レバノン内戦の実態?
関係国に振り回される
遺跡のバールベックで見た鉄骨入の瓦礫。
これは修復した遺跡が内戦で再び破壊されたものだ。ベイルート市内では至る所で全半壊のビルが目に入る。
アラブで唯一キリスト教徒が多数派の国、これを利用して周辺の国に加えて列強がかき回す。
いやでも内戦に目が行くがその実態は?
内 戦 略 史
1975 レバノン内戦始まる(イスラム対キリスト教右派)
76 PLOはイスラム側にたって参戦し、PLOに対抗してシリア軍事介入
平和維持のためにシリア主導のアラブ軍の侵攻
78 イスラエルがレバノン南部に侵攻して、パレスチナ組織の基地壊滅をはかった
82 イスラエルは再びレバノンに侵攻し、PLO勢力を北部に撤退させた
ベイルートを離れることに同意しPLOの兵士国外に退去(チュニスへ)
イスラエル軍に代わり国連平和維持軍(事実上シリア)がベイルートに駐留
83 10月、過激派の爆弾で300人以上の平和維持軍・欧米兵士が死亡、欧米諸国は軍隊を引き上げ、84年の2月には完全に撤退した。
87 シリア軍がイスラム教徒の居住区を占領
90 シリアの後ろ盾をえたレバノン軍は、国の大半の支配権を奪回し、内戦が終結
内戦(終盤)の関係国へのメリット
シリア主導のアラブ軍
  米国への「湾岸戦争」協力と引き換えにイスラエルの介入無しにレバノン支配が可能に。

イスラエル
  レバノンへのシリア介入に目をつぶることで、シリアとの二国間協議の余地を残すことができた。エジプト、ヨルダンに次ぐ和平合意先として。

米国
  シリアを味方に引き入れることによって、「湾岸」の成功につながった。
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