TOP > 色々ネタ > 日本語版から英語版でのトリック変更点まとめ
※注意!
このページには、各エピソードの重要なネタバレが含まれます。

「逆転裁判1~6」「逆転検事」「レイトン教授VS逆転裁判」は、ローカライズされ英語版などが販売されている。
逆転シリーズの中には、言葉遊びを使ったトリックも多く存在するが、それらは英語版でどう変更されたのか? という点を簡単にまとめてこのページに記しておく。
ここで触れるのはあくまでもトリックのみであるが、英語版には他にも面白い変更点が数多く存在する。
「逆転裁判123」は、DS版以降の移植作品などに、英語版も収録されているので、興味があったら英語版もぜひプレイしていただきたい。
(英語版攻略は当攻略サイトをご利用ください)

逆転裁判(Phoenix Wright: Ace Attorney)第1話

英語版では、舞台が日本からアメリカのロサンゼルスに変更されている。
このため、
「高日美佳はニューヨークに旅行に行ったため、14時間の時差分、時計がズレていた」
というトリックが、
「Cindy Stoneはパリに旅行に行ったため、3時間の時差分、時計がズレていた」
と変更。

逆転裁判2(Phoenix Wright: Ace Attorney Justice For All)第1話

「須々木マコ」の「須々木」を「鈴木」に間違えるネタは、
「Maggey Byrde」の「Maggey」を「Maggie」に間違える、と変更。

逆転裁判2(Phoenix Wright: Ace Attorney Justice For All)第2話

逆転裁判2(Phoenix Wright: Ace Attorney Justice For All)第4話

「華宮霧緒」の性別を間違えるネタは、「Adrian Andrews」の性別を間違えるというネタに。
「Adrian」は、英語圏において、男性・女性どちらにも使われる名前(どちらかといえば男性に多いようだ)。

逆転裁判3(Phoenix Wright: Ace Attorney Trial and Tribulations)第5話

「家元に、華麗に引導をたたきつけてやりなさい」は、
「Gravely roast the Master in the fires of Hades and bring our vengeance to fruition.」
意訳すると「地獄の火の中で家元を深く燃やしつくし、復讐を果たしなさい」。
だが、「gravely roast」の意味がわからなかったPearlは、gravelyとgravyの音が似ていたので、グレービーソースをぶちまけたというネタに変更。
当然、3話冒頭で食べるものもカレーからグレービーソースに変更されている。
背景画像自体は、カレーとグレービーソースの見かけが似ているため、そのまま。

逆転裁判4(Apollo Justice: Ace Attorney)第2話

「やたぶき屋」を逆に読んで「やきぶたや」のトリックは、
のれんが「ELDOON」と書かれているのを逆に読んで「NOODLE」。
なお、ラーメン屋の名前自体は「Eldoon's Noodles」。

逆転裁判4(Apollo Justice: Ace Attorney)第3話

「目撃者は女神」と思い込むネタは、
レタスのセリフが「...Can't s... see...」「The wi...witness...is...si...si...ren...」から、
「(レタスが死ぬ間際なので)もう目が見えない」と思い込むネタに。
英語版でのラミロアは「The Siren of the Ballad」(「バラードのセイレーン」、セイレーンはギリシア神話に登場する、人間を歌声で魅了する海の精霊のこと)と呼ばれているので、sirenでラミロアを指す、ということになる。
実は「Can't s... see」は、レタスのことではなくラミロアのことだった、というオチ。

逆転裁判5(Phoenix Wright: Ace Attorney Dual Destinies)第1話

血文字について。
「森澄しのぶ」は英語版では「Juniper Woods」

逆転裁判5(Phoenix Wright: Ace Attorney Dual Destinies)第3話

「コラシズヤレイ」を「殺してやる」に聞き間違えるネタは、
「Hugh O'Conner(ヒューオコーナー)」を「You're a goner(ユーアゴーナー)」に聞き間違えるネタに。
「You're a goner」はそのまま、「殺してやる」の意味。

逆転裁判6(Phoenix Wright: Ace Attorney Spirit of Justice)第4話

内舘すするの名前が「Bucky Whet」になり、蕎麦屋の名前が「Whet Soba」、つまり「Whet蕎麦」。
カルタの「よんだいめそば」は、「WHET NO 4」、WHETの四代目となる。
「よばんめいそだ」は、「OWEN 4TH」、四番目のOwen。

逆転裁判6(Phoenix Wright: Ace Attorney Spirit of Justice)第5話

「清木まさはる」「清木政治」は、
「Paul Atishon」「Paul Atishon-Wimperson」。
「Paul Atishon-Wimperson」の方はlegal name(正式な書類の時にはlegal nameで書く必要がある)。
そしてメールアドレスが「PAW-711@nmail」であるから、「Paul Atishon-Wimperson」の頭文字。

逆転裁判6(Phoenix Wright: Ace Attorney Spirit of Justice)特別編

「縦書きに文字を書いた時に、右利きだとペンを握った手がかぶるので、字が左にむかってかすれる」ネタは、
「右利きの人が横書きで右方向に文字を書く場合、右手が紙をこすって文字がかすれるとしても、文章の頭からかすれが生じることはない。しかし左利きの人が右方向に文字を書くと、左手が書いた文字の上を追いかける形になるから、文章の頭からかすれていくはず」と変更。

逆転検事(Ace Attorney Investigations: Miles Edgeworth)第2話

舞台が日本からアメリカに変更されているので、飛行機の航路や到着先が、

というように変更されている。

証拠品の「西鳳民国の給油」(北米版では「Refueling in Zheng Fa」)の詳細を見ると、日本版では、タイムスケジュールは西鳳民国時間23時~翌日11時まで、12時間分。
英語版ではボルジニア時間夜10時から翌日の夜10時まで、24時間分。

日本版では御剣が「西鳳民国と到着地の時差はおよそ3時間」と説明するが、英語版では「ボルジニアと到着地の時差はおよそ9時間」。
アメリカ・カリフォルニアは太平洋標準時(PST)なので、9時間の時差ということは、ボルジニアはUTC+1。
ボルジニアはヨーロッパの小国、という設定なので、UTC+1に問題はない(ドイツやフランスと同じ)。

第2話前編は、日本版と英語版で異なる展開になる。
日本版では、機内ショップの探索が終了すると、機内アナウンスが流れて飛行機の到着を告げるが、英語版では機内ショップにTeneiro(木之路)がやってきて、機長がこれ以上の調査は中止するように言ってきたので席に戻ってください、と言うシーンになる。
これは上記の通り、日本版と英語版では飛行機に乗っている時間が異なり、日本版では調査が終わる頃が到着時間になるのだが、英語版では調査が終わった頃でも着陸まで10時間以上あるため。

逆転検事(Ace Attorney Investigations: Miles Edgeworth)第5話

ラブレターの「七三」が「ヒミ」に見えるネタは、
「Mindy」が「Wéndy」に見える、というネタになっている。
オバチャンは英語版で「Wendy Oldbag」なので誤解してしまうのである。
「é」になっていることについては、

オバチャン
キミを書きソンじて、ヒミに
なってるもの。テイドが知れるョ。
Oldbag
I mean, you'd think he could
get my name right. There's no
accent in my name!

と、「そんなところにアクセントなんてついてないヨ!」と突っ込んでいる。

レイトン教授VS逆転裁判(Professor Layton vs. Phoenix Wright: Ace Attorney)第2章

「エミール」と「ミエール」を聞き間違えるネタは、
「Emeer」と「Amere」を聞き間違えるネタに。

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