商品先物取引とは?

商品先物取引とは、「商品取引所法」により日本国内に設置された
商品取引所の商品市場において行われる取引ですであり、将来の
受渡し時期と価格を現時点で決めて行うものです。
そして、その期限内であれば、実際に商品の受渡しをしなくても反
対売買することによって差金の授受で決済することもできます。

このような仕組みを利用し、利益を得ようとする投機が行なえます。
そして、先物取引には大きな特徴があり、それは総取引金額の5〜
10%程度の少額の資金(委託証拠金)を担保として取引を始めるこ
とができます。

例えば、総取引金額が200万円の商品の先物取引を行なう時は、
20万円程度の委託証拠金を預託すれば取引をはじめることができ
るのです。
しかし、商品取引所の相場はさまざまな要因で常に変動しており、
しかも値動きは商品そのものの価格ですから、200万円であったも
のが230万円に上がったり、逆に180万円に下がったりします。
値上がりを予想し、200万円で買付けて230万円で転売すれば、
30万円の利益になりますが、逆に180万円に値下がりしてしまった
ときに転売すると20万円の損失となります。

上記のように、少額の資金で大きな取引きが出来ますので、自分の
思った通りの値動きをすれば、短期間で大きな利益をあげることも
可能ですが、自分の思った逆の値動きをした場合、
大きな損失を生
じてしまう可能性も高いのです。

このように、商品先物取引は「
ハイリスク・ハイリターン」の取引
です。
ですから、取引きをはじめる際には、取引きのしくみ等を十分に理解
した上で、自分自身の責任によって行なう事が大切です。
そして、取引きで損失が生じた場合は、自分自身がそれを負わなけ
ればならないのですから、その辺を十分にご考慮下さい。

以上、
商品先物取引について、簡単に説明致しましたが、詳しくは、
商品取引会社のホームページを見てみると良いでしょう。


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