山岳小説等人気投票
 
 新田次郎、谷甲州、笹本稜平、夢枕獏、森村誠一、谷口ジロー、村上もとか・・・あなたの好きな山岳小説、山岳マンガを教えてください。 皆様の投票をもとに山岳小説などのベスト・テンを発表しています。
 形式は何でも構わないので、好きな作品名・感想などを書いて、掲示板・メールなどお寄せください。当方が勝手に投票扱いにさせて頂きます。お待ちしています。





 
 
 
山岳小説(国内) 編
 
 皆様からの読書感想等をもとに集計したベスト・テン! やはり新田次郎強しといったところですが、なかなかバラエティに富んだ結果となっているようです。私の投票も1票にカウントしていますが、まだまだ票数が少ないので引き続き投票をお願いします。
 なお、感想の表現は一部変えさせて頂いた箇所もございますのでご了承ください。また、あれは投票のつもりじゃなかった、という方もご一報頂ければ削除致します。

順位
作 品 名
作  家
票数
皆 様 か ら 頂 戴 し た 感 想 等
1位
孤高の人
 
新田 次郎
22票
やっぱり一番と言えば『孤高の人でしょう』。単独行の美学を感じます。親子共々新田次郎のファンです。
「孤高の人」を読んで山の世界に興味を持ちました。
定番ものになってしまいますがやっぱり「孤高の人」かな〜
読後しばらく加藤文太郎の世界にはまってしまいました。
新田次郎ものは好きで『孤高の人』は何度も読み返しました。
実在の、国宝級の人物を、丹念な取材を根拠に練り上げた珠玉の作品です。この小説に刺激を受けて、ベランダで寝たり、絶食をしてみたりしたのは私だけではないと思います。
私もその他大勢と同じやはり「孤高の人」を挙げます。学生の時、下宿のおばちゃんに頼んで文太郎ドーナツ作ってもらいました。
中学生の時に読んで、それでも高所が苦手なので山にはのめり込みはしませんでしたが、人生観には影響を与えてくれました。
私も『孤高の人』が一押しです。
私が山岳小説にハマるきっかけとなったのは、やはり「孤高の人」ですね。展開が気になり、2日で読み終えてしまいました。
2位
 
神々の山嶺
 
夢 枕  獏
16票
最近はこのジャンルのものがないと思っていたら、『神々の山嶺』に久々に感銘を受けました。
ここ数年間で読んだ中で一番おもしろかった。
主人公のストイックな生き方が良いですね。
羽生の最後が強烈でした。
山登りの描写もしびれますし、ストーリーがおもしろいです。
面白かった。10年ほど前にヒマラヤのトレッキングに行った。カトマンズの街も懐かしい。そのときのことを思い出した。
おもろい。ほんま面白かった。またネパールへ行きたくなった。
この本を読んで本格的に登山を始め、ネパールにもいってきました。あいにく山歩きは出来なかったのですが、目の前でみれたマチャプチャレや遠くに見えるエベレストの姿が今でも忘れられません。
3位
 
氷 壁

 
井 上  靖
8票
井上靖の本が好きで、「氷壁」も好きな本のひとつです。
井上靖の小説は好きで全部読んでます・・・・ 氷壁も面白かったですね〜
主人公が山に挑む姿がとても良かったです。ラストも感動しました。
やはり定番はこれと思います。映画も見ました。
なんべんも読み返した小説です。私は一度読めばそれっきりという事が多いのですが、この作品は大のお気に入りです。
 
ホワイトアウト

 
真保 裕一
8票
「ホワイトアウト」はおもしろいですね。読み出したら止まらなかったことを覚えています。
 
読み始めたらぐいぐい惹きつけられ、かなりの長編なのに短い時間で読み終えてしまいました。富樫が等身大の人物として描かれていた点も好感が持てました。
 
最近で読んだなかでは『ホワイトアウト』、これって最高ですね。緊張感ばっちりでした。
5位
 
銀嶺の人

 
新田 次郎
6票
モデルとなった今井通子さんが書いた「私の北壁」と併せて読むと、なおよしって感じです。
新田次郎さんの本はほとんど読みましたが、私が女性だからか「銀嶺の人」等の方が印象に残っています。
生き方において全く異なった二人の女性の、山という一つのことに対する情熱で結ばれた友情に心惹かれました。
「銀嶺の人」は僕も大好きな小説です。高校時代に父親が買ってきたのを読んで、作中人物の「美佐子さん」に憧れたものでした。
 
栄光の岩壁

 
新田 次郎
6票

「孤高の人」、「栄光の岩壁」、「銀嶺の人」がいい!
 


岳彦の不屈の闘志、執念、情熱には圧倒されるばかりです。
 
僕の生き方に影響を与えていると思います。あまり他にそんな本は見つかりません。“なぜ山に登るのか”の回答みたいな解説がされていますが、僕は“人間はなぜ生きるのか”というもっと深いことがテーマになっていると思います。
7位
 
強 力 伝

 
新田 次郎
5票
「強力伝」が心に残っています。白馬岳頂上で風景指示板を見るのも、一味違ってくると思います。
私が今までに感動した本と言えば、「強力伝」でしょうか。若いときに読んだせいかも知れませんが、素晴らしかったと思います。
あの超人的で他の追従を許さない主人公が、私の山屋としての目標だったりします。
「強力伝」に!落石で血が噴き出るシーン(そこかい)は、今でも鮮明に思い出せます。
ミッドナイト
    イーグル
高嶋 哲夫
5票
お・お・お・おもしろい〜〜〜〜!特に後半からはやめられない・とまらない状態でした。
 
