ペトラ
ナバテア人の遺跡
どこへ行ってもローマ遺跡だらけの地中海沿岸地域で数少ない交易で栄えた町(BC2〜AC2)。
映画「インデイ・ジョーンズ」の最後のクライマックスの場面に出てくるペトラ遺跡。という表現は映画以降の表現方法だ。それまでは、「中東3大遺跡の一つ」と紹介されていたはずだ。
  昨日ホテルから見た奇岩の山々。そばへきて見ると山としては、それほど高くはない(ように見える)。入り口からシク(巨大岩石の割れ目の道)をしばらく馬に乗って行った。 少年の馬子が引いてくれるので初めての人でも恐くはない。

  片道10US$。それにチップが1$。これが全部少年の懐にはいるのではない。親方が取り仕切っているので、ほんの一部しかもらえないのだろう。だからチップを5$くれ、とせがんでくる。日本人は気前がいいから、すぐに言いなりにあげていまうらしいが、よくないと思う。欧米人はリーズナブルなチップしか決して渡さない、という。われわれも欧米人並みになれば「旅なれた」といえるだろうが。
  
  さて、巨大な岩の割れ目の前に忽然とすがたを現したペトラ遺跡の一部。それまでは薄暗い岩の割れ目を歩いてきた目には太陽に晒されて黄金色に見える遺跡は眩しい。なるほど映画、写真で見るのとは全く違った感動を覚える。これはエル・カズネだ。「ペトラ!」「ペトラ!」とあちこちから声が上がる。数枚の写真をカメラに収めてから、エル・カズネに入ってみる。

  内部はどうなっているのだろう。映画「インデイ・ジョーンズ」を見たひとはそう思うだろう。映画では大変なアクションが繰り広げられたのだから。
  拍子抜けという言葉がぴったり。中には高い天井を持った大広間があり、そのさらに奥にはやや小さな広間が一つ。それだけであった。


  この遺跡を構成している奇岩は砕いてみると、いろいろな色で構成されている。この岩を粉にしてビンの内部に模様を作りながら詰め込み、出来上がると見事な作品に仕上がっている。これを遺跡のそばで模様や文字を入れて観光客に売るのである。

  映画ではここしか出てこないが、これから先が大変だ。後にローマ軍が作ったローマ劇場、列柱道路を経て、日本式にいえば奥の院に相当するエド・デイル。エル・カズネから普通は1時間かかるところを40分で登った。

  今回の旅行で一番の難所であった。旅行中、暑かったが乾燥しているせいか殆ど汗をかかなかったが、エド・ディルだけは大汗をかいた。しかし、苦労しただけの「奥の院」がそこにはあった。エル・カズネより一回り大きなタテ45メートル、ヨコ50メートルだという。
ナバテア人の遺跡ペトラのエル・カズネ
エル・カズネを下から見上げると...
エル・カズネ内部からシクを眺める。
top . エル・カズネ内部からのシク
その大きさが分かる