテ小屋 着
(休憩)
テートルース小屋 着
ニ・デーグル駅 着
ホテル 着
シャモニ パークホテル 泊
(グーテ小屋→モンブラン、標高差約1,030m、3時間10分)
8月1日 (第6日目) 天気:快晴
登山予備日。第1目標をクリアーし安息のひととき。グラン・モンテ散策と休養
10:30
12:00

午後
 
単独行動。シャモニバス、ゴンドラでグラン・モンテへ
グラン・モンテの展望台からエギーユ・ドゥ・ベルト、ドリュ、プチ・ドリュ等々を間近に展望
マッターホルンに備え休養
 シャモニ パークホテル 泊
8月2日 (第7日目) 天気:快晴
シャモニからツェルマットへ移動。そのままヘルンリ小屋へ
8:30

11:30
13:00
13:30
15:30
19:00
 
 
シャモニ 発
車でターシュ駅へ そこから鉄道でツェルマットへ
ツェルマット 着
ツェルマットのロープウェイ
ロープウェイのシュワルツゼー駅 着
ハイカーも多い道を辿りヘルンリ小屋へ到着
夕食
ヘルンリ小屋 泊
(シュワルツゼー→ヘルンリ小屋、標高差約700m、2時間)
8月3日 (第8日目) 天気:快晴
早朝発、憧れのマッターホルン登頂。下山後、ヘルンリ小屋にてビールで祝杯!
4:00
4:40
6:30
8:40
〜9:00
13:00
〜15:30
18:00
 
 
起床、朝食
ヘルンリ小屋 発
ソルベイ小屋 着
マッターホルン山頂
 
ヘルンリ小屋
(休憩、昼食)
ホテル 着
ツェルマット ホテルカリーナ 泊
(ヘルンリ小屋→マッターホルン、標高差約1,200m、4時間)
8月4日 (第9日目) 天気:快晴
登山予備日。興奮の余韻を胸に、観光客に混じってゴルナグラート散策。
8:40
10:00
11:00
14:00
夕方
 
ホテル 発
登山電車でゴルナグラートへ
リッフェルゼー湖で逆さマッターホルンを堪能
ツェルマットへ
ツェルマット観光(市内観光、山岳博物館、等)
ツェルマット ホテルカリーナ 泊
8月5日(第10日目) 天気:晴れ、夕立あり
ツェルマットからシャモニへ。お土産ショッピングの1日
8:10
12:30
午後
 
ツェルマット駅 発
電車を乗り継いでシャモニ 着
お土産ショッピング
シャモニ パークホテル 泊
8月6,7日(第11,12日目) 天気:快晴
全日程を消化し、一路日本へと向かう魂の抜け殻たち
8:00
11:10
12:05
14:05
8/7 7:40
ホテル 発
ジュネーブ空港 発
フランクフルト 着(トランジット)
フランクフルト 発(ここまで現地時間)
成田空港 着(日本時間)

 
(2)お金のこと

ツアーの代金は、ズバリ 828、000円(出発日によて前後3万円ほど異なります)。普通のこの日程のツアーに比べれば、倍以上の値段です。これを高いと思うか、安いと思うか。その価値は人それぞれ。ちなみに私にとっては、むろん金の工面に苦労したものの、十二分に満足のいく価格だったといえましょう。
もちろん、通常のツアーとはいくつか異なる点があるので高いのも当然です。例えば、モンブランとマッターホルンにおけるガイド代、通常のツア−より少ない人数で分担することになるツアコンさんのお値段、天候変化に備えて念の為リザーブしてあるホテル代(山へ行く日が天気によってずれる可能性があるため、ホテルは全日程予約してあり、これに加えて山小屋の宿泊代がかかります)等々はやむを得ないと思われます。
ツアー代金の中に含まれないものの代表として、昼食・夕食代があります。フランス(シャモニ)、スイス(ツェルマット)とも観光地のせいか物価が高く、また皆で行くせいかお酒なども入り、夜だと1食当り3千円くらいかかります。12日分ともなると結構な額になります。
その他お土産代はもとより、自由行動日の交通費、成田空港までの交通費等々、さらには事前準備段階でのパスポート代や講習会参加費など、あらゆる費用を足すと、百万円を軽く越えてしまいます。

 
(3)アトラストレック社について

アトラストレック社←HPはここ。
そもそもモンブランやマッターホルン登頂をツアーで組んでいる会社は極めて少なく、特にマッターホルンはほとんど聞いたことがありません(モンブランは、アルパインツアーサービス社でもやってますね)。その中でも、アトラストレック社が最も登頂率が高いと人づてに聞きました。真偽のほどは定かでありません。