by 「ヴァーチャル クライマー」GAMO
【 基礎知識とルート 編 】

 ヨーロッパ・アルプスの最高峰・モンブラン、ヨーロッパ・アルプスで最も美しい山マッターホルン。山を志す者ならば誰もが知っている名峰について、簡単にデータをまとめてみました。
 加えて、ルート図を付けましたのでご参照下さい。


 
(1)基礎知識

名 称
モンブラン
(=白い山)
マッターホルン
(=角の山)
標 高
4,807m
(ヨーロッパ・アルプス最高峰)
4,478m(最高地点はスイス側。イタリア側は4,476m)
所在地
フランスとイタリアの国境スイスとイタリアの国境
登山基地
フランス側:シャモニ
イタリア側:クールマイユール
スイス側 :ツェルマット
イタリア側:チェルビニア
山 稜
ボス稜、モン・モディ稜、プトレイ稜、イノミナタ稜、ブイヤール稜、ボナセイ稜の6つの山稜を有し、ボス稜が最も一般的。ヘルンリ稜、フルッケン稜、リオン稜、ツムット稜の4つの山稜を有する。現在はヘルンリ稜が一般的。
天 候
標高が高いだけに寒気は厳しく、真夏でも吹雪く。但し、マッターホルンとは異なり、岩山ではなく雪山なので、吹雪いた後でも登山は可能。標高が高く、独立峰であるため、天候が急変することが多く、夏でも1度雪が降ると、雪が融けるまで2〜3日は登れない。
初登頂
1786年8月8日、医師パカールと水晶採りバルマが初登頂。1865年7月14日、ウィンパー、ハドソン、ハドー、ダグラスとガイドのタウグワルダー親子の7人が登頂。帰路ザイルが切れ、4人が滑落死した悲劇は有名。また翌7月15日にカレルがリオン稜より登頂。
日本人
初登頂
1921年日高信六郎。以来、毎年200名ほどの日本人が登頂。誰?(北壁日本人初登攀が芳野満彦、渡部恒明だというのはよく出ているけれど・・・)

 
(2)ルート図

(モンブラン)


(マッターホルン)


(注)モンブラン、マッターホルンとも、アトラストレック社から頂戴したルート図を一部修正したもの