月刊外聯"X"ぷれす。四月号
gairen"PEKE"press September 2000

緊急企画

スクープ! 林主席閣下!愛の雲隠れ!?

独占取材 ■極秘裏に進められていた外聯首班交代劇の真相を暴く!!

 まずはこの数字を見て頂きたい。
 6月が3件、7月も3件。そして8月に至っては0件。
 実はこれ、林外聯主席の人外協MLへの投稿件数である。
 一時期は、喧しいとまで云われた程の投稿件数を誇っていた彼女が、ここのところ滅多な事で人外協MLには顔を出さなくなっている。
 「確かに以前に比べれば、MLへの書き込みは減ってきてはいるようです。でも人外協MLはともかくとしても、外聯MLの方には毎日、数件の書き込みがあったんですが・・・。」と語る側近筋が漏らした次の事実を我々は聞き逃さなかった。
 何と!主席は、先の7月例会の歴史的敗北以降、外聯のMLにもチャットにも顔を出さなくなってしまっていたのである!
 例によって、某連絡士官に消されたのではないか?とか、「親バレ」して強制退会させられたのではないか?などの憶測が外聯ML内を飛び交い(同関係者証言)、それはそれで盛り上がってはいたそうだが、という事は外聯はここ暫くトップ不在のままで活動していた事になる。
 そして、迎えた8月13日。
 あろうことか、当の主席本人が、突如、外聯ML上に次なる声明文を発表したから、さぁ大変!

 ――本日付をもって中谷[従軍ハムスター]真理子”仮想”巡洋艦隊総司令官付飼育係を、外惑星聯合代表部主席”代行”に任命する!
 誰が何と言おうと、有無をいわさず、任命する!
 余は暫くの間、
男女交際に勤しませて貰う!
 中谷総司令官!留守を汝に託すぞ!――

 関係者が明らかにしたところによれば、林主席はこの声明の少し前に、外聯の総務担当者を統合作戦会議室に呼び出し、「出産休暇」、「育児休暇」があるなら「恋愛休暇」もあっても良いではないか!と恫喝。これを無理矢理、認めさせていたらしいのだ。
 この突然の宣言に、外聯はしばらく混乱したが、「まぁ、主席もうら若き乙女であるから・・・。」という重鎮の佐野氏の一言で、事態はあっさり収拾。
 血気にはやる一部の”主席派”メンバーも、

 1.主席閣下は常に正しい。
 2.もし閣下が間違っていると思われる場合、1を参照せよ。

 という外聯独自の説得工作(平野狼煙係)でナットク。
 続々、中谷主席”代行”容認のコメントを発表した。
 「但し、ティアマトのハムスタールームの掃除は御自分で。」(松村佐久工廠長)
 「玉璽の御意のままに・・・。主席というのは玉璽を保持せる者のことであるのは先刻同意しているではないですか・・・。どうやっても『主席機関説』に持っていきたらしいね、俺。」(佐野主席専属蕎麦職人)
 ここに至り、「よおし、小野塚さんに150ペソたたき返してガツンと行きますか」とか云いながら、「F○■」ヤリまくり(現在は、「D○■」中らしい。)の中谷”主席代行”も眠い目をこすりつつ、就任のコメントを発表した。

 主席閣下より臨時代行を指名された中谷です。恋愛休暇など信じません。主席閣下は部下のふがいなさにご立腹され、私たちを諭すためにお引きこもりになったのです。
 主席閣下の一日も早い復帰のため、諸君のより一層の努力を期待します。
 最後に、ゆうきまさみ氏の作品より「やるわよ。ほかに人材がいないんでしょ」を引用いたしまして(泣)、就任の挨拶に代えたいと思います。
 え? 主席が戻ってきたら?
 そりゃあ、主席閣下に戦争責任をキッチリ取っていただくとゆーことで。
 開戦については私は無実っすよ(力説)

  それにしても”代行”しなければならない程の”主席の公務”とは一体何なのだろうか?
 これだけはどんなに深く取材をしても、結局、最後まで判らずじまいであった・・・。

【ぺけぷれす特別取材班】
阿部[在エリヌス郷土史研究家]和司


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