「自然を愛でる絵本」の海外版です。絵本の良さは、洋の東西を問わず変わらない。ただ、海外作品の方が優れた作品が多いように感じるのは、厳選された作品のみが翻訳・出版されているからでしょうか。素敵な絵本がたくさんありますね。 |
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書 名 | 「山頂に向かって」 | De gar mot fjallen |
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作(文) | スティーナ・アンデション | 出版社 | 愛育社 | ||||||
画 | 写真:エバ・ベーンリード | 発行年 | 2002年 | ||||||
翻 訳 | 寺尾 三郎 | 国 | スウェーデン | ||||||
大きさ | 縦170mm×横185mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
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その他 | LL−ブック(やさしくよめる本) | ||||||||
感想等 | 知的障害を持った人たちが、テントを担いで登山に出掛けるお話。本そのものが、文字を読めない人や障害のある人向けに、ピクトグラムを用いるなど配慮されたシシリーズ。福祉大国スウェーデンの優しさが感じられる。ただ、彼・彼女らだけで登ったのかとか、障害の程度が分からないで読むと、彼・彼女らの喜びや嬉しさが伝わりにくいように思う。 |
書 名 | 「山はしっている」 | SECRETS OF THE MOUNTAIN |
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作(文) | リビー・ウォルデン | 出版社 | 鈴木出版 | ||||||
画 | リチャード・ジョーンズ | 発行年 | 2020年 | ||||||
翻 訳 | 横山 和江 | 国 | イギリス | ||||||
大きさ | 縦235mm×横295mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 夜明けから日中、夕暮れ、そして真夜中と、山に見守られながら活動する動物たちの様子を描いた絵本。一コマ一コマ移り行く動物たちの姿が写し出されており、まさに山の目線で動物たちを見ているような感覚になる。絵のトーンは全体的に暗めだが、柔らかく包み込むようなタッチの絵は眺めていて飽きない。。 |
書 名 | 「おじいちゃんと森へ」 | GRAND'S PRAYERS OF THE EARTH |
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作(文) | ダグラス・ウッド | 出版社 | 平凡社 | ||||||
画 | P・J・リンチ | 発行年 | 2004年 | ||||||
翻 訳 | 加藤 則芳 | 国 | イギリス? | ||||||
大きさ | 縦295mm×横255mm | 漢 字 | 漢字あり、ルビ一部なし | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | セピア調の画とともに語られるおじいちゃんとの思い出。悪くないのだけれど、森や石、川、風など全てのものが「お祈り」しているという表現がちょっと分かりにくい。自然讃歌の気持ちは十分伝わってくるが、アニミズムのような、創造主への讃美のような、宗教的な雰囲気も感じられます。 |
書 名 | 「シャクルトンの大漂流」 | SHACKLETON'S JOURNEY |
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作(文) | ウィリアム・グリル | 出版社 | 岩波書店 | ||||||
画 | ウィリアム・グリル | 発行年 | 2016年 | ||||||
翻 訳 | 千葉 茂樹 | 国 | イギリス | ||||||
大きさ | 縦310mm×横250mm | 漢 字 | 漢字あり、ルビ一部なし | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 1914年にエンデュアランス号で南極大陸横断の冒険に出かけ、残念ながら失敗に終わるも、不屈の闘志と指導力で、一人の犠牲者も出すことなく生還したシャクルトンの物語を再現。絵本とはいえ、かなりの頁数と文字数を費やしており、その大変さや苦労が十二分に表現されている。ラストに引用されているシャクルトンの言葉も素晴らしく、子どもに読ませる冒険の本としてはお勧めの1冊。 |
書 名 | 「エマおばあちゃん、山をいく 〜アバランチ・トレイルひとりたび〜」 |
GRANDMA GATEWOOD Hike the Appalachian Trail |
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作(文) | ジェニファー・サームズ | 出版社 | 済堂社あかつき | ||||||
画 | ジェニファー・サームズ | 発行年 | 2018年 | ||||||
翻 訳 | まつむら ゆりこ | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦285mm×横235mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 1955年、全長3500kmのアパラチアン・トレイルを、女性で初めて歩きとおした67歳のエマおばあちゃん。その実話を絵本で描いたもの。5ヶ月弱にも及ぶ行程の過酷さを表現するには絵本では物足りないかもしれないが、エマおばあちゃんの芯の強さと前向きな姿勢は十分伝わってくる。色鮮やかで温かい絵柄も素敵。 |
書 名 | 「地球のてっぺんに立つ!エベレスト」 | THE TOP OF THE WORLD Clinbing Mount Everest |
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作(文) | スティーブ・ジェンキンズ | 出版社 | 評論社 | ||||||
