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「PXZ2」初心者向け解説&システムのFAQのようなもの > SRPG初心者に「SRPGって何?」
このページでは、これまでシミュレーションロールプレイングゲーム(以降「SRPG」と表記)をプレイしたことがない方向けに、「PXZ2」でのシステムも合わせて、SRPGとは何かを紹介しています。
SRPGについての定義は様々と思われますが、現在の日本でコンピュータゲームとして発売されているSRPGについて説明します。
*このページに掲載されている画像は、クリックすると拡大されます。
とても簡単に説明すると、SRPGは、
「味方と敵が方眼紙のようなマス目のマップ上を移動しながら、戦闘をするゲーム」
です。
RPGのように、キャラクターが戦闘で経験値を得てレベルアップし、新しい技などを覚えていく要素もあります。
様々なSRPGがありますが、各ゲームの大きな違いは、
- マップのマス目の形状が正方形か、正六角形か
- ユニットの行動順が敵味方混ざった素早さ順か、味方ターンと敵ターンが分かれているタイプか
- 戦闘の方法
- フリーマップ(シナリオ上プレイする必要のあるステージ以外のバトルがあるか。要は、レベル上げなど稼ぎ用バトルがあるか)の有無
などです。
「PXZ2」は、
- マップのマス目の形状は正方形
- 味方ターンと敵ターンが分かれており、味方ターン内での行動順は自由
- 戦闘の方法は、格闘ゲーム風の画面で技のコマンドを入力し攻撃
- フリーマップはない(ダウンロードコンテンツのチャレンジステージを活用する場合を除く)
になります。
戦闘の方法に、若干アクション要素が含まれるのですが、本物の格闘ゲームほど難しいアクション要素はありません。ゲームをクリアするだけなら、ある程度慣れればなんとかなります。
当攻略では、アクション要素が苦手な人でもクリアできるような攻略方法を紹介しています。
(もちろん、バトルシステムを把握し極めれば戦闘が楽になりますし、ゲーム開発者の方も本望であろうと思いますので、腕に自信のある方は極めてみてください)
以下では、SRPGの基本を交えつつ「PXZ2」について少し説明します。
マップについて
上で述べた通り、マップには方眼紙のようなマス目があります。
各マス目の上には基本的に、味方または敵1体しか乗ることができず、SRPGでは、このマス目の上ひとつに乗れる味方または敵を「味方ユニット」「敵ユニット」などのように「ユニット」と言い表すことが多いです。
「ユニット」にはそれぞれ、移動可能なマス目の数(移動距離)、攻撃可能な距離などが決められています。
例えば、移動距離が4のユニットは‥‥
水色に塗ったマスに移動できます。
「移動距離が4」は「4マスしか動けない」の意味ではなく、「自分の初期位置から4マス以内の場所なら自由に移動可能」の意味です。
更に、攻撃可能な距離が2である場合は、移動後に、
緑色のマスに敵が居た場合、その敵に攻撃を仕掛けることができます。
居ない場合は、何もせず移動のみで行動終了となります。
移動もせずに行動終了も可能です。
SRPGでは、ほとんどの場合「ZOC(Zone of Control)」の概念が存在します。
「PXZ2」では、全てのユニットの前後左右1マスに「ZOC」という領域が存在します。
敵対するユニットの「ZOC」は停止可能ですが、通過の際に移動距離が-2されます。
下の図のように、味方ユニットの2マス隣に敵ユニットが居て、味方ユニットの移動距離が4の場合は‥‥
このように、移動範囲が制限されてしまいます。
「PXZ2」では「ZOC」を無視するスキルや装備が存在しますが、それがない限りは「ZOC」による移動制限が発生します。
上手く使えば、敵の足止めに利用もできます。
なお、複数のユニットの「ZOC」が重なっているときは、効果も合計されることになります。
行動順
「PXZ2」はターン制バトルであり、味方の行動ターンと敵の行動ターンが交互に繰り返す形式です。
味方ターン1回、敵ターン1回を合わせて「1ラウンド」と呼びます。
バトルの際は、必ず味方ターンから開始になります。
そして味方ターン内では、味方の行動順は自由です。
ラウンドを繰り返して、そのステージでの勝利条件を満たせばクリアとなります。
勝利条件は、フィールドにいる敵を全滅させるといった単純なものから、特定ラウンドまでにある条件を満たす、といったやや難しいものまで色々と存在します。
勝利条件とは逆に、敗北条件も存在します。
また、「PXZ2」ではラウンド数が99以上になると無条件でゲームオーバーとなります。普通にゲームをプレイしている分にはそこまでラウンド数がかかることはまずあり得ませんが、一応覚えておきましょう。
戦闘の方法
SRPGでの戦闘は、普通のRPGのようにどのような行動をするかコマンドで決定するだけのものもありますが、「PXZ2」では一見格闘ゲームのような画面となり、各ユニットの技のコマンドをタイミング良く入力して攻撃をします。
ただし、本物の格闘ゲームほど難しいアクション要素はありませんし、そこまで頑張らなくてもクリアは可能です。
例えば、
- 技のコマンドは、十字キー1つ(入力しない技もあり)と、Aボタンを同時押しするだけ。どの技がどういう時に有利か覚えておけばもちろん有利だが、そこまで暗記しなくてもどうにでもなる(技一覧は表示された状態でバトルになる)。とりあえずAボタン連打でもダメージは与えられ、序盤ならそれでもどうにかできる。
- 格闘ゲームのような画面になるが、敵が攻撃してくることはないので、技の入力に専念すれば良い。
これに、連続して技を出す「コンボ」などの要素も加わりますが、それはバトルを繰り返していけば慣れてきます。
様々な要素を把握して、本当にタイミング良く技を出せば、敵へのダメージ量やもらえる経験値が上がるなど有利なことも多いのですが、「そこまで頑張らなくてもクリアは可能」ですので、アクションが苦手だからとプレイをあきらめる必要は全くありません。
その他
一般的なRPGでは、戦闘に参加したキャラクター全員に経験値が分配されるのに対して、SRPGでは各ユニットが個別に行動して戦闘を行うため、戦闘を行ったキャラクターにしか経験値が入らないことがほとんどです。
また、敵を倒せなかった場合でも、僅かながら経験値を入手できることも一般的です。
つまり、敵を攻撃しないと、レベルが上がりにくいシステムになっています。
SRPGのもうひとつの特徴として、敵の詳細なパラメータが確認可能となっています。
HPなどのステータスから、使ってくる技まで、事前に確認ができます。
つまり、敵の行動を予測することが重要になります。
基本的なところですと、敵の移動範囲や攻撃範囲をチェックして、敵ターンで攻撃されないよう、その範囲に入らないように味方ユニットを移動させる、といったようなことです。
味方ユニットのHPがゼロになった場合、SRPGでは、ユニットが完全に消滅する(以降のバトルで使えなくなる。「ロスト」と呼ばれることも)や、そのバトルでの復活が不可能になる、といった厳しい条件があることも多いのですが、「PXZ2」では復活させて戦闘に復帰させることが可能です。ただし方法は限られているので注意が必要です。
基本はこんなところです。
後は実際にゲームをプレイし、わからないことがあったら、ゲーム中「クロスペディア」の「チュートリアル」か、この先の
戦闘の基本から順に御覧ください。