映画 「 路 」
クルド系トルコ人
クルド系トルコ人ユルマズ・ギュネイは、反国家分子として何度も投獄されながら、トルコ社会の矛盾を告発する映画を造り続けた。
  トルコ社会の矛盾を告発 仮出所を許可された囚人5人の行動を追って社会の矛盾をえぐる「路」(1982)は、製作中に彼自身が脱獄、トルコから亡命してスイス、フランスで完成させ、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した記念碑的な作品であり、これによってギュネイの評価は決定的なものになった。1983年には同様に「壁」を監督したが、翌84年パリで癌(がん)により死亡した。
  監督に転じてからの作品は、活劇やメロドラマなど娯楽映画の情緒を色こくつたえながらも、クルド人問題を背景に、社会批判や告発の意図を明確にこめたもので、どれも質は高い。ほかに製作16本、脚本55編、長編小説2作などがある。(*1)
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