画 | スティーブ・ジェンキンズ | 発行年 | 2001年 | ||||||
翻 訳 | 佐藤 見果夢 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦280mm×横220mm | 漢 字 | 漢字あり、ルビ一部なし | ||||||
評 価 |
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その他 | 児童図書館・絵本の部屋 | ||||||||
感想等 | これはいい!切り絵・貼り絵によるエベレスト本で、和紙風の紙が醸し出す独特の味わいも、同じ白い紙で雪と雲を使い分ける巧みさも素晴らしい。マロリー、ヒラリー、メスナーも登場し、エベレストに係る歴史や知識を学ながら、段々頂上に近づいてゆく。お勧めです。 |
書 名 | 「ヘンリーやまにのぼる」 | HENRY CLIMBS A MOUNTAIN |
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作(文) | D・B・ジョンソン | 出版社 | 福音館書店 | ||||||
画 | D・B・ジョンソン | 発行年 | 2005年 | ||||||
翻 訳 | 今泉 吉晴 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦235mm×横280mm | 漢 字 | 漢字なし | ||||||
評 価 |
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その他 | 世界傑作絵本シリーズ、「4才から」の表記あり | ||||||||
感想等 | 「奴隷を使う国に税金なんて払えないよ」と牢屋に入ってしまたヘンリーの空想登山物語。巻末の解説を読んで初めて、この話の持つ意味や、実在の人物ヘンリーの実話だとわかるのですが、子供にはわからないでしょう。私も単なるファンタジーだと思って読んでました。やわらかいトーンの不思議な絵が素敵です。 |
書 名 | 「よあけ」 | DAWN |
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作(文) | ユリ・シュルヴィッツ | 出版社 | 福音館書店 | ||||||
画 | ユリ・シュルヴィッツ | 発行年 | 1977年 | ||||||
翻 訳 | 瀬田 貞二 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦235mm×横265mm | 漢 字 | 漢字なし | ||||||
評 価 |
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その他 | 世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本、「読んであげるなら5才から 自分で読むなら小学校初級むき」 | ||||||||
感想等 | 薄暗い宵闇の暗さが、次第に淡くなり、ある瞬間から一気に光に包まれる。そんなよあけの様子を、やわらかな画と素朴な言葉で紡いでゆく。山に行くと誰もが味わうことのできる、優しい時間を再現してくれる不思議な絵本。静かに味わいたい。 |
書 名 | 「山のこと」 | ABOUT HABITATS:MOUNTAINS |
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作(文) | キャスリン・シル | 出版社 | 玉川大学出版部 | ||||||
画 | ジョン・シル | 発行年 | 2013年 | ||||||
翻 訳 | 新美 景子 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦225mm×横260mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | 自然スケッチ絵本館 | ||||||||
感想等 | 山や自然、山の動植物に関する一言コメントと、綺麗なスケッチで描かれたヒマラヤやアルプス、ロッキー山脈、アンデスの山々。ただそれだけの絵本なのですが、思わず見入ってしまいます。世界中の名峰が楽しめ、眺められる絵本。山好きにはたまりません。 |
書 名 | 「はるかな湖」 | THE LOST LAKE |
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作(文) | アレン・セイ | 出版社 | 徳間書店 | ||||||
画 | アレン・セイ | 発行年 | 1999年 | ||||||
翻 訳 | 椎名 誠 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦235mm×横260mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 初めて父と一緒に出かけるキャンプ。ワクワクしながらも不安を隠しきれないぼく。秘密の湖を目指す山登りを通じて深まっていく父と息子の絆、そして諦めない心。明るい装丁と優しい絵柄が相まって、温かい物語に仕上がっています。ひとつだけ引っ掛かるのは、いきなり「夏やすみにとうさんの家へ遊びにいった」と始まること。親子関係がよく見えない。訳は、椎名誠。 |
書 名 | 「山は生きている」 | HOW MOUNTAINS ARE MADE |
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作(文) | キャスリン・W・ゾーンフェルト | 出版社 | リブリオ出版 | ||||||
画 | ジェームズ・G・ヘイル | 発行年 | 2002年 | ||||||
翻 訳 | 神鳥 統夫 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦180mm×横225mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
