仏像の道・微笑
ギリシャからガンダーラ
シルクロードを経由した仏像はその土地、その時代で、顔の表情が微妙に違う。日本の仏像が湛えている、あの微笑みはどこからきたのだろうか。仏像と微笑みを通じて追求してみる。


仏像はギリシャとインドの出会いの産物

 古代のギリシャとインドの文明とのガンダーラ(現パキスタン北西部)での衝撃的な出会いの象徴が「仏像」である。紀元前6世紀に始まった仏教は当初、偶像崇拝を禁じていて、仏像というものは存在しなかった。
 だがアレキサンダー遠征以後、この地に入ってきたギリシャ系の人々は、仏教を熱狂的に信仰し始めるとともに、ギリシャから持ち込んだ彫刻の技術を使って、仏陀の像を彫り、それを崇めるようになった。
 紀元後3世紀になると、ガンダーラでは国を挙げて仏教の普及に力を注ぎ、美しい仏像を無数に作った。ここからシルクロードを経てインド、中国、韓国、日本へと伝わったのだ。

ギリシャからガンダーラへ
  ギリシャの彫刻が常に微笑みを湛えていたわけではない。紀元前5〜6世紀の平和な時代の産物で、以降の争いの時代には消えてしまう。
ギリシャの微笑み
ギリシャの微笑み−1 ギリシャの微笑み−2 ギリシャの微笑み−3
ガンダーラの微笑み ガンダーラの微笑み ガンダーラの微笑み−2
ガンダーラの微笑み−3 ガンダーラの微笑み−4 ガンダーラの微笑み−5
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