システム比較プロトコル〜カメラシステム用

1.精度検定

1.1. 実験設定

1) カメラ台数と設置方法は自由.ただし3D計測が可能なこと.設置可能な範囲は歩行路を含め8m×8mである.
2) 図1のように歩行路面にテ−プで目印をつけておく.


図1 歩行路面と路面上の床面マーカ


3) 1mのアルミ角材(つや消し黒)の両端に間隔 900mmのケガキを入れてある.
4) このケガキに合わせて2ケのマ−カ−を(各企業の担当者が)貼る.

1.2.上下方向の検定

5) この角材を図2のように被験者が右手で前腕を体に沿わせるように持つ.この際,角材の上端がほぼ頭頂にくるようにする.被験者は全システムに対し同一人(2名)が担当する.


図2 精度検定用角材の持ち方


6) 歩行路面の目印を参考にして図3の0の位置に直立で立った姿勢から歩き出し1,2,3,4の順に歩き,5 の位置でふたたび直立で立った姿勢で停止する.


図3 歩き方


7) この間のデ−タを計測する.計測時間は5sec,サンプリング周波数は原則として50Hzあるいは60Hzとする.

1.3. 進行方向の検定

8) 同じ角材を体の横に,矢状面に平行で,水平に持ち,大腿ほぼ中央の高さから上に約50cmの範囲で上下に動かしながら歩行する.計測空間の端でマ−カ−が視野からはずれないように,足を踏む位置は図3の0,1,2,3とする.
9) この間のデ−タを7)と同様に計測する.

1.4. 左右方向の検定

10) 同じ角材を身体の前で,矢状面とほぼ直角方向,大腿ほぼ中央の高さに持ち上下に15cm程度動かしながら歩行する.歩行中,棒の方向は変わらないようにする.この場合,身体が視野を遮らないように適当に取っ手等の治具を角材に取り付けてもよい.歩き方は6)に準じる.
11) この間のデ−タを7)と同様に計測する.

1.5. 角度精度検定

12) 長さ57cm×27cm、厚さ2mmのL字定規の原点、44cm、24cmの箇所にマーカを(各企業の担当者が)貼り、マーカーが直角を構成するようにする。この定規を被験者が5)と同様に持ち、6)と同様に歩く。この間のデ−タを7)と同様に計測する.

1.6. 静止雑音の検定

13) 上記3)の角材を視野のほぼ中央,床面上に進行方向に向けて置く.これを 300サンプル(50Hzなら6sec)計測する.この際,必要に応じ床面の反射防止のために黒の布を角材の下に敷いてもよい.

1.7. 結果の処理

14) 以上の計測デ−タをDIFF仕様にて出力していただき必要な計算を実行委員会が行う.

2.処理時間の検定

1) 前記の精度の計測と同一のカメラ設置で行う.
2) 被験者の両側の肩峰,大転子,膝関節,足関節,第 5中足骨に計10個のマ−カ−をつける.このマーカーは各メーカー毎に前記精度検定に用いたマーカーと同じ種類、同じ大きさのものを用いる.(なお,処理時間検定用の被験者は各企業で用意する.)
3) 被験者は胸の前で腕を組み,普通の速度で約9mの歩行路を歩行する.
4) サンプリング周波数は原則として50Hzあるいは60Hzとし,3secのデ−タを採取する.
5) 計測終了時点でストップウオッチをスタ−トさせ,デ−タがディスクに記録され,スティツクピクチュアで表示されるまでの時間を計測する.
6) ただし,VTR を使用するシステムについては計測終了後,VTR を巻戻し,再生を始めてからの所用時間を計測する.
7) 被験者名の入力など事前に入力できる項目についてはエディターなどを用いて事前に作成して良いものとする.


DIFF

Data Interface File Format (DIFF) は、歩行分析の時系列データ(運動データ、床反力データ)を相互利用できるようにするために定められたフォーマットです。臨床歩行分析研究会によってフォーマットの仕様詳細が取り決められ、提唱されています。詳しい情報については、下記までお問い合わせください。

DIFF DATA INTERFACE FILE FORMAT (DIFF) USER'S MANUAL

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