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その他 | 地球たんけんたいA | ||||||||
感想等 | プレートやマグマの働きで山ができていく様子を、山登りに来た子供たちの目線・解説で描く学習絵本。海外版のかこさとしといった感じだが、かこさん作品よりも対象層が上でやや難しい。“褶曲山地”とかいう用語なんて、大人だって使わないって。(エベレストの高さを「富士山の2ばい半」と表現しているのは、日本人向けアレンジなのかな?) |
書 名 | 「くろい山」 | THE BLACK MOUNTAIN |
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作(文) | アグニェシカ・タボルスカ | 出版社 | 雲仙観光協会 | ||||||
画 | ユゼフ・ヴィルコン | 発行年 | 2001年 | ||||||
翻 訳 | 坂倉 千鶴 | 国 | ポーランド? | ||||||
大きさ | 縦305mm×横230mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 世界的にも有名な(らしいです)イラストレーターのユゼフ・ヴィルコンが、雲仙普賢岳が噴火した際に当地を訪れ、雲仙の方々の思いに共感して一緒に作ったという絵本。どんな災害があっても、故郷は故郷なんだなぁという、郷愁感溢れる1冊。人々は、山とともに生きているんですね。 |
書 名 | 「いっしょにのぼろう」 | Le chemin de la montagne |
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作(文) | マリアンヌ・デュブク | 出版社 | TAC出版 | ||||||
画 | マリアンヌ・デュブク | 発行年 | 2018年 | ||||||
翻 訳 | さかた ゆきこ | 国 | カナダ? | ||||||
大きさ | 縦225mm×横175mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 毎週山に登っているあなぐまのおばあさんと、山に登ってみたいという子猫のルルが、一緒に登山をするお話。おばあさんと一緒に何度も登山をしながら、人に優しくすることや人を思いやる気持ちを学んでいいくルル。優しいルルとおばあさんの交流が素敵です。受け継がれていく想いの物語でもあります。 |
書 名 | 「おそろし山」 | DER RAUHE BERG |
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作(文) | アイナール・トゥルコウスキィ | 出版社 | 河出書房新社 | ||||||
画 | 発行年 | 20122年 | |||||||
翻 訳 | 鈴木 仁子 | 国 | ドイツ | ||||||
大きさ | 縦260mm×横205mm | 漢 字 | 漢字・ルビ一部なし | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | とにかく絵が凄い。点描のような白黒のデッサン調のタッチで描かれた、摩訶不思議な動物、岩にあふれた世界観。本職がイラストレーターというだけのことはある。一方で、ストーリーはよく分かりません。帯に「芸術家についての寓話」とありますが、本当にそうなのかと言われてもピンと来ません。正直、ちょっと独りよがり感があります。 |
書 名 | 「ウィルフレッドの山登り」 | THE HIGH HILLS |
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作(文) | ジル・バークレム | 出版社 | 講談社 | ||||||
画 | ジル・バークレム | 発行年 | 1986年 | ||||||
翻 訳 | 岸田 衿子 | 国 | イギリス | ||||||
大きさ | 縦235mm×横195mm | 漢 字 | 漢字、一部ルビなし | ||||||
評 価 |
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その他 | のばら村のものがたり | ||||||||
感想等 | ハイ・ヒルズののねずみに毛布を届けるというリリィたちと一緒に、いたずらっ子のウィルフレッドは山に出かけた。そこで、アップルおじさんの制止も聞かずに岩を登り、追いかけてきたおじさんと2人迷子になってしまう。ザイルを結び、ピッケルまで持って、ウィルフレッドが冒険に挑戦です。 |
書 名 | 「サリー、山へいく」 | SALLY GOES TO THE MOUNTAIN |
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作(文) | スティーヴン・ヒューネック | 出版社 | ポプラ社 | ||||||
画 | スティーヴン・ヒューネック | 発行年 | 2002年 | ||||||
翻 訳 | くぼしま りお | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦310mm×横280mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | ポプラせかいの絵本・7 | ||||||||
感想等 | 犬のサリーが山麓のキャンプ場に行き、いろいろな動物たちと楽しく触れ合う(夢を見る)というお話。作者が実際に飼っている犬をモデルにしたもの。本書の一番の魅力は、独特な味わいのある木版画だ。制作に相当時間がかかったであろう。お話自体はたわいもないもので大人には物足りないが、小さなお子さんが単純に読み進める分には楽しそうだ。 |
書 名 | 「エベレスト 命・祈り・挑戦」 | Everest |
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作(文) | サングマ・フランシス | 出版社 | 徳間書店 | ||||||
画 | リスク・フェン | 発行年 | 2019年 | ||||||
翻 訳 | 千葉 茂樹 | 国 | 不明 | ||||||
