山岳ノンフィクション 個別セレクション
〜 個別書籍 編 〜

 「山岳ノンフィクション ベストセレクション」作成にあたり、その出典が書籍であるものに関しては、選者の選定作品リストを作成しませんでした。本の中で取り上げている作品をリストアップしただけで、本の魅力あるいは価値が損なわれるような安っぽい本だとは全く思いませんが、一方でその選定自体が、本の要素の1つだと思うからです。従って、本の概要と、作品選定の背景や対象などについてのみ下記の簡記したのでご参照ください。
 雑誌の場合は、今となっては入手できないので問題ないであろうと勝手に判断し、選出作品一覧を載せています。著作権等には不案内なので、何か問題があるようなら、ご一方頂けると助かります。

 
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選  者
福島 功夫 (1950年生まれ、日本山岳会会員)
書 籍 名
「山の名著30選」「新・山の本 おすすめ50選」
出版社・年
東京新聞出版局、1998年東京新聞出版局、2004年
対 象 ・
ジャンル等
雑誌「岳人」に連載した「アルピニズム再読」、「続・アルピニズム再読をもとに、」「モダン・アルピニズムをリードした知性たち」として、内外30冊を紹介。さらに、50冊を、付章で紹介。雑誌「岳人」に連載した書評をもとに、1994年から2003年までの10年間に出版された山の本の中から、読むに値すると思われる50冊を選出して紹介。

 
 
 
選  者
斎藤 一男 (1925年生まれ、登山家、第U次RCC創立同人)
書 籍 名
「山を読む」
出版社・年
アテネ書房、1993年
対 象 ・
ジャンル等
「情報化時代に、良質な情報を提供する目的で、多種多様な分野を網羅した“情報シリーズ”の中の一つとして生まれたもの」とのこと。山岳論・山岳研究、登山小史、登山技術、アルプス、ヒマラヤ、紀行・随筆、案内・遺稿、雑誌のジャンルに分けて100冊を紹介。今回のセレクションでは、このうち雑誌、ビデオなどを除いたものをリストアップ。

 
 
 
選  者
河村 正之 (1955年生まれ。画家、東京学芸大学助教授)<当時>
書 籍 名
埋もれた山の名著を発掘する 山書散策」
出版社・年
東京新聞出版局、2001年
対 象 ・
ジャンル等
雑誌「岳人」で1995年から2年間連載した「山書彷徨」を1冊にまとめた本。山岳関係の書物に関する文章を、あくまで著者個人の興味をもとに取り上げた著作の最後で、「趣味を山書 『マイ・ベスト20+1』」と題して21冊を紹介。このうち山岳会会報を除いた20冊を、今回のセレクションでリストアップ。

 
 
 
選  者
浅野 孝一 (1926年生まれ、日本山岳会所属)
書 籍 名
「知的登山のススメ」
出版社・年
山と渓谷社、1992年
対 象 ・
ジャンル等
山と渓谷社の「YAMA BOOKS」シリーズのひとつとしてまとめられた1冊。「山歩きとは、読んで、歩いて、書くことにあり」との信条に基づき、山書を読むことや紀行文・エッセイを書くことなどを勧めている本書。風土記や写真集、山の小説など多種多様な山岳関連書籍が紹介されているなかで、「山の紀行文」9冊、「外国の山の本」のうち写真付で紹介されている10冊を、今回のセレクションに加えた。

 
 
 
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