昨今、登山、キャンプ、川下り等の野外活動は、健全な国民生活の一環として広く親しまれてきました。しかしそれらは自然を相手にするものである以上、危険を伴うことも多く、その危険を回避し危険遭遇の現場から迅速に脱出するため、さまざまな救助技術がこれらの行為者自身によって確立されてきました。
もちろんそうした技術は、野外活動以外にも、自然災害、地域災害からの救助などに充分役立つもので、それはさまざまな災害が予測され得る今、広く社会に求められているとも言えます。
本団体は、野外活動を長年行なってきたメンバーによって、そのような救助技術をさらに検討、確立し、それらを各分野に提供することで広く社会に役立てていこうとするものです。
日本ではこうした技術はとかく分野ごと、あるいは団体ごとに分かれているのが現状ですが、本会ではそうしたさまざまな分野の専門家が合わさることで、より完璧に近い技術を確立していきたいと考えています。講習のプログラムも、それぞれのニーズに合わせて幅広く柔軟に揃えています。皆様のご利用をお待ちしております。
賛助会員 鈴木恵滋(株式会社アルテリア代表取締役社長)