良かったす。特に最後は涙・涙・涙・・・でしたよ。個人的に伍島さんに惚れました〜。
9位
白き嶺の男
谷  甲 州
4票
充分なクライミング知識で書かれた登攀シーンは他の追随を許さないだろう。
 
雪山未経験者の私は、本片手にしてラッセル・沢登りと疑似体験しているかのようで充分汗が吹き出しました。
 
白き嶺の加藤は、素朴な山男の魅力にあふれている。文も自然体で読みやすい。谷がいつか書くであろう加藤文太郎に大いに期待している。
10位
白きたおやかな峰
北  杜 夫
3票
あの淡々とした調子で遠征隊の雰囲気を良く出しており、ラストもかなり泣けます。私の一押しです。
なんとなく本棚に大事に置いてある1冊が『白きたおやかな峰』。なんだか良かったです。
脱獄山脈
太田 蘭三
3票
太田蘭三氏の『脱獄山脈』は、痛快!でおもしろいですね。
TVドラマでの「脱獄山脈」は佐藤浩市がかっこよかった。
鎮 魂 花
谷 山 稜
3票
山の厳しさとSFメルヘンチックのアンバランスさに、他の山岳小説にない新鮮さを感じます。
「鎮魂花」に一票、お願いします。 私は最初、本人の体験に基づいたものだと思いましたが、谷山さんによると、そうではないようです。
13位
冬のデナリ
西前 四郎
2票
私が読んだ山岳小説では、「冬のデナリ」が最高でした。ほんまもんのクライマーが書いた本だけに、うそがなく、面白かったです。
剱 岳
<点の記>
新田 次郎
2票
この本を読んで長次郎谷から、山頂を目指したくなりました。いつかは、私の憧れの人、宇治長次郎さんが初登頂した長次郎谷から、登ってみたい!
以下
この他に以下の作品などにもご投票頂いています
 ・「縦走路」(新田 次郎)
 ・「槍ヶ岳開山」(新田 次郎)
 ・「神々の岩壁」(新田 次郎)
 ・「青春の源流」(森村 誠一)
 ・「遥かなり神々の座」(谷 甲州)
 ・「ひとつの山」(加藤 薫)
 ・「北アルプス殺人組曲」(長井 彬)
 ・「遠き雪嶺」(谷 甲州)

 
 
 
山岳小説(海外) 編
 
 海外作品は翻訳のせいなのか、コレ!っていう作品が少ないですね。そんな中、「北壁の死闘」が圧倒的な人気。とはいえ、はっきり言って投票数不足です。投票お待ちしてます、是非!!

順位
作 品 名
作  家
票数
皆 様 か ら 頂 戴 し た 感 想 等
1位
 
北壁の死闘

 
ボブ・
ラングレー
5票
私の知る限り最高の山岳サスペンス。
 
見事なプロットと登攀シーンのディテール、終章の心憎いほどの爽やかな結末にいたるまで、素晴らしい作品。山岳ミステリの中では、今だにこれを超える作品がでていない。
 
アイガ-北壁が舞台ですからそれだけで山岳ファンは読みたくなるよね。ミステリでありながら犯人はいないのだ。山岳ファンなら一読を。
2位
高 い 砦
デズモンド・
バグリー
2票
何十年も昔に書かれたとは思えないほど、新鮮でおもしろいストーリー。
「高い砦」に1票。ご都合主義の部分や社会主義者に対する偏見の部分もありますが、最後までハラハラで十分楽しめました。粗末な道具だけで氷河を越える部分、もっと書き込んで欲しかった、と思っています。

 
 
 
山岳マンガ 編
 
 山岳マンガの投票結果はこちら。「山靴・・・」を除くと結構古い作品が多くなっていますが、いずれ劣らぬ名作と言えましょう。

順位
作 品 名
作  家
票数
皆 様 か ら 頂 戴 し た 感 想 等
1位
 
岳人列伝

 
村上 もとか
6票
登山を扱った漫画と聞いて、私が真っ先に思い浮かべる作品の一つです。
 
 
男気のある物語ばかりで、面白かった。
 
 
村上もとかの『岳人列伝』はGOODです。
 
 
絵が素晴らしいです。迫力があって美しいです。ストーリーも本格的です。
2位
 


 
谷口 ジロー
4票
スーパークライマーKの活躍物語。私のお勧めです。
 
 
Kの人間的な魅力と登攀シーンの迫力が最高です。
 
 
「K」を堪能しました。面白いですよねえ。
 
おれたちの頂

 
塀内 真人
4票
大好きです。高校時代授業中に一気読みした記憶があります。私も横須賀出身なので鷹取山etcといろいろ共通なところがあり、非常に懐かしいです。
 
 
連載時はエベレストやローツェ南壁をこんな子供達には無理だろうと思っていましたが、今や違和感ありませんね。
 
山靴よ 疾走れ!!

 
紅林 直
4票
ストーリーはなかなか熱血でおもしろいです。自分の年齢にも関わらずアルピニストになりたいと思ってしまう1冊です。
 
 
面白いっすね〜。絵を見た時は躊躇しましたが、ストーリーは良かった。
5位
氷壁の達人
神田 たけ志
2票
 
小西政継のマッターホルン北壁までのお話。これで後輩を洗脳しました。
 
石塚 真一
2票
 
毎回毎回、涙なくして読めません。ここまで感情移入できちゃう山岳漫画は他になかった。「頑張った」「また山においで」事故やリハビリを乗り越えた自分へのエールです。
 
以下
この他に以下の作品などにもご投票頂いています
 ・「こちら愛!応答せよ」(上原きみこ)
 ・「風を聴くイヴ」(小林博美)
 ・「約束の地」(谷口ジロー)