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菊地敏之 クライミングスクール&ガイド
Kikuchi、Toshiyuki Climbing School& Guide
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日本50名ルート  菊地敏之 編著
2022年 白山書房刊 定価3300円(税込)


 現在、日本を代表すると思われるロングルート50本を全国から選び、その概要、歴史、ルート解説を記した書。選出したものは主にアルパインルートと一部フリー(ロング)ルートで、いずれも「今の日本を代表する」ものとしてぜひ登りたい、あるいは後世にも伝えておきたいルートばかり。特に力を注いだのは各ルートの歴史についてで、これを読めば日本のクライミングがどのように作られてきて、今、どのような形であるのかがよくわかる。日本のクライミングはまさにここにある!

[主なルート] 利尻山南稜(積雪期)、谷川岳一ノ倉沢滝沢リッジ、第3スラブ(冬期)、烏帽子南稜、同大氷柱、同ディレッティシマルート、衝立岩雲稜ルート、明星山南壁キャプチュード、海谷カネコロン、剱岳源次郎1峰上下フェース、八ツ峰主稜(積雪期)、鹿島槍北壁中央ルンゼ、丸山東壁緑ルートフリー、奥鐘山西壁、唐沢岳幕岩山嶺ルート、槍ヶ岳北鎌尾根、奥穂南稜(残雪期)、屏風岩雲稜ルート、同フリークライミングルート、錫杖岳黄道光、甲斐駒ヶ岳スーパー赤蜘蛛、瑞牆山十一面岩ベルジュエール、同大面岩フリーウェイ、九州小積ダキ中央稜、屋久島本富岳南壁

詳細=https://www.hakusanshobo.co.jp/book/89475242/index.html
関東周辺 マルチピッチ スーパーガイド  菊地敏之 著
 2020年 白山書房刊 定価2200円(税抜き)


 関東・伊豆・甲信の、アルパインクライミングではないマルチピッチルート、それもグレード5.7〜5.10クラス中心の取付きやすい、かつ面白いものを選び出し、今海外では主流になっているスーパートポ形式で紹介した異色のジャンル別ガイドブック。各ピッチの長さ、グレードなどを付した詳細なルート図に、そのルートの個性と現状、アプローチ、下降方法、ギアなども詳しく解説。巻頭にはマルチピッチ技術解説もイラスト入りで添えてある。新しいクライミングライフを提言する1冊。付:マルチピッチ技術解説

子持山/榛名黒岩/妙義山木戸壁/西上州毛無岩/松木沢ジャンダルム/二子山/越沢バットレス/つづら岩/城山南壁/海金剛/吉田海岸/三ツ峠/乾徳山/太刀岡山/小川山/瑞牆山/金峰山鷹見岩
クライマーズ・コンディショニング・ブック  
菊地敏之 著 前之園多幸・六角智之監修
 2019年 山と溪谷社刊 定価1800円(税抜き)


 幻の名著(って自分で言うのもなんですが)『クライマーズ・ボディ』の完全改訂版として今話題のフィジカル関係、ボディケアの知識を新規書き下ろし。各項目を2ページ見開きにした他、イラストも整理。全体に見やすい装丁にして知りたい項目がすぐ選べるようにした。
 特にボディケアの部分では、監修に日本山岳スポーツクライミング協会理事でコンペクライマーたちを多く診ている六角智之先生を加え、今まさに増えている新たな障害についても詳しく解説。若年層、女性、高齢者、指導者へのアドバスも充実している。クライマー本人だけでなく指導者にも是非読んで欲しい1冊。

 付/平山ユージ、小山田大インタビュー

体作りの基礎知識/コンディショニング/ボディケアの基礎知識
頭・首/肩/肘・手首/指/腰/膝・足(各項目治療例付)
新版 関東周辺の岩場  菊地敏之 編著
 2017年 白山書房刊 定価2200円(税抜き)


 80年代に国内フリークライミングガイドの先鞭を切った『関東周辺の岩場』が、全面改訂の新板となってついに発売。グレードの大幅な改訂とともに、登られなくなったり込み入ってわかりづらくなったルートを整理した、日本初のセミ・セレクト・ルート図集として復活した。各岩場のインフォメーション、推薦ルートの解説も充実。詳細なルート図も見やすく、関東・伊豆・甲信のクライミングはこれ1冊でOK。


〔収録エリア〕
有笠山、榛名黒岩、古賀志山、二子山、聖人岩、河又、北川、日和田山、白妙橋、氷川屏風、越沢、つづら岩、天王岩、広沢寺、湯河原幕岩、鷲頭山、城山、城ヶ崎海岸、小川山、瑞牆山、湯川、甲府幕岩、太刀岡山、三ツ峠
新版 日本の岩場 (上・下巻) 菊地敏之 編著



 2015〜16年 白山書房刊 定価各2,000円(税抜き)