大きさ | 縦310mm×横250mm | 漢 字 | 漢字あり、一部ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 世界最高峰エベレストの誕生や自然、シェルパ、そして登山史などについて解説する絵本。子どもでも読めるように、漢字にはルビをふり、文章も平易となるよう心掛けられているが、大人向けと言っても良い内容。絵も綺麗だし、幅広く網羅されていて悪くはないのだが、「地球のてっぺんに立つ!エベレスト」の登山色の濃さやワクワク感と比べると、山好きにとってはやや散漫な感じがしてしまう。 |
書 名 | 「世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海」 |
Highest Mountain Deepest Ocean |
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作(文) | ケイト・ベイカー | 出版社 | パイ・インターナショナル | ||||||
画 | ペイジ・チュー | 発行年 | 2018年 | ||||||
翻 訳 | 井上 大剛 | 国 | イギリス | ||||||
大きさ | 縦350mm×横280mm | 漢 字 | 漢字あり、一部ルビあり | ||||||
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その他 | いきもの・地球のいちばん事典 | ||||||||
感想等 | とりあえず単純に眺めたい。精巧・緻密に描かれた絵を大型本で見ているだけで嘆息。内容は、世界でいちばん高い山や、いちばん暑い/寒い場所、寿命が長い生きもの、古い木・・・。色々な自然に関する、広義で言うところの「いちばん」が並んでいます。「高い山」では富士山も登場。山頂に雪がなくて残念。 |
書 名 | 「ルー、山へ行く」 | LOU LA-HAUT |
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作(文)・画 | アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー | 出版社 | アノニマ・スタジオ/中央出版 | ||||||
発行年 | 2022年 | ||||||||
翻 訳 | 内田 沙矢子 | 国 | フランス | ||||||
大きさ | 縦300mm×横160mm | 漢 字 | 漢字あり、ルビあり | ||||||
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感想等 | とにかく「しかけ絵本」の凄さに尽きると言っていいかもしれない。画は明るく、昼・夜、雪・紅葉など色とりどりの自然が広がる。そして、ページを開く度に、山・木々・岩が重層的に広がる仕掛け絵本の楽しさ。それだけでこの本は充分。ストーリーはどうということないが、見て楽しむ絵本といえそうだ。 |
書 名 | 「ことりをすきになった山」 | THE MOUNTAIN THAT LOVED A BIRD |
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作(文) | アリス・マクラーレン | 出版社 | 偕成社 | ||||||
画 | エリック・カール | 発行年 | 1987年 | ||||||
翻 訳 | ゆあさ ふみえ | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦290mm×横210mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 岩だらけの山に川が流れ始め、徐々に木が生え、緑が豊かになっていく。そんな悠久の自然の営みを、岩山に飛来した小鳥を好きになった山の物語になぞらえている。読み終えるた時に、思わず微笑んでしまう可愛らしいお話。貼り絵のような画も素敵です。 |
書 名 | 「川はながれる」 | THE LITTLE RIVER |
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作(文) | アン・ランド | 出版社 | 岩波書店 | ||||||
画 | ロジャンコフスキー | 発行年 | 1978年 | ||||||
翻 訳 | 掛川 恭子 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦165mm×横205mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | 岩波の子どもの本 | ||||||||
感想等 | 川を擬人化し、雪解け水が森の中を通り、平野、湖、街、海へと流れていく過程を通じて、その全てが川なんだということに気付いていく、ちょっと不思議な物語。クマやシカ、ビーバー、キジ、アヒル、カモメ、そして人間と、川の恵とともに生きる命がたくさん描かれており、川の大切さを感じさせてくれます。淡く優しい画も素敵。 |
書 名 | 「川はどこからながれてくるの」 | WHERE THE RIVER BEGINS |
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作(文) | トマス・ロッカー | 出版社 | 偕成社 | ||||||
画 | トマス・ロッカー | 発行年 | 1992年 | ||||||
翻 訳 | 箕浦 万里子 | 国 | アメリカ | ||||||
大きさ | 縦220mm×横270mm | 漢 字 | 漢字・ルビあり | ||||||
評 価 |
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その他 | − | ||||||||
感想等 | 繊細なタッチで描かれた淡く輝くような絵がとにかく魅力的で、眺めているだけでも嬉しい。物語は、誰もが1度が疑問に思う「川はどこから流れてくるの」かを確かめに出かけた、おじいちゃんと孫2人のお話。できれば、湧き水ではなくて枯れ沢まで歩いて欲しかった。余談だが、いつもコリー犬が寄り添っている様が可愛らしい。 |