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色々ネタ > 逆転裁判3
本作では、御剣を操作して第一回探偵・後編と第一回法廷をプレイすることになる。
法廷記録は御剣目線での記録になり、探偵パートでは共に行動するイトノコ刑事とのやりとり、法廷パートでは狩魔冥や矢張とのやりとりが見ものである。
幾つか面白いネタを紹介しておく。
探偵パート
- 「吊り橋」で、イトノコの話す「事件について」は、会話後半にて、毘忌尼に会ったことのない御剣が「ビキニのおばさん」について正体を訝しむシーンがある。だが、先に「葉桜院・本堂」で毘忌尼に会っていると、後半のくだりがカットされる。
- 「吊り橋」で道しるべを調べると、イトノコの住んでいるアパートが「メゾン・ド・あした」という名前だと判明する。
- 「葉桜院・本堂」の毘忌尼に「あやめのずきん」をつきつけると、毘忌尼がムリヤリ、ずきんを御剣にかぶせてしまい、イトノコと毘忌尼に笑われる。
- 「葉桜院・境内」でスキー板とソリを調べると、イトノコがダジャレらしきものを飛ばす。
- 「葉桜院・境内」で落ちた杖を調べると、イトノコが「昔、魔法使いになりたかった」という夢を語る。杖自体は攻略上、必ず調べる必要があるのだが、実はもう一度調べると会話が変化し、イトノコがボケる。
- 「山小屋・極楽庵」で極楽庵や飾り付けを調べると、矢張が小学生時代の御剣の思い出として、御剣は不器用で折り鶴すら折れなかったと語る。御剣はこの時のことを忘れていなかったようで、「ツルならばッ! 今なら、5ミリの狂いもなく折りあげてみせる!」と勢いよく語るが、その後の矢張とイトノコの突っ込みが‥‥
法廷パート
- 毘忌尼の尋問「事件当夜のこと」で証言「奥の院って、おフロがないから。オバサン、ゆっくりあったまって。」をゆさぶると、御剣が誤解され、狩魔冥に「フケツよ、御剣 怜侍。」と罵られる。御剣は思わず(な、なんだ、ここは! いじめられっ子の席か‥‥?)と嘆く。
- 矢張の尋問「事件当夜、目撃したこと」で、最初の証言「オレ、あの晩は星を見てたわけ。あの、山奥のロッジで。」をゆさぶると、矢張は自らの証言のムジュンについて自白してしまう。
なお、矢張の自白通り、「事件当夜は雪が降っていたので、星が見える訳がない」のであるが、この証言に証拠品「気象データ」をつきつけてもムジュン扱いにされない。
「気象データ」にも、「夜半に雪、やがて雷が加わる」としっかり書かれているので、証言と証拠品とがムジュンしているのだが。
- 矢張の尋問「空白の15分間」は、証拠品「矢張のスケッチ」を提出する前後で、「ゆさぶる」でのメッセージが変化する証言がある。
- この法廷パートでは尋問でミスした時のメッセージが3パターンある。たいてい「私もたまにはまちがうようだな」「いらぬコトを言ってしまったな」の2パターンのどちらかだが、尋問「空白の15分間」ではスケッチを提出後のみ、御剣がミスしたにも関わらずキレてしまう、3パターン目が存在する。
- 終盤の(水晶が‥‥事件の起こる前に落とされた、と‥‥)の選択肢「立証できる/立証は不可能」は、どちらを選んでも構わないのだが、「立証は不可能」を選ぶと、これまで文句ばかり言って法廷をめちゃくちゃにしてきた矢張が、「こんなとき、成歩堂なら‥‥ゼッタイ、あきらめねえぜ!」と、御剣を説得する流れになる。
なお、「立証できる」を選んだ時の御剣のモノローグもかっこいいので、直前セーブなどを利用し、両方見るのをおすすめしたいポイントである。
以下は余談。
御剣は「サイコ・ロック」のことを「さいころ錠」と言い間違えるが、逆転裁判3の攻略本2冊(ゲームボーイアドバンス版攻略本「逆転裁判3 真相解明マニュアル」、DS版攻略本「逆転裁判3 オフィシャルコンプリートガイド」)とも、御剣を操作するこのパートの攻略のみ、きちんと「さいころ錠発覚」といったように、記述を御剣に合わせてあげている。
更に余談ではあるが、尋問でミスした時のメッセージはどの作品でも何パターンか存在する。「逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全」によると、何のメッセージが出てくるかはランダムである。