 
国内アルパインクライミングの定本『日本の岩場』の、2015〜16年度全面改訂版。最新にして詳細な情報をもとに、全国の主要な岩場・ルートを余すところなく網羅した。ポピュラーなルートだけでなく、クラシックルートに関してもその歴史的な存在を示すとともに、現在の状況も紹介。上巻には国内アルパインクライミングの歴史も付。まさに今日のアルパインクライミングのバイブル的な存在といえる。

*上巻は2018年に改訂版となっています。


(上巻) 
  アルパインクライミングの変遷
  黒伏山/谷川岳/明星山/甲斐駒ケ岳/北岳バットレス
  大台ヶ原千石ー/九州(比叡山/小積ダキ/行縢山/屋久島)


(下巻) 
  穂高岳(屏風岩/前穂東面/滝谷/下又白谷/明神5峰)
  錫杖岳/笠ヶ岳/唐沢岳幕岩/丸山/奥鐘山西壁/剱岳

  
日本マルチピッチ・フリークライミングルート図集   菊地敏之著

 2011年 山と渓谷社刊 定価2,000円(税抜き)


 今日、クライミングの世界で最も厳しいジャンルとして独立・発展したマルチピッチ・フリークライミング。アルパインクライミングとはまた違った方向性を持ったこのクライミングの、国内での初のルート図集。関東周辺や小川山などでの入門的なルートから、瑞牆山、錫杖岳などの世界レベルの高難度ルート、穂高、甲斐駒などのアルパイン的ルートまで、1ジャンルとして追求するに足る、魅力的なルートを網羅している。


マルチピッチクライミングの魅力と歴史
二子山/子持山/伊豆城山/海金剛/小川山/瑞牆山
甲斐駒Aフランケ/戸台/錫杖岳/穂高屏風岩/唐沢岳幕岩
丸山/明星山/御在所岳/雪彦山/三倉岳

我々 はいかに「石」にかじりついてきたか        菊地敏之著
 2004年 東京新聞出版局刊 (現在電子版のみ)


日本での「フリークライミング」が1980年頃にどう始まり、様々な紆余曲折を経て、現在のスポーツとしての地位を確立するまで、どのように発展していったか。常にその現場にいたクライマーとしての同時代的視点と、長年それらに報道する側としても関わってきた俯瞰的視点から綴った「日本フリークライミング小史」。多くの実体験、エピソードを交えながらフリークライマーの心の奥底に迫る。フリークライミングは、こうしてオトナになった!

付・日本/世界フリークライミング年表


クライマーズ・ボディ         菊地敏之・前之園 多幸 共著
 2005年 東京新聞出版局刊 (現在品切れ)


 過酷な負荷に晒されるクライマーの肉体を、ボディメイクとコンディショニングの両面から見据えた解説書。難解な医学的知識をわかりやすく解説し、クライマーならではの視点から、正しい、そして現実的なボディケアの方法を紹介する。精神論はもう古い! いまやアスリートたるクライマーには欠かせない一冊。付/平山ユージ・インタビュー


筋肉と体の基礎知識/トレーニングの原則と方法/ストレッチング
クライミングのためのボディ・コンディショニング/ステップアップの仕方
クライミングのためのボディケア(指、手首、肘、肩、膝、腰)
最新アルパインクライミング         菊地敏之著

 2006年 東京新聞出版局刊 (現在電子版のみ)


 80年代のフリークライミング以後、考え方も内容も大きく変わったアルパインクライミングの、最新技術書。W級A1時代から脱却し、世界標準のアルパインクライミングを目指すためには何が必要なのか? 前作『最新クライミング技術』の続編/改訂版として日進月歩する技術を再度紹介。 「新しいアルパインクライミング」はすでに始まっている1


アルパインクライミングとは/アルパインクライミングの歴史
ロープアクセス(ギアの知識とビレイ技術)/クラッククライミング
ビックウォールクライミング/冬期登攀/アイスクライミング
レスキュー技術

  最新クライミング技術          菊地敏之著  


 2002年 東京新聞出版局刊 (現在電子版のみ)


 フリークライミングからアルパインクライミング、ビッグウォールクライミングをそれぞれ高い次元で実践してきた著者の、現代のクライミング技術を体系づけた渾身の一冊。世に数多あるクライミング技術を、単にマニュアルとして羅列するだけでなく、「なぜ?」を前提に細かく解説。「たった一つの技術にも、これだけの“わけ”がある」のキャッチコピー通り、さまざまな技術を、さまざなま状況に合わせて詳細に紹介する。「わかった」クライマーになるならこの一冊は必読だ!


ギア/.ビレイ/.リード/.マルチピッチのロープワーク/懸垂下降
.クラッククライミング/.人工登攀/.アイスクライミング/.雪上技術
脱出と救助